この人工皮の楽器というのは、今後真剣に考えて行かなければならない問題だと思います。
と言いますのも、現状、二胡の蛇皮は、全て養殖の蛇なのです。
このところ生産者が減ってきていると言われています。
理由は、生産地のベトナムなどが、徐々に工業系の生産地に変わりつつあるからということが言えます。
今は、農業のかたわら、蛇を養殖しているようなのですが、その採算性というのはそれほど良い物ではありません。
何しろ大きい物は、10メートルを超えるようなものです。
それらの餌の、確保というだけでも大変なものが有ります。
又、世界的な動物愛護という観点から見ても、いずれは無くなるだろうなというのは、間違いの無いところです。
残ったとしてもとんでもなく高い物になってしまいそうですね。
それだけではなく、皮を使った弦楽器の難点というのも有ります。
それは湿気に弱いことです。
二胡等はまだ良い方で、三線や三味線など、パンっと音を出したい楽器には、湿気というのは大敵です。
皆さんもご存知のように湿気のある時には、音がぼてぼてで鳴らないですね。
いくらエアコンで環境を整えたとしてもコンサートホールなどのようには、そこまでご自宅の湿度を管理するというのは大変な事です。
そこへ行くと、人工の皮は湿度には大変強いです。
今香港などで売られている二胡は殆どが、人工皮だとも言われています。
分からなくは無いですね、温暖な上に、小さな島ですからもろに湿気の影響は受けると思います。
最近沖縄の、三線等も随分人工皮の楽器が増えてきたと言われます。
費用的な問題もあるかもしれません。
もちろん、人工皮の楽器の方が安くできます。
蛇皮をちゃんと鳴るようにするには、水にぬらして、引っ張って、乾かすという工程を最低4回はやらなければなりません。
この一回の工程に、5日はかかりますが、湿度の高い、梅雨時期には、パンとした鳴りを得るようには張りにくいのです。
どうしても張りきれない感じがします。
そこでこの数年は、梅雨時は一切皮張はやってきていませんでした。
今後の蛇皮の入手の問題などの事を合わせて考えた時、人工皮の二胡を開発しようと考えました。
人工皮の二胡というのはこの何年か木の振動板の開発や、様々な人工皮の試し張り等試みて来ましたが、
昨年ハリオガラスさんから、依頼され、今は、WeiWei Wuuさんが弾いているガラスの二胡の人工皮の成功でかなり良い張りになったと思います。
ガラスの胴をさんざん駄目にしましたから、、、すみません。ハリオさん。
そこへ行くと木の胴に張るのはお手の物です、多分良い状態は出来上がると思います。
蛇皮の嫌いな二胡弾きさん、或いは、手軽に海外に持って行けるこのと良さなど含めて、今後は人工皮も作るべきだろうと考えています。
人工皮ということで思いつくのは、やはり、ジョージガオさんの使用している二胡でしょう、形の特異なのは皆さんもご存じだと思いますが、この楽器もやはり人工皮で出来ています。
以前、ジョージガオさんにお会いして話を聴いたところ、まず第一に、世界中へ持って行けることの有利さ、
(ワシントン条約で規制されている蛇皮は特にヨーロッパなどでは相当審査が厳しいようです。)
そして何よりも、音が全体に、高音もよく出るということだそうです。
確かに、人工皮と蛇皮を比較すると、人工皮の方が全音に渡って鳴ります。
後は皆さんが考えている、二胡の音というのが人工皮で実現できるかどうかだとは思いますが、
それは、問題無いと思います、WeiWei Wuuさんの弾いているガラスの二胡の音を聴いてみて下さい。
話は変わりますが、多分ストラデバリが、300年経った今の彼の楽器の音を聞いたら大変驚くと思うのです。
理由は、先ずネックの角度が違うので音が大変に強くなっているからです。
そして、弦がガットからスティールに変わっていますから、相当金属的な音になっていると思います。
塗装自体も、オイル系からアルコール系のニスに変わっています。
そして弓の形状も変わっています。
全体として彼のつくた物より遥かに進化してしまっているのです。
多分彼が今自分の楽器の音を聴いても自分の楽器とは思わないかもしれません。
楽器は進化します。それを今後二胡弾きさん達が受け入れるかどうかにかかっています。
人の思い込みは、考え方の締め付けにもつながるからです。
先ず、
先日から始めている、ヴィーナヴィーナとい超低音二胡に人工皮は使いたいなと思っています。
それはそんな超低音二胡というのが無かったからです。
人工皮は大きな面を作るのにも有効です。
何しろ、皮自体が均一ですから、その上、張るのは一回だけで、下準備というのはほとんどいらないのです。
汚れ防止などはこれは当然必要ですが、後は耐久力でしょう。
人工皮は、基本的にポリエステルの繊維質ですから、紫外線の影響を受けます。
それも他の楽器に使った実績からすると、7,8年は問題無いようです。
いずれは張り替えなければいけませんが、それは蛇皮も同じです。
その上、金額は、相当安くすることもできるでしょう。
と言いますのも、現状、二胡の蛇皮は、全て養殖の蛇なのです。
このところ生産者が減ってきていると言われています。
理由は、生産地のベトナムなどが、徐々に工業系の生産地に変わりつつあるからということが言えます。
今は、農業のかたわら、蛇を養殖しているようなのですが、その採算性というのはそれほど良い物ではありません。
何しろ大きい物は、10メートルを超えるようなものです。
それらの餌の、確保というだけでも大変なものが有ります。
又、世界的な動物愛護という観点から見ても、いずれは無くなるだろうなというのは、間違いの無いところです。
