二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
金、土、と長野出張に行きまして、の迎えた営業日、
かなりヘロヘロになるかと思いきや、
充実した日程だったせいか予想以上に力みなぎっておりました。
この数日で実感したのは、やはり調整の大切さ。
受けた誰もが納得する西野の調整技術により、
調整会にご参加いただいた方々にはとても喜んでいただきました。
既に次の調整会開催地の案も浮上しています。
そうそう!何年も前に、調整を受けて「3000円損した」と匿名で酷評してた方、
いらして下さったら無料で調整いたしますから、是非お越しください♪
現在の店主は、あの頃よりも更に技術進化していますから。
但し、予約する時に、あれ書いたのは自分だと名乗ってくださいね(ニッコリ)
噂には聞いていた西野の調整が「ここまで効果が出るとは!」と驚かれます。
皆さん“百聞は一実体験にしかず”状態なのです。
実際にご自分で体験したり、間近で見たり聴いたりしていないと、
どんなに我々が「調整は大事」と繰り返したところで真の効果は伝わらないのですね。
しかも、“ご自分の楽器の為に”どこまで調整によって現状から改善出来るかは、
実際に店主がやって見せないことにはまず解らない。
事実、店主が調整を始めると、的確な診断で問題箇所を直ぐに見つけて作業開始するので、
第一の作業過程の段階ですぐ変化が出ます。
すると、大抵の調整を受けている方々は、それだけで満足して“調整完了”と思っています。
「わぁ、音色が良くなった!」
「うん、でもまだだよ」
そう言って、店主はその段階から更に手を加え、
“その楽器”の“現在の状態”に合うように、“その時期”に合わせた調整を続けます。
ここからが、真の調整の始まりなのです。
お客様は、第一段階から更に変化していく音色を目の前で感じ、
本当に“調整がピタリと合う”という事を目の当たり、
もとい、耳の当たりとして実感されるのです。
他の楽器店の調整を受けた方が、
いろいろ取り替えてもらったけど変化が判らなかった、
とおっしゃっていました。
原因が無い時は解体する必要など無いのですが、意味不明に分解する楽器店もあるそうです。
どういう理由があってその駒なのか、
何故その千斤なのか、
どうしてその巻き方なのか、巻き数なのか、
何の為その場所に刃物を当てるのか、どんな効果があるのか、
その場所を開けて調べると何がわかるのか、
側で黙ってされるがままにならず、気になる事は楽器屋さんに質問して良いと思います。
大事なご自分の楽器なのですから、店主にも どんどん解らなかったら尋ねて下さい。
今後の手入れの仕方も、
ご自分の楽器の場合はどうやっていくべきなのか教えてもらいましょう。
ちゃんと出来る楽器屋さんなら、キチンと“理路整然と”答えられるはずです。
さて、営業日、
今週はそれほど予約も多くない予定でした。( 来週は修理退院が重なって混みそうです )
しかし、結構賑やかな一日。
なぜって、相変わらず光舜堂は出来事が盛り沢山だったからです。
この日は初来店の方やまだ2回目のご来店の方々が店主の調整を目の当たりにして驚いたり、
訪れる様々な方々で賑やかでした。
そして今週も福音弓は大好評! すっかり定番商品になりました。
そうそう、
光舜堂の一角で活動されている『神田まんげ鏡や』の松本夫妻が、
先日アメリカで開催された、世界で一番大きな万華鏡のコンテストで『今年の3人』に選ばれました!
(グランプリというのは無く、『今年の3人』は、毎年世界で3組だけ選ばれる名誉な賞です)
で、
帰国したばかりのご夫妻が受賞作品を見せに来て下さったのです。
一時、それで店内は万華鏡の話題一色!
受賞作品を店内に居た皆で代わる代わる覗き込み、松本夫妻の作品解説を聞き、
それは、それは、たいそうな盛り上がりでした!
また、ライヴの為に西野二胡をレンタルしていた会員さんが返却にいらっしゃいまして、
それでまたいろいろ大盛り上がり!
