次の工程は、木軸削りですね。
木軸を棹に開けた穴に合わせて、削ります。
私の場合は、金工用の旋盤を使います。
木工用の旋盤というのも有るのですが、刃が木に負けてしまいます。
とても硬いですから。
21ミリの幅の中に前の方9,2mm後ろの方10,7ミリ、
これが今私の作っている木軸の太さです。
今の中国の木軸は、前の方が102ミリ、後ろ12、3ミリぐらいです。
ぐらいというのは各社違うからです。
これは別に決まりはないようなのですが、中国の場合この木軸を合わせるのは最終的に手で削り出していますから、合わない物が80%位です。
個人技なのです。人それぞれの精度感が違いますから。
ですから会わない物が相当あります。
この木軸が棹の穴に合わずに空弦を弾いた時に金属的な雑音の出る物が相当多いのですお気を付け下さい。
この事は、まだ中国では分かっていないようで、どこにも書いていません、日本の二胡屋さんのHPなどでも、空弦の雑音は厚いフェルトを使うことで止めようとしているところが多く見受けられます。
最近、この光舜堂のブログを参考にしたようなことが、幾つかの二胡やさんのHPの内容の変更などもみられるようになってきています。
例えば、胴を作る時に6枚の木の重さを一緒にするなどということが書かれるようになってきていますが、胴のどこを削っているのでしょうか、機械生産が中心の中国でどうやって、一枚一枚の木の重さを一緒にするのでしょう。本来は木を叩いた時の音を一緒にするべきなので、重さを一緒にしたとしても音は同じには成りません。このあたりはちゃんと書いて欲しのですしやって欲しいのです。
話がそれました。
木軸は、弦の振動に従って揺れます。
相当太いし硬いのですが揺れます。
今の木軸棹の前、先端に向かって棹から36ミリから、38ミリぐらいまでいろいろあります。
この木軸の長さは、楽器の鳴りに大きく影響します。
長くなると、先端からの距離が大きくなりますから、駒に対する圧力が大きくなるのです。
あまり長過ぎると、弦の張力に負けて木軸が抜け安くなります。
多分その限界が45ミリでしょう。
ですから私は、木軸の先端を45ミリにしています。
長くなることでもう一つ良い事が有ります。
それは木軸が弓の弾く強さによって揺れるということです。
弦が振動しやすくなるとともに、音の揺れも強くなります。
演奏上どのあたりが良いのかは、それぞれの演奏家の技術の問題でしょうが、長ければ短くも設定できますから、いまのところわたしはこの45ミリで良いと思っています。
この木軸の長さのことで気になるのは、金属軸の件です。
金属軸の先端は、32ミリです。これは変えることが出来ないのです。
金属軸は個々に一番の問題が有ります。
要するに皮が緩んできた時に、千斤や、この弦を巻く位置の変更で調整をしたいのですが、皮に合わせて調整が出来なくなることも多いのです。
伸ばせませんから。
木軸を棹に開けた穴に合わせて、削ります。
私の場合は、金工用の旋盤を使います。
木工用の旋盤というのも有るのですが、刃が木に負けてしまいます。
とても硬いですから。
21ミリの幅の中に前の方9,2mm後ろの方10,7ミリ、
これが今私の作っている木軸の太さです。
今の中国の木軸は、前の方が102ミリ、後ろ12、3ミリぐらいです。
ぐらいというのは各社違うからです。
これは別に決まりはないようなのですが、中国の場合この木軸を合わせるのは最終的に手で削り出していますから、合わない物が80%位です。
個人技なのです。人それぞれの精度感が違いますから。
ですから会わない物が相当あります。
この木軸が棹の穴に合わずに空弦を弾いた時に金属的な雑音の出る物が相当多いのですお気を付け下さい。
この事は、まだ中国では分かっていないようで、どこにも書いていません、日本の二胡屋さんのHPなどでも、空弦の雑音は厚いフェルトを使うことで止めようとしているところが多く見受けられます。
最近、この光舜堂のブログを参考にしたようなことが、幾つかの二胡やさんのHPの内容の変更などもみられるようになってきています。
例えば、胴を作る時に6枚の木の重さを一緒にするなどということが書かれるようになってきていますが、胴のどこを削っているのでしょうか、機械生産が中心の中国でどうやって、一枚一枚の木の重さを一緒にするのでしょう。本来は木を叩いた時の音を一緒にするべきなので、重さを一緒にしたとしても音は同じには成りません。このあたりはちゃんと書いて欲しのですしやって欲しいのです。
話がそれました。
木軸は、弦の振動に従って揺れます。
相当太いし硬いのですが揺れます。
今の木軸棹の前、先端に向かって棹から36ミリから、38ミリぐらいまでいろいろあります。
この木軸の長さは、楽器の鳴りに大きく影響します。
長くなると、先端からの距離が大きくなりますから、駒に対する圧力が大きくなるのです。
あまり長過ぎると、弦の張力に負けて木軸が抜け安くなります。
多分その限界が45ミリでしょう。
ですから私は、木軸の先端を45ミリにしています。
長くなることでもう一つ良い事が有ります。
それは木軸が弓の弾く強さによって揺れるということです。
弦が振動しやすくなるとともに、音の揺れも強くなります。
演奏上どのあたりが良いのかは、それぞれの演奏家の技術の問題でしょうが、長ければ短くも設定できますから、いまのところわたしはこの45ミリで良いと思っています。
この木軸の長さのことで気になるのは、金属軸の件です。
金属軸の先端は、32ミリです。これは変えることが出来ないのです。
金属軸は個々に一番の問題が有ります。
要するに皮が緩んできた時に、千斤や、この弦を巻く位置の変更で調整をしたいのですが、皮に合わせて調整が出来なくなることも多いのです。
伸ばせませんから。