福音弓の松脂塗り過ぎ注意！！

このところ、２週続けて、福音弓をお持ちの方が不調をうったえてご来店されました。

なんだか雑音がするとのこと！

弾かせていただいて驚いたのは、

弾いてみながら胴のすぐ上の弦のところを見ると、

煙がたつほど、そうです松脂の粉が煙のように、右に左に弓を動かす度に立ち上がります。

これは松脂つけすぎです。

福音弓の弓毛は、今までの弓のようには、沢山松脂を塗らなくても良く音が出ます。

毎日弾く人でも週に一回、

弓毛の上に、５，６回松脂を付ければ、十分です。

今までの弓は、購入したばかりですとそれこそ５分も１０分も松脂を一生懸命付けなければ松脂が乗りませんでしたが、

福音弓に使っている弓毛は、遥かに良質なものですから、最初に、５，６回松脂を毛の上に滑らせれば、１週間ぐらいは松脂を付けなくとも済みます。

私は毎日弾いていますが、週に１回軽く松脂を付けるだけです。

松脂をこれでもかと付け過ぎると、松脂が毛にこびりついて、雑音の原因になります。

とにかく、なんだか音が出にくくなったなと思うまで松脂はつけないようにして下さい。

弓を弾いていて煙のように松脂の粉が舞うような状態は付け過ぎです。

ヴァイオリン等やっていた方はお判りでしょうがヴァイオリンの弓毛と同じレベルと思って下さい。

今まで松脂を演奏するたびに塗っていた方は、４回に一回くらいにしてください。

４，５時間弾いて、一回分５往復くらい松脂を塗ると考えて下さいませ。

これはどうぞ気を付けて下さい。

お願いします。

それからこれもお願いです、福音弓の手元のチューブなどが抜けやすかったりしたときには、是非ご連絡下さい。
今までに２件くらいありました、これは私がチューブに熱をかけすぎないようにと少し遠慮してしまったためか、
チューブのしまりが悪くなってしまったのだと思われます、、熱かけすぎると毛が傷みますので、、、

それはきちんと直しますので。どうぞご遠慮なく連絡下さいませ。