というのは、会話の中で「外で弾くとどうなるか」という話になって、
光舜堂の、通称『 度胸試しコーナー 』=ドアの外の椅子、での演奏にチャレンジ!
この『 度胸試しコーナー 』、ここに椅子を設置してから試した方は未だ いなかったのですが、
( あ、その為に置いたわけじゃありませんでしたから -笑-)
店内にも外にも良く聴こえてなかなか良い感じ♪
ちょうど背後も両サイドも囲まれているので反響板の役目を果たすようです。
皆で歩道のガードレールに座って聴き入りました。
店主はその間、お隣の万世スタンドで座ってちゃっかり一人でソフトクリーム食べてましたが、
その席でも良く聴こえたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/4e/fc4ffc00940d858102e14c1e523ff7bf.jpg)
( ※ 画像のお顔はボカしてあります )
ケースでも広げて足元に置いておいたらコインが入ったかも???
素敵な演奏でした!
それから最後に、
峠岡慎太郎君が『六歌仙』の『業平』を受け取りに来ました。
天然小葉紫檀(コウキ紫檀)の6把の西野二胡『六歌仙』、
店主が日本人の二胡演奏家を応援するためにと長期貸与制度を作りまして、
その2つ目の旅立ちの日です!
『業平』は、6把中で唯一、板目で作った二胡です。
その為ひと際華やかな外見を持ちますが、
ALL板目のせいなのか、弾きこなすにはとても難しい楽器です。
西野二胡特有の“弾き易さ”は有るのですが、真の音色を出そうと思ったら素人では無理です。
この日から使うことになる峠岡君でさえも最初は一筋縄ではいかない様子。
しかし、峠岡君は流石ですね!
店主でさえも難しいと感じたこの楽器を直ぐに奏で始めました。
しかもしっかりと楽器を鳴らして良い音色を響かせられるので、
彼が弾いた直後に弾いた店主、「もう育ち始めてるよ。。。!!」
とにかく、まだ出来立てホヤホヤ。
皮も張り立てホヤホヤ。
ですから音色もカチカチのスタート状態。
楽器としての成長はまだまだこれから、のピカピカの新品です。
今後、峠岡君がどう育ててご自身の演奏に活かしていくかは彼次第。
『業平』デビューとなる8月の名古屋、9月の東京でのライブが楽しみです。
さて、既に演奏家さん活躍の良きパートナーになっている『喜撰』、
そして今回の『業平』の他に、
『黒主』と『小町』は、お貸しする方は決定しています。
製作者の独断と偏見で決定しているので、おのずと西野が好きな演奏家さんになっていきます。
残るはあと2把。
『康秀』と『遍昭』は、誰の元へ行くのでしょうか。。。
先日の出張先では可愛らしい小さな二胡弾きさん達に会いました。
こんな小さいうちから習うなんて将来が楽しみです!
その世代が演奏家になるのを、ひょっとしたら2把は待つかもしれませんね☆
今週もご来店ありがとうございました!
(海外旅行帰りに寄ってほぼ一日中居らした遠方在住のYさん、お疲れ様でした!)
