二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
東京の桜は、いま、あちらこちらで花吹雪が始まりましたよ。
皆様のお住まいの地域はいかがでしょうか。
いよいよ満開見納めの日曜日は、二胡屋よりお花見でしょう。
毎年お花見日和はそういえば暇だった。。。!
というわけで(?)、
今週は珍しく週末ギリギリまでご予約が0で、後々ご予約が入った人数も4名様。
なんでかな? と思って、「そういえば」と、思い出したのでした。
でも、ずっと店主はその週納品の家具作りの仕事が入って集中し、疲労困憊していたので、
いつものような人数はちょっと受けきれない状態でしたから丁度助かりました。
ゆったりしていたおかげで、
ご予約の方々とも、遊びに来て下さった方々ともゆっくり過ごせました。
ところで面白かったのが、ご予約の会員Mさんのご相談。
最近、本業で家具仕事が多い店主へのご相談の内容が、
二胡関係ではなく家具だったのです。
何年も前に特別に購入された無垢の木の椅子の脚がカタついてしまい、
特別な造りをしているので購入先に連絡をしようとしたら、
もうその工房が無くなってしまっていたのだそうで、、、。
あちこちに問合せしてみたものの、引き受け手が無く「そうだ、西野さんがいた!」と(笑)
写真をお持ちでしたので見せていただき、修理が出来る事になったのですが、
どうやらその椅子、お宅をリフォームした際に床暖房に変えてからカタつき始めたんだそう。
なるほど、床暖房ではピアノも狂うと聞きますし、
結構、便利な暖かさにはデメリットもあったのですね。。。
すると店主、
「大変!やっちゃいけないこと、にまだ項目あったよ!ブログに書かなきゃ!
“二胡を床暖房の床には置かないこと”!!」
ということで、二胡の取り扱いとして、
やってはいけない8項目を瓦版vol.1に書いておりましたが、つけたしです。
『 9)二胡は、床暖房している部屋では床置きしないこと! 』
床暖房のお宅がどれ程あるか分かりませんが、
練習会場だったり、教室で使う公民館だったり、とにかく、その部屋が床暖房していたら、
ちょっと二胡を一時的に、、、という場合でも、注意してくださいませ。
さて、話は変わりますが、
今後、光舜堂が移転するにあたり「少し、製作する二胡の樹種数を今までよりも絞ろう」
という話が出ていました。
今までは、店主は二胡に良さそうな樹種があればどんどん製作チャレンジしてきましたが、
お客様の人気や反応を見ると、やはりダントツはシャム柿ですし、
不動の賞賛は、インド紫檀。
値段は光舜堂ラインナップの中では一番手が出しやすい、のに、プロが目を輝かせる音色の縞黒檀。。。
と、はっきり見えてきた中で、
あれ? 初期から作ってきたブラジリアンローズは、もしや、イマイチ???
ブラジリアンローズの見た目は、ド派手な木目はとにかく華やか!
その木で作る西野二胡の姿はとにかく綺麗です。
そんな二胡を持つひとり、青蓮のTomomiさんの楽器を見て一目惚れをして注文した方がいたほど、
その木で作った二胡は華やかに美しいのです。
(その方はものすごく審美眼の有る方でしたので店主はとても自信がついたエピソードとなりました)
ギター製作者達には垂涎のブラジリアンローズ材、
中でもハカランダは、遠鳴りがピカイチの二胡なのですが、
それが最近どうも、皆さん他の樹種の二胡ばかりお好きなようで。。。
それで、「いっそのこと、ラインナップからブラジリアンローズは外そうか。。。」
との案が採用濃厚になっていたのです。
ところが、なんでしょうね、波があるというのか、
この日のお客さまの注目の的は、もっぱらブラジリアンローズの二胡。
久しぶりに脚光を浴び鳴らしてもらった(笑)ブラジリアンローズは、
やっぱり良い、独特の音色で、特に遠鳴りするし、音の広がりがなんとも魅力的。
お友達のI先生といらしたセミプロYaさんなどは、もう欲しくなっちゃって、
我々と話しながら片手にスマホを持ってしきりに画面をタッチ。
何かを調べているのかと思ったら、
なんと、おうちの方にメールでの交渉を同時進行でしていらしたのだそう!!(笑)
また、後からはブラジリアンローズ・ユーザーのYb さんもいらして、
みんなでYbさん所有のブラジリアンローズの二胡を弾いて、
「やっぱ、良い音色だよね」と。
なんでしょう、消されそうになったブラジリアンローズの必死の抵抗だったのでしょうか???
