二胡を作っていて、一番の悩みは、
真黒黒檀の二胡をちゃんと作り切れないことでしょうね。
今までに一台だけ本当のスリランカの黒檀で二胡を作りました。
作って2,3ケ月慣らしの音出しをしていると、
思わぬところに、胴に細かい罅が入ったりします。
これは直ります、と言うか むしろ直した方が、音は良く鳴ります。
要するに黒檀の中にたまっていた、自分自身をまっすぐに育てていこうとする力が、
二胡の胴や棹なんかに作りなおされて、他の力がかかってしまい、本来かからなかった力でひび割れるのでしょうね。
でもこうなると、音は良く鳴るというのも不思議です。
日本の二胡弾きさんのほとんどが聴いたことが無い、真黒の二胡、私は大好きな音なんです。
どなたかひびが入ることを承知で、真黒黒檀の二胡の注文下さい。(宣伝かな、ごめんなさい、でも聴いたら虜になります)
以前、この二胡を弾いた、中国人の演奏家が欲しい、大好きと言っていましたが、
悩みは他にもあります。
昨日ほぉさんが書いたデンペン保護のテープ。
なんだそれ!と言うのが、私の感想。
本来皮を守るべきデンペンがを更に保護しなければいけないという、、、、、
あり得ない!とは思うのですが、
でも、確かに光舜堂に来たくても来られない方や、絶対あんな所に行かないという方。
でもデンペンは削れて行きますね。
普通は、大体毎日弾いても4,5年は保つはずなのです。
そしたら数年に一回貼りかえればとは思うのですが、なかなか直すところも身近に無いと問題ですよね。
デンペンは、中国製の物の50%は塩ビの材料で作られています。
塩ビで一番代表的なのは、水道管ですね。
それといわゆるビニール袋、塩化ビフェニールと本当は言います。
これはボンドで付かないですね、それを無理やりゴム系のボンドでとりあえず、べたべたとつけてあるのです。
後はセルロイド、名前からすると、なんだか化学製品みたいに思えますが、これは天然素材です。
樟の樹液を生成して固めたものです。
プラスティックの出る以前は樹脂(本当の樹脂)製品として使われています。
デンペンでもう一つ問題は、二胡の胴の皮の部分と言うのがメーカーによって、角度が違う事なのです。
デンペンはプラスティックや、樹脂ですから、熱をかけないときっちりとは形になりません。
ですから市販のデンペンだけを買ってきて、合わないボンドでつけても、胴にぴったりとは付かないのです。
剥がれてきたり、雑音の原因になることも多いのです。
そうなると、二胡屋へ持って行かないと、いけません。
ところが、今は、、いませんね。
大阪には一社あるようですが、自社製品以外は出来ないとのことです。
今二胡の修理は、数社ある二胡販売会社は殆ど自社の販売した物以外は修理しないというのは、
このように技術の裏打ちが無いからでもあるのです。
いつか、みなさんでも簡単に張れてなおかつ美しいデンペン素材と言うのを開発します。
時間がかかりそうなのでしばらくお待ちください。
そうそう、北海道には鹿川君がいますので、デンペンの張替問題なくできます。
また今、各地の先生かたが、調整講座を受講なさいます。(11月も1月も、もう満席です)
その時に簡単な修理と言うのは教えようと思っています。
デンペンの張替も教えようと思っています。
そしたら、デンペンの保護などいらないかも、
確かに、相当速い曲を弾く人に限っては、竹の音止めの為に竹の方へテープを張るのは有効ですが、
それでも録音の時以外はそれほど問題は出ないですし、私なんかがいくら早く弾いてもあれほど早くないので、
全く竹の音はしません!
まあ、下手なだけですから。
まだあります。
DODECAGONの名前の問題や、作ったはいいが、爆音。
ウルサイ!
もう半端ない爆音、二胡がヴァイオリンより音が小さいなどと言うのは全くの誤り。
単に作り方が悪かったというと語弊がありますが、作り方構造自体が違ったのです。
その証拠に、昔の丸い二胡はとんでもなく音は大きいです。
何であの方法続けてこなかったのかわからないのです。
これも悩みの種ですね。
それと来るはくるは、修理のお山、今、全部で12台修理。
台割れ、弦の溝直し、胴の割れ、頭のとれ、皮の張替え、そうそう
これも黒檀によく有ることなのですが、木軸がまったく動かなくなった。
木軸が皆さんの力で回らなくなった時に、絶対やってほしく無い事は、無理やり、弦の巻きつける方の細い方から、ハンマーなどでたたかないでください。
叩いても抜けません、むしろ棹が割れることがあります!
原因は、黒檀の油とチョークが大変うまい具合?に馴染んで完全に棹の穴に密着してしまうのです。
チョークを塗るのも反対。!
