昨年は一年中インテリアの大きな仕事をしていたこともあり、その前の年は、麗風音風の制作に追われていたこともありまして、
この2年ほど、西風・東風を作っていませんでした。
7年ほど前、弓毛の張替えをしようという話が持ち上がった時に、あるお客様の、一言、
「張り替えたいという程の良い竹は持っていないのです、何本も買っても、これを長く使いたいという程の弓に当たらないのです」
ということで、では!、自分でも作ってみようという事になりました。
竹だけを中国から仕入れて、これならという硬さと弾力の物だけを選ぶと、100本の内、まあまあというものが、3分の1くらいです。
最初の内はその中で選び抜いて、10本くらいで、西風を作り上げていました。
それから徐々に、竹の扱いを覚え、硬いものは削り、柔らかいものは加熱して、硬くし、
ある一定の弾力と硬さにして、弓の重さのバランスをとり、ヴァイオリン用の毛を張ったのが、西風です。
ポップスやクラシックなどを弾くのに似合っていると思います。
東風は、その竹に、無脱色の馬毛を使い、より複雑な音色にしようと、花色や黒毛(中国産の黒毛はむしろ栗毛に近いです)など混ぜて、作り上げたものです。
その複雑な倍音は音色の良さについては皆様にご好評を得てきています。
6年ほどたった昨年は、20数本西風の張りかえがありました、見せていただいて、さらに竹に手を入れて送り返しています。
二胡の弓は,竹の安定性が命です。
毛を支える強さと、弓の動きの良さを支えるのは竹です。
その竹が、天然のままですと、本当に千差万別、いくら良い毛張ったとしても、それを支えるのは竹なのです。
西風東風は、選んだ竹に少し手を加えて、弓として大変安定した状態を作り上げたものです。
まずはどの弓を購入されても、不具合の無い弾き心地の良さを実現したものです。
ネットで弓を購入するという方はとても多いです、その時にお客さんに不安なく良い弓として使っていただけるようにしたつもりです。
来週末には二胡姫さんと、金沢のNMLさんから発売されるはずです。
毎回少量ではありますが、これから2週間に一度は、ネットでの販売ができるようなペースで制作していくつもりです。
なお、3月初めには、光風と舜風が発馬される予定です。
どんな弓かの、説明は改めてさせていただきます。
工房光舜堂 西野和宏
この2年ほど、西風・東風を作っていませんでした。
7年ほど前、弓毛の張替えをしようという話が持ち上がった時に、あるお客様の、一言、
「張り替えたいという程の良い竹は持っていないのです、何本も買っても、これを長く使いたいという程の弓に当たらないのです」
ということで、では!、自分でも作ってみようという事になりました。
竹だけを中国から仕入れて、これならという硬さと弾力の物だけを選ぶと、100本の内、まあまあというものが、3分の1くらいです。
最初の内はその中で選び抜いて、10本くらいで、西風を作り上げていました。
それから徐々に、竹の扱いを覚え、硬いものは削り、柔らかいものは加熱して、硬くし、
ある一定の弾力と硬さにして、弓の重さのバランスをとり、ヴァイオリン用の毛を張ったのが、西風です。
ポップスやクラシックなどを弾くのに似合っていると思います。
東風は、その竹に、無脱色の馬毛を使い、より複雑な音色にしようと、花色や黒毛(中国産の黒毛はむしろ栗毛に近いです)など混ぜて、作り上げたものです。
その複雑な倍音は音色の良さについては皆様にご好評を得てきています。
6年ほどたった昨年は、20数本西風の張りかえがありました、見せていただいて、さらに竹に手を入れて送り返しています。
二胡の弓は,竹の安定性が命です。
毛を支える強さと、弓の動きの良さを支えるのは竹です。
その竹が、天然のままですと、本当に千差万別、いくら良い毛張ったとしても、それを支えるのは竹なのです。
西風東風は、選んだ竹に少し手を加えて、弓として大変安定した状態を作り上げたものです。
まずはどの弓を購入されても、不具合の無い弾き心地の良さを実現したものです。
ネットで弓を購入するという方はとても多いです、その時にお客さんに不安なく良い弓として使っていただけるようにしたつもりです。
来週末には二胡姫さんと、金沢のNMLさんから発売されるはずです。
毎回少量ではありますが、これから2週間に一度は、ネットでの販売ができるようなペースで制作していくつもりです。
なお、3月初めには、光風と舜風が発馬される予定です。
どんな弓かの、説明は改めてさせていただきます。
工房光舜堂 西野和宏