とにかく、そんなわけで、ブラジリアンローズの魅力を再確認した店主、
西野二胡のラインナップには残す事にしたようです。
そんなブラジリアンローズの西野二胡の音色が知りたい方は、
今月27日の青蓮のティータイム・ライブへどうぞ♪
詳しくはコチラ☆
青蓮の2人が使っている二胡が、ブラジリアンローズです。
華蓮さんの方の二胡はハカランダ材という違いこそありますが、
面白いことに同じブラジリアンローズ・ユーザーでありながら、
2人の音色が全然違う音色に聴こえてくるのは、やはり、いつも店主が言っているように、
「音色は、その弾く人の右手が作り出す」
というのを、まさしく実感する瞬間でもあります。
「木が、皮が、棹が、、、雑音の原因が全て無くなり、
その二胡が健全な状態で十分にその樹種の良さを引き出せるように鳴らせられれば良し」
とするのが西野の調整であり、
後は、どんな二胡であれ、ご本人の腕次第。右手次第。
右手上達の為にストレスが無い楽器に整えることしか、皆さんの為に『調整』が出来る事は無く、
真の美しい二胡の音色は、やはり、『本人の右手の上達次第』に尽きるようです。
実際、上級者さん達は、多少雑音が有っても、発音が鈍くても、微笑んで弾きこなしちゃいますし。
ですから、コワイことではありますが、音色の良し悪しは、二胡のせいにはしちゃいかんのですね。。。
皆さんの苦労している二胡も、先生に弾いてもらうと全然別物の音色でしょう?
だから、皆さんの二胡はどれも良い二胡なんですよ!
そういえば前出のMさんも、
Mさん、少し前に教室を変わられたのですが、
この日ワタクシの前で弾いて下さった時ボゥイングがとっても綺麗なのが印象的だったので、
「弓使い、すっごく綺麗ですね!!」と言ったら、新しい先生に特訓を受けたそうで。
すると、何も知らずに隣の部屋で音だけ聴いていた店主が、
「Mさん、音色がものすごく良くなったね!!」と!
特訓の成果は、形ばかりか、音色にも明らかな変化が出たようです。
やっぱり、右手、ですね!!
今週ご来店の、ブラジリアンローズの二胡を弾いて下さった皆様、
命拾いしたブラジリアンローズに代わってお礼申し上げます(笑)
ありがとうございました!
そうそう、来週の開店時間は、午後1時30分からです。
お気を付け下さいませ。では♪
東京の桜は、いま、あちらこちらで花吹雪が始まりましたよ。
皆様のお住まいの地域はいかがでしょうか。
いよいよ満開見納めの日曜日は、二胡屋よりお花見でしょう。
毎年お花見日和はそういえば暇だった。。。!
というわけで(?)、
今週は珍しく週末ギリギリまでご予約が0で、後々ご予約が入った人数も4名様。
なんでかな? と思って、「そういえば」と、思い出したのでした。
でも、ずっと店主はその週納品の家具作りの仕事が入って集中し、疲労困憊していたので、
いつものような人数はちょっと受けきれない状態でしたから丁度助かりました。
ゆったりしていたおかげで、
ご予約の方々とも、遊びに来て下さった方々ともゆっくり過ごせました。
ところで面白かったのが、ご予約の会員Mさんのご相談。
最近、本業で家具仕事が多い店主へのご相談の内容が、
二胡関係ではなく家具だったのです。
何年も前に特別に購入された無垢の木の椅子の脚がカタついてしまい、
特別な造りをしているので購入先に連絡をしようとしたら、
もうその工房が無くなってしまっていたのだそうで、、、。
あちこちに問合せしてみたものの、引き受け手が無く「そうだ、西野さんがいた!」と(笑)
写真をお持ちでしたので見せていただき、修理が出来る事になったのですが、
どうやらその椅子、お宅をリフォームした際に床暖房に変えてからカタつき始めたんだそう。
なるほど、床暖房ではピアノも狂うと聞きますし、
結構、便利な暖かさにはデメリットもあったのですね。。。
すると店主、
「大変!やっちゃいけないこと、にまだ項目あったよ!ブログに書かなきゃ!
“二胡を床暖房の床には置かないこと”!!」
ということで、二胡の取り扱いとして、
やってはいけない8項目を瓦版vol.1に書いておりましたが、つけたしです。
『 9)二胡は、床暖房している部屋では床置きしないこと! 』
床暖房のお宅がどれ程あるか分かりませんが、
練習会場だったり、教室で使う公民館だったり、とにかく、その部屋が床暖房していたら、
ちょっと二胡を一時的に、、、という場合でも、注意してくださいませ。
さて、話は変わりますが、
今後、光舜堂が移転するにあたり「少し、製作する二胡の樹種数を今までよりも絞ろう」
という話が出ていました。
今までは、店主は二胡に良さそうな樹種があればどんどん製作チャレンジしてきましたが、
お客様の人気や反応を見ると、やはりダントツはシャム柿ですし、
不動の賞賛は、インド紫檀。
値段は光舜堂ラインナップの中では一番手が出しやすい、のに、プロが目を輝かせる音色の縞黒檀。。。
と、はっきり見えてきた中で、
あれ? 初期から作ってきたブラジリアンローズは、もしや、イマイチ???