(木軸が削れたり動かなくなったらチョーク塗った人に直してもらってください。などとは言えませんので、直しますが。直すというより交換ですね。)
こうなると出来ることは、木軸を上下に手で少しずつ揺らして下さい。
そうすると抜けることもあります。
それでもダメな時には、木軸を切り取って交換するきり無くなります。
二胡作っている時間が無い、と言うのも悩みです。
そんなところへデンペン保護テープの開発ですから。
私は絶対反対。、、
ほぉさんの説得力に負けていますが、今のところ、
いつか誰でも張れるデンペンそのものを開発します。
真黒黒檀の二胡をちゃんと作り切れないことでしょうね。
今までに一台だけ本当のスリランカの黒檀で二胡を作りました。
作って2,3ケ月慣らしの音出しをしていると、
思わぬところに、胴に細かい罅が入ったりします。
これは直ります、と言うか むしろ直した方が、音は良く鳴ります。
要するに黒檀の中にたまっていた、自分自身をまっすぐに育てていこうとする力が、
二胡の胴や棹なんかに作りなおされて、他の力がかかってしまい、本来かからなかった力でひび割れるのでしょうね。
でもこうなると、音は良く鳴るというのも不思議です。
日本の二胡弾きさんのほとんどが聴いたことが無い、真黒の二胡、私は大好きな音なんです。
どなたかひびが入ることを承知で、真黒黒檀の二胡の注文下さい。(宣伝かな、ごめんなさい、でも聴いたら虜になります)
以前、この二胡を弾いた、中国人の演奏家が欲しい、大好きと言っていましたが、
悩みは他にもあります。
昨日ほぉさんが書いたデンペン保護のテープ。
なんだそれ!と言うのが、私の感想。
本来皮を守るべきデンペンがを更に保護しなければいけないという、、、、、
あり得ない!とは思うのですが、
でも、確かに光舜堂に来たくても来られない方や、絶対あんな所に行かないという方。
でもデンペンは削れて行きますね。
普通は、大体毎日弾いても4,5年は保つはずなのです。
そしたら数年に一回貼りかえればとは思うのですが、なかなか直すところも身近に無いと問題ですよね。
デンペンは、中国製の物の50%は塩ビの材料で作られています。
塩ビで一番代表的なのは、水道管ですね。
それといわゆるビニール袋、塩化ビフェニールと本当は言います。
これはボンドで付かないですね、それを無理やりゴム系のボンドでとりあえず、べたべたとつけてあるのです。
後はセルロイド、名前からすると、なんだか化学製品みたいに思えますが、これは天然素材です。
樟の樹液を生成して固めたものです。
プラスティックの出る以前は樹脂(本当の樹脂)製品として使われています。
デンペンでもう一つ問題は、二胡の胴の皮の部分と言うのがメーカーによって、角度が違う事なのです。
デンペンはプラスティックや、樹脂ですから、熱をかけないときっちりとは形になりません。
ですから市販のデンペンだけを買ってきて、合わないボンドでつけても、胴にぴったりとは付かないのです。
剥がれてきたり、雑音の原因になることも多いのです。
そうなると、二胡屋へ持って行かないと、いけません。
ところが、今は、、いませんね。
大阪には一社あるようですが、自社製品以外は出来ないとのことです。
今二胡の修理は、数社ある二胡販売会社は殆ど自社の販売した物以外は修理しないというのは、
このように技術の裏打ちが無いからでもあるのです。
いつか、みなさんでも簡単に張れてなおかつ美しいデンペン素材と言うのを開発します。
時間がかかりそうなのでしばらくお待ちください。
そうそう、北海道には鹿川君がいますので、デンペンの張替問題なくできます。
また今、各地の先生かたが、調整講座を受講なさいます。(11月も1月も、もう満席です)
その時に簡単な修理と言うのは教えようと思っています。
デンペンの張替も教えようと思っています。
そしたら、デンペンの保護などいらないかも、
確かに、相当速い曲を弾く人に限っては、竹の音止めの為に竹の方へテープを張るのは有効ですが、
それでも録音の時以外はそれほど問題は出ないですし、私なんかがいくら早く弾いてもあれほど早くないので、
全く竹の音はしません!
まあ、下手なだけですから。
まだあります。
DODECAGONの名前の問題や、作ったはいいが、爆音。
ウルサイ!
もう半端ない爆音、二胡がヴァイオリンより音が小さいなどと言うのは全くの誤り。
単に作り方が悪かったというと語弊がありますが、作り方構造自体が違ったのです。
その証拠に、昔の丸い二胡はとんでもなく音は大きいです。
何であの方法続けてこなかったのかわからないのです。
これも悩みの種ですね。
それと来るはくるは、修理のお山、今、全部で12台修理。
台割れ、弦の溝直し、胴の割れ、頭のとれ、皮の張替え、そうそう
これも黒檀によく有ることなのですが、木軸がまったく動かなくなった。
木軸が皆さんの力で回らなくなった時に、絶対やってほしく無い事は、無理やり、弦の巻きつける方の細い方から、ハンマーなどでたたかないでください。
叩いても抜けません、むしろ棹が割れることがあります!
原因は、黒檀の油とチョークが大変うまい具合?に馴染んで完全に棹の穴に密着してしまうのです。
チョークを塗るのも反対。!
(木軸が削れたり動かなくなったらチョーク塗った人に直してもらってください。などとは言えませんので、直しますが。直すというより交換ですね。)
こうなると出来ることは、木軸を上下に手で少しずつ揺らして下さい。
そうすると抜けることもあります。
それでもダメな時には、木軸を切り取って交換するきり無くなります。
二胡作っている時間が無い、と言うのも悩みです。
そんなところへデンペン保護テープの開発ですから。
私は絶対反対。、、
ほぉさんの説得力に負けていますが、今のところ、
いつか誰でも張れるデンペンそのものを開発します。
自分の二胡のデンペンの素材、前から気にはなっておりましたが質問したことがありませんでした。
こんどお店に伺いましたら、教えて下さい!
見分け方はありますか?
素材の知識が無いのでさっぱりわかりません。
白いのは殆どが、塩ビ、それから固めだなと思うのはアクリル、弾力のあるのは、ポリエステル樹脂。
代表的なのは、こんなところですが、見た目はみな白なのでわかりにくいです。剥がして、熱をかけたり、様々なシンナーでで溶かしてみるとわかります
シンナーも、塗料用シンナー、ラッカーシンナー、シリコンオフ、エポキシシンナー、ウレタンシンナー、トルエン、アセトン、と、その強さと揮発力で種類が違います、
シリコンオフ以下は、一般販売していません、業者登録した人だけです、危険ですから、出ないとシンナー遊びなどに出回ってしまいますから、