金、土、と長野出張に行きまして、の迎えた営業日、
かなりヘロヘロになるかと思いきや、
充実した日程だったせいか予想以上に力みなぎっておりました。
この数日で実感したのは、やはり調整の大切さ。
受けた誰もが納得する西野の調整技術により、
調整会にご参加いただいた方々にはとても喜んでいただきました。
既に次の調整会開催地の案も浮上しています。
そうそう!何年も前に、調整を受けて「3000円損した」と匿名で酷評してた方、
いらして下さったら無料で調整いたしますから、是非お越しください♪
現在の店主は、あの頃よりも更に技術進化していますから。
但し、予約する時に、あれ書いたのは自分だと名乗ってくださいね(ニッコリ)
噂には聞いていた西野の調整が「ここまで効果が出るとは!」と驚かれます。
皆さん“百聞は一実体験にしかず”状態なのです。
実際にご自分で体験したり、間近で見たり聴いたりしていないと、
どんなに我々が「調整は大事」と繰り返したところで真の効果は伝わらないのですね。
しかも、“ご自分の楽器の為に”どこまで調整によって現状から改善出来るかは、
実際に店主がやって見せないことにはまず解らない。
事実、店主が調整を始めると、的確な診断で問題箇所を直ぐに見つけて作業開始するので、
第一の作業過程の段階ですぐ変化が出ます。
すると、大抵の調整を受けている方々は、それだけで満足して“調整完了”と思っています。
「わぁ、音色が良くなった!」
「うん、でもまだだよ」
そう言って、店主はその段階から更に手を加え、
“その楽器”の“現在の状態”に合うように、“その時期”に合わせた調整を続けます。
ここからが、真の調整の始まりなのです。
お客様は、第一段階から更に変化していく音色を目の前で感じ、
本当に“調整がピタリと合う”という事を目の当たり、
もとい、耳の当たりとして実感されるのです。
他の楽器店の調整を受けた方が、
いろいろ取り替えてもらったけど変化が判らなかった、
とおっしゃっていました。
原因が無い時は解体する必要など無いのですが、意味不明に分解する楽器店もあるそうです。
どういう理由があってその駒なのか、
何故その千斤なのか、
どうしてその巻き方なのか、巻き数なのか、
何の為その場所に刃物を当てるのか、どんな効果があるのか、
その場所を開けて調べると何がわかるのか、
側で黙ってされるがままにならず、気になる事は楽器屋さんに質問して良いと思います。
大事なご自分の楽器なのですから、店主にも どんどん解らなかったら尋ねて下さい。
今後の手入れの仕方も、
ご自分の楽器の場合はどうやっていくべきなのか教えてもらいましょう。
ちゃんと出来る楽器屋さんなら、キチンと“理路整然と”答えられるはずです。
さて、営業日、
今週はそれほど予約も多くない予定でした。( 来週は修理退院が重なって混みそうです )
しかし、結構賑やかな一日。
なぜって、相変わらず光舜堂は出来事が盛り沢山だったからです。
この日は初来店の方やまだ2回目のご来店の方々が店主の調整を目の当たりにして驚いたり、
訪れる様々な方々で賑やかでした。
そして今週も福音弓は大好評! すっかり定番商品になりました。
そうそう、
光舜堂の一角で活動されている『神田まんげ鏡や』の松本夫妻が、
先日アメリカで開催された、世界で一番大きな万華鏡のコンテストで『今年の3人』に選ばれました!
(グランプリというのは無く、『今年の3人』は、毎年世界で3組だけ選ばれる名誉な賞です)
で、
帰国したばかりのご夫妻が受賞作品を見せに来て下さったのです。
一時、それで店内は万華鏡の話題一色!
受賞作品を店内に居た皆で代わる代わる覗き込み、松本夫妻の作品解説を聞き、
それは、それは、たいそうな盛り上がりでした!
また、ライヴの為に西野二胡をレンタルしていた会員さんが返却にいらっしゃいまして、
それでまたいろいろ大盛り上がり!
というのは、会話の中で「外で弾くとどうなるか」という話になって、
光舜堂の、通称『 度胸試しコーナー 』=ドアの外の椅子、での演奏にチャレンジ!
この『 度胸試しコーナー 』、ここに椅子を設置してから試した方は未だ いなかったのですが、
( あ、その為に置いたわけじゃありませんでしたから -笑-)
店内にも外にも良く聴こえてなかなか良い感じ♪
ちょうど背後も両サイドも囲まれているので反響板の役目を果たすようです。
皆で歩道のガードレールに座って聴き入りました。
店主はその間、お隣の万世スタンドで座ってちゃっかり一人でソフトクリーム食べてましたが、
その席でも良く聴こえたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/4e/fc4ffc00940d858102e14c1e523ff7bf.jpg)
( ※ 画像のお顔はボカしてあります )
ケースでも広げて足元に置いておいたらコインが入ったかも???