ブラジリアンローズの見た目は、ド派手な木目はとにかく華やか!
その木で作る西野二胡の姿はとにかく綺麗です。
そんな二胡を持つひとり、青蓮のTomomiさんの楽器を見て一目惚れをして注文した方がいたほど、
その木で作った二胡は華やかに美しいのです。
(その方はものすごく審美眼の有る方でしたので店主はとても自信がついたエピソードとなりました)
ギター製作者達には垂涎のブラジリアンローズ材、
中でもハカランダは、遠鳴りがピカイチの二胡なのですが、
それが最近どうも、皆さん他の樹種の二胡ばかりお好きなようで。。。
それで、「いっそのこと、ラインナップからブラジリアンローズは外そうか。。。」
との案が採用濃厚になっていたのです。
ところが、なんでしょうね、波があるというのか、
この日のお客さまの注目の的は、もっぱらブラジリアンローズの二胡。
久しぶりに脚光を浴び鳴らしてもらった(笑)ブラジリアンローズは、
やっぱり良い、独特の音色で、特に遠鳴りするし、音の広がりがなんとも魅力的。
お友達のI先生といらしたセミプロYaさんなどは、もう欲しくなっちゃって、
我々と話しながら片手にスマホを持ってしきりに画面をタッチ。
何かを調べているのかと思ったら、
なんと、おうちの方にメールでの交渉を同時進行でしていらしたのだそう!!(笑)
また、後からはブラジリアンローズ・ユーザーのYb さんもいらして、
みんなでYbさん所有のブラジリアンローズの二胡を弾いて、
「やっぱ、良い音色だよね」と。
なんでしょう、消されそうになったブラジリアンローズの必死の抵抗だったのでしょうか???
とにかく、そんなわけで、ブラジリアンローズの魅力を再確認した店主、
西野二胡のラインナップには残す事にしたようです。
そんなブラジリアンローズの西野二胡の音色が知りたい方は、
今月27日の青蓮のティータイム・ライブへどうぞ♪
詳しくはコチラ☆
青蓮の2人が使っている二胡が、ブラジリアンローズです。
華蓮さんの方の二胡はハカランダ材という違いこそありますが、
面白いことに同じブラジリアンローズ・ユーザーでありながら、
2人の音色が全然違う音色に聴こえてくるのは、やはり、いつも店主が言っているように、
「音色は、その弾く人の右手が作り出す」
というのを、まさしく実感する瞬間でもあります。
「木が、皮が、棹が、、、雑音の原因が全て無くなり、
その二胡が健全な状態で十分にその樹種の良さを引き出せるように鳴らせられれば良し」
とするのが西野の調整であり、
後は、どんな二胡であれ、ご本人の腕次第。右手次第。
右手上達の為にストレスが無い楽器に整えることしか、皆さんの為に『調整』が出来る事は無く、
真の美しい二胡の音色は、やはり、『本人の右手の上達次第』に尽きるようです。
実際、上級者さん達は、多少雑音が有っても、発音が鈍くても、微笑んで弾きこなしちゃいますし。
ですから、コワイことではありますが、音色の良し悪しは、二胡のせいにはしちゃいかんのですね。。。
皆さんの苦労している二胡も、先生に弾いてもらうと全然別物の音色でしょう?
だから、皆さんの二胡はどれも良い二胡なんですよ!
そういえば前出のMさんも、
Mさん、少し前に教室を変わられたのですが、
この日ワタクシの前で弾いて下さった時ボゥイングがとっても綺麗なのが印象的だったので、
「弓使い、すっごく綺麗ですね!!」と言ったら、新しい先生に特訓を受けたそうで。
すると、何も知らずに隣の部屋で音だけ聴いていた店主が、
「Mさん、音色がものすごく良くなったね!!」と!
特訓の成果は、形ばかりか、音色にも明らかな変化が出たようです。
やっぱり、右手、ですね!!
今週ご来店の、ブラジリアンローズの二胡を弾いて下さった皆様、
命拾いしたブラジリアンローズに代わってお礼申し上げます(笑)
ありがとうございました!
そうそう、来週の開店時間は、午後1時30分からです。
お気を付け下さいませ。では♪
いいのかな?これ・・・と思いながら (_ _。)
お教えいただき、ありがとうございましたm(__)m
最近数年の乾燥で作ってしまう二胡も多いですから。
木の人工乾燥というのは基本的には、熱なのです。水蒸気を当てながら、30度から40度くらいの熱をかけていくのです。絶乾と言って木は水分が10%を下回るとほとんど動かなくなりますが、体液も乾いて音としてはスカスカの音になってしまいます。良く乾いた木を使いたいのだけれど、乾かし過ぎると音が悪くなり乾いていないと、木が動いてしまいます。ですから木で出来た楽器は修理というのがつきものなのです。