楽器に使われる木の種類と同じで、駒に使われる樹種の特徴というと、
油分がとても多いという事です。
いうまでもなく、音は空気中を伝わるよりも、液体の中、水や、油の方が良く伝わります。
油分が多く、硬くて軽い、これが駒としての理想と言われます。
油分が多いというのは、音が良く伝わりやすいという事です。
硬いというのは、弦の力を十分に受けられるくらい硬いという考えです。
そして振動が吸収されにくいという事も言えます。
軽いというのは、これはさらに検証しなければいけないことでもありますが、経験値として、
重い材料ほどそれ自身が持っている音が強いという事も言えます。
要するに、音が伝わりやすい油分の多い木、
弦の振動をそのまま伝えられる硬さがあって、なおかつその木自体の癖が少ない物が良いとされています。
油分と言えば、その全体が油分で出来ているようなプラスティックは、音が良く伝わりやすいと考えたのでしょうか、
駒に作る人もいます。
また軽くて、硬くて、という事ではアルミ材なども駒を作ることが出来ます。
(これは試しにやってみると面白いです)
油分の多いという点で、木の中では一番は、リグナムバイダ(緑檀)です。
これは木のままで、船のスクリューの軸受けに使われたというくらい硬くて、油分が多い物です。
但しこれは重くて(世界中の木の中で一番重い)硬過ぎ、という点で駒にするとなんだか鈍い感じはあります。
油分の多いという点で、黄色梨は紫檀系の中では、一番油分も多く(生木のまま燃やせます)、また紫檀黒檀などに比べるとはるかに軽い物ですから、
今販売されている中では一番良く鳴る駒といえるでしょう。
しかしいくら軽いといっても、カエデなどの倍近くの重さがあります。
一般的に、今まで二胡の駒として、発売されていた物の中で一番数の多かった物が、このカエデです。
楓はメープルシロップをとるくらいですから、油分はとても多いです。
紫檀黒檀に比べると、はるかに軽いですが、楓は、ボーリングのレーンを作るくらいに硬さもあります。
次に多かったのは、松でしょう。
松の中でも、南方に生える、脂松と言われるものは、松脂をとるくらいですから油分も多く、
カエデより軽くそして、硬い所は(秋材、冬目)カエデ並みに硬いです。
皆さんご存知のように、ヴァイオリンの駒(ブリッジ)は、そのすべてが楓です。
にこのこまの材料としては、たぶん一番優れたものは、松材と考えられますが、
当然、楓より良いはずなのですが、ヴァイオリンには松は使いません。
作ってみたところ、鳴り過ぎる、音が割れるという状態になります。
それは松材が、柔らかい春材部分を持つからです。
要するに弾んでしまうのです、バネの役割を果たすといっても良いかもしれません。
松材の特性は硬い所と柔らかい所があり、全体がバネのように弾みます。
ですから音の小さな二胡には合っているのでしょう。
その上、松材はその柔らかい所があるため弦の力で、適度につぶれてきます。
皮の反発力と弦の抑え込む力を、弾き込んで鳴らしていくことでうまい具合に平均化して楽器を鳴らしてくれます。
ですので松材の駒は、一台限りで馴染ませて使う、と考えた方が良いと思います。
また、駒として優秀なのは、小葉紫檀の駒や黒檀の駒があります。
但し、木自体の持っている力が強いですから、強くなる音色が楽器に合えば、ということが言えます。
弾く曲や、楽器の状態、皮の状態などにピタリとはまった時には、小葉紫檀の駒や、黒檀の駒はとても良い音色を響かせますが、、
この駒を活かすには、相当な弾き込みが必要となります。
いずれにせよ、駒は始終取り換えるよりは、良さそうな駒に出会ったら、弾き込んで育てていく必要があります。
油分がとても多いという事です。
いうまでもなく、音は空気中を伝わるよりも、液体の中、水や、油の方が良く伝わります。
油分が多く、硬くて軽い、これが駒としての理想と言われます。
油分が多いというのは、音が良く伝わりやすいという事です。
硬いというのは、弦の力を十分に受けられるくらい硬いという考えです。
そして振動が吸収されにくいという事も言えます。
軽いというのは、これはさらに検証しなければいけないことでもありますが、経験値として、
重い材料ほどそれ自身が持っている音が強いという事も言えます。
要するに、音が伝わりやすい油分の多い木、
弦の振動をそのまま伝えられる硬さがあって、なおかつその木自体の癖が少ない物が良いとされています。
油分と言えば、その全体が油分で出来ているようなプラスティックは、音が良く伝わりやすいと考えたのでしょうか、
駒に作る人もいます。
また軽くて、硬くて、という事ではアルミ材なども駒を作ることが出来ます。
(これは試しにやってみると面白いです)
油分の多いという点で、木の中では一番は、リグナムバイダ(緑檀)です。
これは木のままで、船のスクリューの軸受けに使われたというくらい硬くて、油分が多い物です。
但しこれは重くて(世界中の木の中で一番重い)硬過ぎ、という点で駒にするとなんだか鈍い感じはあります。
油分の多いという点で、黄色梨は紫檀系の中では、一番油分も多く(生木のまま燃やせます)、また紫檀黒檀などに比べるとはるかに軽い物ですから、
今販売されている中では一番良く鳴る駒といえるでしょう。
しかしいくら軽いといっても、カエデなどの倍近くの重さがあります。
一般的に、今まで二胡の駒として、発売されていた物の中で一番数の多かった物が、このカエデです。
楓はメープルシロップをとるくらいですから、油分はとても多いです。
紫檀黒檀に比べると、はるかに軽いですが、楓は、ボーリングのレーンを作るくらいに硬さもあります。
次に多かったのは、松でしょう。
松の中でも、南方に生える、脂松と言われるものは、松脂をとるくらいですから油分も多く、
カエデより軽くそして、硬い所は(秋材、冬目)カエデ並みに硬いです。
皆さんご存知のように、ヴァイオリンの駒(ブリッジ)は、そのすべてが楓です。
にこのこまの材料としては、たぶん一番優れたものは、松材と考えられますが、
当然、楓より良いはずなのですが、ヴァイオリンには松は使いません。
作ってみたところ、鳴り過ぎる、音が割れるという状態になります。
それは松材が、柔らかい春材部分を持つからです。
要するに弾んでしまうのです、バネの役割を果たすといっても良いかもしれません。
松材の特性は硬い所と柔らかい所があり、全体がバネのように弾みます。
ですから音の小さな二胡には合っているのでしょう。
その上、松材はその柔らかい所があるため弦の力で、適度につぶれてきます。
皮の反発力と弦の抑え込む力を、弾き込んで鳴らしていくことでうまい具合に平均化して楽器を鳴らしてくれます。
ですので松材の駒は、一台限りで馴染ませて使う、と考えた方が良いと思います。
また、駒として優秀なのは、小葉紫檀の駒や黒檀の駒があります。
但し、木自体の持っている力が強いですから、強くなる音色が楽器に合えば、ということが言えます。
弾く曲や、楽器の状態、皮の状態などにピタリとはまった時には、小葉紫檀の駒や、黒檀の駒はとても良い音色を響かせますが、、
この駒を活かすには、相当な弾き込みが必要となります。
いずれにせよ、駒は始終取り換えるよりは、良さそうな駒に出会ったら、弾き込んで育てていく必要があります。