残ったとしてもとんでもなく高い物になってしまいそうですね。
それだけではなく、皮を使った弦楽器の難点というのも有ります。
それは湿気に弱いことです。
二胡等はまだ良い方で、三線や三味線など、パンっと音を出したい楽器には、湿気というのは大敵です。
皆さんもご存知のように湿気のある時には、音がぼてぼてで鳴らないですね。
いくらエアコンで環境を整えたとしてもコンサートホールなどのようには、そこまでご自宅の湿度を管理するというのは大変な事です。
そこへ行くと、人工の皮は湿度には大変強いです。
今香港などで売られている二胡は殆どが、人工皮だとも言われています。
分からなくは無いですね、温暖な上に、小さな島ですからもろに湿気の影響は受けると思います。
最近沖縄の、三線等も随分人工皮の楽器が増えてきたと言われます。
費用的な問題もあるかもしれません。
もちろん、人工皮の楽器の方が安くできます。
蛇皮をちゃんと鳴るようにするには、水にぬらして、引っ張って、乾かすという工程を最低4回はやらなければなりません。
この一回の工程に、5日はかかりますが、湿度の高い、梅雨時期には、パンとした鳴りを得るようには張りにくいのです。
どうしても張りきれない感じがします。
そこでこの数年は、梅雨時は一切皮張はやってきていませんでした。
今後の蛇皮の入手の問題などの事を合わせて考えた時、人工皮の二胡を開発しようと考えました。
人工皮の二胡というのはこの何年か木の振動板の開発や、様々な人工皮の試し張り等試みて来ましたが、
昨年ハリオガラスさんから、依頼され、今は、WeiWei Wuuさんが弾いているガラスの二胡の人工皮の成功でかなり良い張りになったと思います。
ガラスの胴をさんざん駄目にしましたから、、、すみません。ハリオさん。
そこへ行くと木の胴に張るのはお手の物です、多分良い状態は出来上がると思います。
蛇皮の嫌いな二胡弾きさん、或いは、手軽に海外に持って行けるこのと良さなど含めて、今後は人工皮も作るべきだろうと考えています。
人工皮ということで思いつくのは、やはり、ジョージガオさんの使用している二胡でしょう、形の特異なのは皆さんもご存じだと思いますが、この楽器もやはり人工皮で出来ています。
以前、ジョージガオさんにお会いして話を聴いたところ、まず第一に、世界中へ持って行けることの有利さ、
(ワシントン条約で規制されている蛇皮は特にヨーロッパなどでは相当審査が厳しいようです。)
そして何よりも、音が全体に、高音もよく出るということだそうです。
確かに、人工皮と蛇皮を比較すると、人工皮の方が全音に渡って鳴ります。
後は皆さんが考えている、二胡の音というのが人工皮で実現できるかどうかだとは思いますが、
それは、問題無いと思います、WeiWei Wuuさんの弾いているガラスの二胡の音を聴いてみて下さい。
話は変わりますが、多分ストラデバリが、300年経った今の彼の楽器の音を聞いたら大変驚くと思うのです。
理由は、先ずネックの角度が違うので音が大変に強くなっているからです。
そして、弦がガットからスティールに変わっていますから、相当金属的な音になっていると思います。
塗装自体も、オイル系からアルコール系のニスに変わっています。
そして弓の形状も変わっています。
全体として彼のつくた物より遥かに進化してしまっているのです。
多分彼が今自分の楽器の音を聴いても自分の楽器とは思わないかもしれません。
楽器は進化します。それを今後二胡弾きさん達が受け入れるかどうかにかかっています。
人の思い込みは、考え方の締め付けにもつながるからです。
先ず、
先日から始めている、ヴィーナヴィーナとい超低音二胡に人工皮は使いたいなと思っています。
それはそんな超低音二胡というのが無かったからです。
人工皮は大きな面を作るのにも有効です。
何しろ、皮自体が均一ですから、その上、張るのは一回だけで、下準備というのはほとんどいらないのです。
汚れ防止などはこれは当然必要ですが、後は耐久力でしょう。
人工皮は、基本的にポリエステルの繊維質ですから、紫外線の影響を受けます。
それも他の楽器に使った実績からすると、7,8年は問題無いようです。
いずれは張り替えなければいけませんが、それは蛇皮も同じです。
その上、金額は、相当安くすることもできるでしょう。
音楽は楽しんでなんぼだと思っています。
プロでないから、完璧を求める必要もないし。
人工皮を使うと、皮のデザインも自由になるのですか?
それならば、自分好みのオリジナル二胡を作ることができてさらに楽しくなりますね♪
その上、色もかなりの所までは自由には鳴りますが、いろというのは無限大にありますから、多分それには対応しきれないとは思いますが、5種類ぐらいから選べそうです。
やり方によっては柄をかくことも出来そうですが多少音の問題は出そうなので、いましばらく先の話です。
それから、音は完ぺきです。これだけは行っておかないとです。
むしろ苦労して蛇皮で完璧に鳴らすよりは誰でも高音部も自由に弾けます。ジョージガオさんの言う通りです。
文章の使い方が上手ではありませんでした。
「完璧を求めない」っていうのは、
二胡は蛇皮じゃないとダメっていう決まった概念にとらわれたくないってニュアンスでした。
自分の好きな音色が鳴ってくれたら、その胡を大切にしようと思ってます。
言葉は難しいですね。
私の方の言い方も、かなりきつい感じになってしまっていますね反省です。
まだまだ人工皮にはいろいろ偏見もありますので、ちょっと頑張ってしまうのです。
良くないですね。失礼しました。