二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

4月17日(日)カユ手レッスン始動!!11:00~18:00

2011-04-19 20:54:07 | ○営業日の報告日記
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
東京の桜はあっという間に終わり、新緑の美しい季節が始まりました。


さて、この日の最初のお客様、初めてご来店下さったSさんは、
先日竹林閣の改装工事(←本業)時に、たまたま現場でお会いして立ち話、
「今度日曜日にいらっしゃい」という流れでおいで下さいました。
当初、「海外に行く時の為に人工皮の二胡が欲しい」
とのご要望があったのですが、話しているうちに、実は店主の本業のファン(?)
であることが判明。それも無意識に。

Sさんのお気に入りの、”落ち着く場所”の一つが、
店主設計の西麻布のクラブでした。
何気なく会話の中でSさんの口からその名が出て来たので、
店主とワタクシは目を合わせてパチクリ。

「それ、私の作ったとこだよ」
「えぇっ!!私、あの場所が大好きで大好きで、
人がまだあまり入ってこない早い時間に行ってほーっとしてるんですよ!!」

店主を見つめるSさんの目がキラキラ輝き始めました。
そこからは、なんだか二胡とは関係ない話題。
西野和宏による哲学講座を、Sさんは目をキラキラさせて聞き入っていました。

そんな、二胡屋らしからぬ会話が弾む中いらしたのは、秘密結社会員のTさん。
レンタル中の二胡を直接ご返却に来て下さいました。
光舜堂オープン直後からのお付き合いのTさん、さっそく、カユ手レッスンにもご参加です。
とは言えTさんご自身も二胡講師。ずえだーさんも恐縮しまくって、
「まぁ、しょっぱなお一人目だし。教えるってより、2人で弾いて遊ぼうって感じでやりましょう」
ということで、ずえだーさんとTさんの楽しそうな重奏の時間になっていました。

ところで今回のTさんのレンタル料、
いろいろ訳有って、店主からワタクシは
「今回のお代は頂かないでおいてね」 と命じられておりました。
ところがTさんは納得されません。
「いやいや、あれだけ味わい尽させてもらったのですから、お代は取って下さい」
「いえいえ、ボスからの命令ですのでいただけませんです」
そんなやり取りを聞いていた店主が「じゃあ、配送代だけ頂こうか」と言った後の
Tさんの素晴らしい切り返し、

はい、そうですね♪」

間髪入れない鮮やかなタイミング、その場の一同、どよめき拍手喝さいでした。
(うーーーん、、、文面ではこの時の鮮やかな切り返しが上手く伝えられない。。。)

さてさて午後になると、おなじみJimmyさん、Yさん、と結社会員の常連さんが続きます。
レッスン帰りに寄って下さったYさん、どんどん上達していて皆からも褒められてましたね。
そこへ、先日会員になってくださったばかりのKさんが特注の我が胡のお迎えに。
美意識がひと際高いKさんの胡は、ALL ハカランダで純金の糸での糸巻き仕様。
やはり純金の糸は輝きが違います。
「音色より”見た目重視”で」とのご要望だったのですが、
どうしてどうして、音色もかなりな出来でした。恐るべし、ハカランダ二胡。

とにかく”見た目”はダントツ。
ケースを開いた途端、光舜堂の二胡を見慣れているはずのJimmyさんが
「うゎ、美しい。。。」
と、息を飲みました。
Kさんも大満足。
さっそくその場で、一緒に来たTさんから初級者の手ほどきを受けていました。

その後、お久しぶりなお顔、Yくんが数か月ぶりにご来店。
Yくんは光舜堂開店初期からの結社会員さんですが、
日曜日は忙しくしている為なかなか都合が合いません。
本当に久しぶりに来て下さって嬉しかったです。

チャリティコンサート出演のUくんやNさんも集まって、奥で出演メンバーが練習を始めると、
喫煙者は手前の喫煙コーナーに集まり聴き手に。
世の中の禁煙ブームはどこ吹く風、と、この日のほとんどのお客様は喫煙者でした。
Tさんとコラボ イベントを組んでいるヘアメークアーティストのASSAさんもいらして
喫煙コーナーに仲間入り。
なんだかいい雰囲気だったので、店主が喫煙コーナーの方々にビールを振舞いました。
こういうのが出来ちゃうところが、Barとビストロ3毛作二胡屋ならでは、ですね。

