非常に漠然とした御質問も多いのです。
これは大変困ります。
まず、弾かせていただきます。
もちろん、私なりの感想というのは頭の中に浮かびます。
でもそれをいきなり言えない場合も多いのです。
基本的に、私はどんな二胡でも、悪い二胡というのは無いと思っています。
もちろん高額の二胡、あるいは通販で購入された、初心者向けの二胡など、
それぞれに金額は80万ぐらいから、2万円ぐらいまで色々あると思います。
でもそれぞれ皆二胡なのです。
初心者向けの二胡、大概木の材料は花梨や、ベトナム花梨、あるいはカナダのオークなどもあります。
皮も蛇のお腹のあたりや、首のあたりの薄いものも多いのですが、
みなそれなりには鳴ります。
特に沢山弾きこんである楽器は、多少雑音が有ったりしたとしても、そこそこは良い音がします。
皆さん経験あると思いますが、先生が初心者向けの二胡を弾くと、とても良い音がするのに驚かれた事が有ると思います。
そのことを、もっと真剣に受け止めてもよいのではないでしょうか。
高額の、本紫檀や、小葉紫檀、あるいは黒檀など、どこのだれが作ったと判るような楽器は、やはり流石だなという良い鳴りをします。
弾きやすく、殆ど全音にわたって良い鳴りをします。
楽器としての完成度が高いという事は言えます。
初心者向けは、細かいことを言い出すと色々あります。
ハイポジションの音が出にくい、ボリュームが出ない、雑音があちこちある、などなど色々あるとは思います。
でもそれぞれ皆さんの満足度だと思うのです。
皆さんのお持ちの楽器に色々不満が有って、この胡どうですか?という場合。
この楽器良いでしょう、という場合。
あるいは、良い楽器ですよと言われて、購入したのだけど、今一つ納得できない等など。
この中で難しいのは、購入されてまだそれほど弾きこんでいない楽器の場合です。
特に高額の物、工房製作の物。
皮も厚く、しっかりと張ってあって、まだ固い状態の時、これは弾き方によっては、かなり安い二胡程も鳴らないこともあります。
木もなじんでいず、皮はまるで硬いと、これでこの金額?という場合もあります。
楽器は弾きこまないと本来の音が出ないのは、皆さんご存じだと思います。
木でできた弦楽器は特に慣らしというのが大変必要な物だと思います。
それぞれの部品が、弦の振動にまだついて行っていないのでしょう。
それぞれの部材の音が調和がとれていないのかもしれません。
そして一番言えるのは、弾きこむというのが、楽器の音がホントに出てくるというのが、皆さんが考えているよりかなり時間がかかるということなのです。
2年半前に私の作った楽器を購入された方がいらっしゃいます。
久しぶりにその楽器を弾かせてもらって、驚きました弾いていて、体全体が音に包まれるような感じです。
どのくらい弾いていたのですか?と私は聞きました。
その方は、この2年半毎日、だいたい5時間くらいは弾いていて、2年ぐらいしてからこの音になったという事です。
もちろんこの方はプロです。ですから練習量も半端な物ではないのですが。
良い楽器、初心者向け、工房物、色々あります。
しかし、まず、1年ぐらいは、毎日弾きこむくらいしないと、その二胡の良しわるしは出てこないのかもしれません。
私なんかに言われなくとも分かっているよと思われる方もいらっしゃると思いますが、
最初は雑音だらけで、どうしようかと思っていたような楽器でも、5年ぐらい弾いてすごく良くなったよという方もいらっしゃいます。
皮の張りが雑だったり、木が狂って皮の張りが歪んでいたり、皮を正式に真ん中で取っていなかったり、違う木を音も調べずに平気で組み合わせていたり、木軸がガタついていたり、棹が乾燥して緩んでいたり、弦が違うメーカーのものの組み合わせだったり、
とんでもなく厚いフェルトが高音を吸収していたり、合わない高さの駒がついていたりオイルを塗って皮が緩んだり、木にクラックが入っていたり、内部の削りの歪みが有ったりしなければ、
二胡は弾きこみさえすれば、あなたの思うような音色で鳴ってくれるのだと思います。
二胡は、倍音の多い楽器です、人間の声に近いくらいな倍音を持っているとも言われます。ですから、少しのことで倍音が雑音にも化けかねません。
しかし皆さんの先生にちゃんとついて行って、沢山弾きこめば、ちゃんと歌ってくれると思うのです。
こんな偉そうなことを言って申し訳ありません。
とにかくまず沢山弾いてやってみてください。
