二胡は、どうしても高音の出が良くありません。
今の二胡は、胴が大き過ぎるからかも知れません。
昔の円い二胡は胴の大きさが今よりだいぶ小さく、直径で85ミリくらいの物が多いのです。
これらの50年ぐらい前の楽器は、高音もよく出ます。
それは胴の直径が小さく、高音の小さな振動をよく拾い出すからでしょう。
現在の二胡は、音の重厚感を求める為に皮も厚くなり、胴の直径も大きくなりましたから、高音を拾いにくくはなっています。
バイオリンは、F字孔が、真ん中あたりにあります。
そのF字孔の役割は、振動板として木の鳴りの斑を取り去る為、という役割と、もう一つは2つのF字孔を開けることによりその間を面積を狭くして、高音の小さな振動でも拾いやすくした役割も有ります。
ですから、バイオリンは高音もよくなります。
二胡の場合、振動板が柔らかい皮で出来ていますから、まさかF字孔のような穴をあけるわけにはいきません。
今皆さんのお持ちの、二胡は、1950年代に入って、中国政府が、国を上げて作り上げた二胡の統一基準が元になっているものです。
それ以前の二胡より随分改良され、より、バイオリンなどの、ヨーロッパの楽器に近い完成度を得られたものです。
重厚感というのも大切にされたからかも知れませんが、その分、よほどうまく皮が張れていないと、高音が出にくいのです。
特に内弦は弦も太くなり、ハイポジションでは、音が擦れてしまうことも多いです。
音になりきれないのですね。
この擦れ音を直すのには千斤の調整だけでもある程度は直ります。
千斤を巻くのに、従来の沢山巻く巻き方ではなく。2段に分けます。
上の方は3ミリぐらいの幅に現に巻き付けて、それから、棹だけにやはり3ミリぐらい巻きつけます、再度弦に3ミリぐらいを巻きつけると、千斤が音を吸収してしまうのを防いで、多少内弦の高音も出るようになります。
詳しくは、ほぉさんの日本全国二胡瓦板の次の号を見て下さい、その方が判りやすいと思います。
本格的に鳴らすためには、胴の皮の張ってある部分を薄く削ります。
そうすると、振動しやすくなりますから、高音でも出て来るようになります。
但し皮の張り替えが必要になって来ます。
今の二胡は、胴が大き過ぎるからかも知れません。
昔の円い二胡は胴の大きさが今よりだいぶ小さく、直径で85ミリくらいの物が多いのです。
これらの50年ぐらい前の楽器は、高音もよく出ます。
それは胴の直径が小さく、高音の小さな振動をよく拾い出すからでしょう。
現在の二胡は、音の重厚感を求める為に皮も厚くなり、胴の直径も大きくなりましたから、高音を拾いにくくはなっています。
バイオリンは、F字孔が、真ん中あたりにあります。
そのF字孔の役割は、振動板として木の鳴りの斑を取り去る為、という役割と、もう一つは2つのF字孔を開けることによりその間を面積を狭くして、高音の小さな振動でも拾いやすくした役割も有ります。
ですから、バイオリンは高音もよくなります。
二胡の場合、振動板が柔らかい皮で出来ていますから、まさかF字孔のような穴をあけるわけにはいきません。
今皆さんのお持ちの、二胡は、1950年代に入って、中国政府が、国を上げて作り上げた二胡の統一基準が元になっているものです。
それ以前の二胡より随分改良され、より、バイオリンなどの、ヨーロッパの楽器に近い完成度を得られたものです。
重厚感というのも大切にされたからかも知れませんが、その分、よほどうまく皮が張れていないと、高音が出にくいのです。
特に内弦は弦も太くなり、ハイポジションでは、音が擦れてしまうことも多いです。
音になりきれないのですね。
この擦れ音を直すのには千斤の調整だけでもある程度は直ります。
千斤を巻くのに、従来の沢山巻く巻き方ではなく。2段に分けます。
上の方は3ミリぐらいの幅に現に巻き付けて、それから、棹だけにやはり3ミリぐらい巻きつけます、再度弦に3ミリぐらいを巻きつけると、千斤が音を吸収してしまうのを防いで、多少内弦の高音も出るようになります。
詳しくは、ほぉさんの日本全国二胡瓦板の次の号を見て下さい、その方が判りやすいと思います。
本格的に鳴らすためには、胴の皮の張ってある部分を薄く削ります。
そうすると、振動しやすくなりますから、高音でも出て来るようになります。
但し皮の張り替えが必要になって来ます。