さて、この日は、閉店間際にもう1組のお客様。
お友達の二胡屋さんから「彼は日本人ではトップの二胡奏者だよ」とご紹介いただいた、
小泉ヒロカズさんが奥様とお二人でいらっしゃいました。

民族楽器を扱う楽器店を想像して来店された小泉ご夫妻、
なんだかお洒落な、Bar風の店 ( ビール飲んでる人達いるし ) が二胡屋だとは、
と、驚かれていました。

小泉ヒロカズさんは、翌日から海外でのお仕事を控えていました。
帰りに万が一税関で蛇皮が切られたら困る、
と言う事で大事を取り、二胡は別便で帰国の途につくそうで、
二胡が手元に戻るまでの約2カ月間を繋ぐレンタルをご希望でした。

店主とも西野製二胡とも初対面ですし、なにはともあれ、
「まぁ、まずは片っ端から全部弾いてみて下さい」と、
本当に店中の全ての二胡( お客様所有の西野二胡も含めて )を弾き比べていただきました。

お父上がヴァイオリニストで、ご自身も3歳からヴァイオリンを始めたというキャリアの持ち主の
小泉ヒロカズさんは、さすがに弓のアタックも別格です。
ジョージ・ガオさんがアタックをご指導下さっていた時のことを思い出しましたが、
あの、”力を入れるのではなく、アタックを利かせる”という、超難易度高いテクニックが、
小泉さんは出来ているのです。難なく。普通に。
お友達二胡屋さんがご紹介下さった意味が分かったような気がしました。。。

小泉さんの奥様も、実は、店主の本職関係にいろいろ縁あるご職業。
共通の知人が何人もいらっしゃるようで、その方面でも会話が弾んでいました。

「とりあえず海外の仕事から戻ったら、またすぐ遊びに来ます」と小泉夫妻。
すっかり光舜堂を気に入っていただけたようです。


と、まぁ、1周年を目前にして、新たな出会いや展開が始まる予感。。。

さて来週は、恒例『カラオケ的二胡オフ会』
ビールにやられ、ゆらゆらしながら去って行ったJimmyさんが気になりますが、
来週は番長として復活です。楽しくなりますよ♪
雑誌『二胡の友1号』もいよいよ入荷します。
編集部にお聞きしたところ、まとめ買い割引があるらしい。
オフ会ついでがお荷物でなければ、お友達の分も一緒に安くゲットするチャンスですよ!
是非是非遊びにいらしてくださいね!


追伸:レンタル料のやり取りで登場したTさん、
   結局、「じゃあ、お代は、ハテナ君が被災地支援へ行く時の資金寄付にして下さい」
   とのご厚意をいただきました。
   有難く、Tさんの¥10,000を、炊き出しの食材代寄付に使わせていただきます。
   並びに、ずえだーさんも、カユ手レッスン代の一部を食材代に寄付してくださいました。
   お二人のご厚意とご協力感謝いたします。





































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2 Comments

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おじゃま致しました! (かゆ手生徒T)
2011-04-21 10:37:23
はずかしいダジャレ申し訳ありませんでした。
もっと勉強しまーす。
ズー先生、ありがとうございました。これまたはずかしい音。我想突入穴!
もっと勉強しまーす。
みなさん、良い先生ですよ。やさしいし、美人だし、実力もあるし!
Come togather!

ほぉさん、いつもありがとうございます!
返信する
かゆ手生徒Tさんへ (ほぉ)
2011-04-21 17:28:38
いえいえ、あまりの鮮やかさに感動すら覚えました!!

店主も後々まで繰り返し、
「Tさんって本当に頭が良い女性だよね!じゃないとあんなにスラリと”あの答え”は出てこないよ!
なんて頭が良いんだろう!!」
と、感心して話しておりますよ。
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