これは大変困ります。
まず、弾かせていただきます。
もちろん、私なりの感想というのは頭の中に浮かびます。
でもそれをいきなり言えない場合も多いのです。
基本的に、私はどんな二胡でも、悪い二胡というのは無いと思っています。
もちろん高額の二胡、あるいは通販で購入された、初心者向けの二胡など、
それぞれに金額は80万ぐらいから、2万円ぐらいまで色々あると思います。
でもそれぞれ皆二胡なのです。
初心者向けの二胡、大概木の材料は花梨や、ベトナム花梨、あるいはカナダのオークなどもあります。
皮も蛇のお腹のあたりや、首のあたりの薄いものも多いのですが、
みなそれなりには鳴ります。
特に沢山弾きこんである楽器は、多少雑音が有ったりしたとしても、そこそこは良い音がします。
皆さん経験あると思いますが、先生が初心者向けの二胡を弾くと、とても良い音がするのに驚かれた事が有ると思います。
そのことを、もっと真剣に受け止めてもよいのではないでしょうか。
高額の、本紫檀や、小葉紫檀、あるいは黒檀など、どこのだれが作ったと判るような楽器は、やはり流石だなという良い鳴りをします。
弾きやすく、殆ど全音にわたって良い鳴りをします。
楽器としての完成度が高いという事は言えます。
初心者向けは、細かいことを言い出すと色々あります。
ハイポジションの音が出にくい、ボリュームが出ない、雑音があちこちある、などなど色々あるとは思います。
でもそれぞれ皆さんの満足度だと思うのです。
皆さんのお持ちの楽器に色々不満が有って、この胡どうですか?という場合。
この楽器良いでしょう、という場合。
あるいは、良い楽器ですよと言われて、購入したのだけど、今一つ納得できない等など。
この中で難しいのは、購入されてまだそれほど弾きこんでいない楽器の場合です。
特に高額の物、工房製作の物。
皮も厚く、しっかりと張ってあって、まだ固い状態の時、これは弾き方によっては、かなり安い二胡程も鳴らないこともあります。
木もなじんでいず、皮はまるで硬いと、これでこの金額?という場合もあります。
楽器は弾きこまないと本来の音が出ないのは、皆さんご存じだと思います。
木でできた弦楽器は特に慣らしというのが大変必要な物だと思います。
それぞれの部品が、弦の振動にまだついて行っていないのでしょう。
それぞれの部材の音が調和がとれていないのかもしれません。
そして一番言えるのは、弾きこむというのが、楽器の音がホントに出てくるというのが、皆さんが考えているよりかなり時間がかかるということなのです。
2年半前に私の作った楽器を購入された方がいらっしゃいます。
久しぶりにその楽器を弾かせてもらって、驚きました弾いていて、体全体が音に包まれるような感じです。
どのくらい弾いていたのですか?と私は聞きました。
その方は、この2年半毎日、だいたい5時間くらいは弾いていて、2年ぐらいしてからこの音になったという事です。
もちろんこの方はプロです。ですから練習量も半端な物ではないのですが。
良い楽器、初心者向け、工房物、色々あります。
しかし、まず、1年ぐらいは、毎日弾きこむくらいしないと、その二胡の良しわるしは出てこないのかもしれません。
私なんかに言われなくとも分かっているよと思われる方もいらっしゃると思いますが、
最初は雑音だらけで、どうしようかと思っていたような楽器でも、5年ぐらい弾いてすごく良くなったよという方もいらっしゃいます。
皮の張りが雑だったり、木が狂って皮の張りが歪んでいたり、皮を正式に真ん中で取っていなかったり、違う木を音も調べずに平気で組み合わせていたり、木軸がガタついていたり、棹が乾燥して緩んでいたり、弦が違うメーカーのものの組み合わせだったり、
とんでもなく厚いフェルトが高音を吸収していたり、合わない高さの駒がついていたりオイルを塗って皮が緩んだり、木にクラックが入っていたり、内部の削りの歪みが有ったりしなければ、
二胡は弾きこみさえすれば、あなたの思うような音色で鳴ってくれるのだと思います。
二胡は、倍音の多い楽器です、人間の声に近いくらいな倍音を持っているとも言われます。ですから、少しのことで倍音が雑音にも化けかねません。
しかし皆さんの先生にちゃんとついて行って、沢山弾きこめば、ちゃんと歌ってくれると思うのです。
こんな偉そうなことを言って申し訳ありません。
とにかくまず沢山弾いてやってみてください。