二胡の救急箱にも書きましたが、
このタイプの金属軸の問題はブログでも、何回か書きました。
一つには人為的な問題。
要するに弦の取り付け方が間違えている。(正しい減の取り付け方は二胡の救急箱に書いてあります、見てください)
まるで、木軸のように、この細いボルトに、弦をたくさん巻き付けて止めるようにしている。
そうなると巻き付けた弦が、中で絡まり、ボルトが動かなくなり、
無理やり外そうとしたり動かしたりすると、ボルトが曲がったり、
内部の溝に食い込んでしまい、分解しないと直さなくなるということでしょう。
なかなかによくできた形だとは思うのですが。
また経年変化で、鉄のボルトを受ける砲金の受けねじが摩耗してくると、開放弦が常に金属音がするようになる。
機械部品の受けに砲金は良く使われます。
金属は同じ金属同士だととても摩擦が強くなりますから、
様々な回転部分を持つ機械の軸受けには、かなり砲金が使われます。
それはオイル機械オイルがきちんと入っていればという事です。
いくら精度を上げたとしても金属と金属がこすれるのですから。柔らかいほうが減っていきます。
私としては、最初からこの、タイプの金属軸の受けねじには、ワックスなり、グリースなり
何らかのオイルをつけておくことをお勧めいたします。
しかしそうはいっても、どうやらこのタイプの金属自体が生産されていないか相当少なくなっているように思います。
このタイプのボルトの軸受けが減ってがたつきが出るようになった時には、
受けねじを交換するほかないのですが、それがありませんね。
作るしかないのです。
一つ二つを作るとすると相当高いものになるでしょうが、旋盤加工している工場でなら作ることは可能です。
今私の工房には少量ですが交換部品はあります。
しかしそれがなくなった時のことを考えて、今簡易に木で作ることを考えています。
木でも、作ることは可能なのです。
作り方は3種類くらいあります。
いずれの方法もワックスと併用するなら、この砲金の受けねじよりは長く持つと思われます。
木工をやれる人ならこの方法は誰でもできると思います。
このタイプのギア式の金属軸、きちっとできていれば、かなり性能は良いのはずです。
しかし、きちんとできているものがとても少ないように思えます。
壊れると、交換するきりありません。
先日お客様に教わって、アマゾンでこの金属軸の部品を売っていることを知りました。
たまたま、この金属軸の修理のご依頼がありましたので、お客様にお伝えして。
お客さんが購入されて、楽器と一緒に工房に送ってもらい、交換しました。
このタイプ壊れる以外は問題ないと思っていたのですが、
経年変化で棹の木がやせると、全体がぐらぐらと動きます。
まともに調弦もできない状態になるほどになっていました。
本当は、この木の持ち手の方の棹側のねじを締めれば、ぐらつきはなくなるのですが、
この木の部分を外さないとその金物を占めることができない構造になっています。
この木の部分を外すのが大変。
1.6ミリの細い鉄のピンで木を内部のシャフトに止めてありますから。
このピンを外すためにかなり大きく彫り込まないとネジザウルスでさえ加えられないのです。
まあ木を彫った跡が相当大きくなってもよいなら皆さんでもなんとかなるかもしれません。
このピンを外すと、もくの部分はすっと抜けますので、
内部に隠れている締め金具を締めれば、壊れてさえしなければ、元に戻りそうですが、
今度は抜いたピンをもとの穴に戻すの二時間はかかりますが、これはなんとかできるはずです。
やってみてください。
見た目の問題はありますが、この際、真鍮釘の1.6ミリのものを差し込むほうが、
後々またねじが緩んだときには、この真鍮釘の方が外すのは簡単でしょう
詳しいことをお知りになりたい方は光舜堂へいらしてください。
このタイプの金属軸の問題はブログでも、何回か書きました。
一つには人為的な問題。
要するに弦の取り付け方が間違えている。(正しい減の取り付け方は二胡の救急箱に書いてあります、見てください)
まるで、木軸のように、この細いボルトに、弦をたくさん巻き付けて止めるようにしている。
そうなると巻き付けた弦が、中で絡まり、ボルトが動かなくなり、
無理やり外そうとしたり動かしたりすると、ボルトが曲がったり、
内部の溝に食い込んでしまい、分解しないと直さなくなるということでしょう。
なかなかによくできた形だとは思うのですが。
また経年変化で、鉄のボルトを受ける砲金の受けねじが摩耗してくると、開放弦が常に金属音がするようになる。
機械部品の受けに砲金は良く使われます。
金属は同じ金属同士だととても摩擦が強くなりますから、
様々な回転部分を持つ機械の軸受けには、かなり砲金が使われます。
それはオイル機械オイルがきちんと入っていればという事です。
いくら精度を上げたとしても金属と金属がこすれるのですから。柔らかいほうが減っていきます。
私としては、最初からこの、タイプの金属軸の受けねじには、ワックスなり、グリースなり
何らかのオイルをつけておくことをお勧めいたします。
しかしそうはいっても、どうやらこのタイプの金属自体が生産されていないか相当少なくなっているように思います。
このタイプのボルトの軸受けが減ってがたつきが出るようになった時には、
受けねじを交換するほかないのですが、それがありませんね。
作るしかないのです。
一つ二つを作るとすると相当高いものになるでしょうが、旋盤加工している工場でなら作ることは可能です。
今私の工房には少量ですが交換部品はあります。
しかしそれがなくなった時のことを考えて、今簡易に木で作ることを考えています。
木でも、作ることは可能なのです。
作り方は3種類くらいあります。
いずれの方法もワックスと併用するなら、この砲金の受けねじよりは長く持つと思われます。
木工をやれる人ならこの方法は誰でもできると思います。
このタイプのギア式の金属軸、きちっとできていれば、かなり性能は良いのはずです。
しかし、きちんとできているものがとても少ないように思えます。
壊れると、交換するきりありません。
先日お客様に教わって、アマゾンでこの金属軸の部品を売っていることを知りました。
たまたま、この金属軸の修理のご依頼がありましたので、お客様にお伝えして。
お客さんが購入されて、楽器と一緒に工房に送ってもらい、交換しました。
このタイプ壊れる以外は問題ないと思っていたのですが、
経年変化で棹の木がやせると、全体がぐらぐらと動きます。
まともに調弦もできない状態になるほどになっていました。
本当は、この木の持ち手の方の棹側のねじを締めれば、ぐらつきはなくなるのですが、
この木の部分を外さないとその金物を占めることができない構造になっています。
この木の部分を外すのが大変。
1.6ミリの細い鉄のピンで木を内部のシャフトに止めてありますから。
このピンを外すためにかなり大きく彫り込まないとネジザウルスでさえ加えられないのです。
まあ木を彫った跡が相当大きくなってもよいなら皆さんでもなんとかなるかもしれません。
このピンを外すと、もくの部分はすっと抜けますので、
内部に隠れている締め金具を締めれば、壊れてさえしなければ、元に戻りそうですが、
今度は抜いたピンをもとの穴に戻すの二時間はかかりますが、これはなんとかできるはずです。
やってみてください。
見た目の問題はありますが、この際、真鍮釘の1.6ミリのものを差し込むほうが、
後々またねじが緩んだときには、この真鍮釘の方が外すのは簡単でしょう
詳しいことをお知りになりたい方は光舜堂へいらしてください。