素敵な演奏でした!
それから最後に、
峠岡慎太郎君が『六歌仙』の『業平』を受け取りに来ました。
天然小葉紫檀(コウキ紫檀)の6把の西野二胡『六歌仙』、
店主が日本人の二胡演奏家を応援するためにと長期貸与制度を作りまして、
その2つ目の旅立ちの日です!
『業平』は、6把中で唯一、板目で作った二胡です。
その為ひと際華やかな外見を持ちますが、
ALL板目のせいなのか、弾きこなすにはとても難しい楽器です。
西野二胡特有の“弾き易さ”は有るのですが、真の音色を出そうと思ったら素人では無理です。
この日から使うことになる峠岡君でさえも最初は一筋縄ではいかない様子。
しかし、峠岡君は流石ですね!
店主でさえも難しいと感じたこの楽器を直ぐに奏で始めました。
しかもしっかりと楽器を鳴らして良い音色を響かせられるので、
彼が弾いた直後に弾いた店主、「もう育ち始めてるよ。。。!!」
とにかく、まだ出来立てホヤホヤ。
皮も張り立てホヤホヤ。
ですから音色もカチカチのスタート状態。
楽器としての成長はまだまだこれから、のピカピカの新品です。
今後、峠岡君がどう育ててご自身の演奏に活かしていくかは彼次第。
『業平』デビューとなる8月の名古屋、9月の東京でのライブが楽しみです。
さて、既に演奏家さん活躍の良きパートナーになっている『喜撰』、
そして今回の『業平』の他に、
『黒主』と『小町』は、お貸しする方は決定しています。
製作者の独断と偏見で決定しているので、おのずと西野が好きな演奏家さんになっていきます。
残るはあと2把。
『康秀』と『遍昭』は、誰の元へ行くのでしょうか。。。
先日の出張先では可愛らしい小さな二胡弾きさん達に会いました。
こんな小さいうちから習うなんて将来が楽しみです!
その世代が演奏家になるのを、ひょっとしたら2把は待つかもしれませんね☆
今週もご来店ありがとうございました!
(海外旅行帰りに寄ってほぼ一日中居らした遠方在住のYさん、お疲れ様でした!)
最近メインの二胡が急にウルフ音を発しはじめましたが
これも西野さんならちょちょいと治しちゃうのかな…
峠岡くん、ツイッターでも業平を気にった様子でつぶやいてましたよ。
今から育てて名古屋のライブでも…と言っていたので
とっても楽しみです
都にとにかくあの業平は、華やか豪華、それでいて男性的名古屋のライヴ楽しみにしていてください。
最近ウルフ音の原因がかなり細かいところまでわかってきたような気がします。
歪んだ皮に強い振動が与えられると、出やすくなるものと胴の木が薄すぎる物、結局胴の同じところが強すぎる振動することで出て来るようです。実は、あの業平も、、最初はまいりました。
そこで、皮のマッサージ、これは絶対にマネしないでください。それから弾き込み、あえて強目のトマスティーク付けてガンガン、それから弦を龍に取り換えたら、見事、、そうそうあの人工皮の弦良いでしょ?あれが、「龍」です。必要な時には言ってください送ります。
メイン二胡のウルフ音、駒の高さを、1ミリほど削って下さい。
駒の位置を2ミリぐらい下げて、それから、調弦を半度ほどあげてしばらく弾いてみてください、それから、千斤を少し緩めに巻きます。そして、巻き数を2回ぐらい増やして下さい、そして調弦を元に戻します。
駒と千斤のまき直しで、ウルフ音を少しでも直す方法です。そして弾き込んでみてください。
場所さえあれば、名古屋も行きたいですが、、
どんな音色なのか…
生で西野さんの二胡を拝見拝聴できる思わぬ機会ができてますます楽しみです。
ウルフ音対策、細かく教えていただきありがとうございます。
CDMと例の緑檀もあるので、メインを一時譲って調整してみようかなぁ…
千斤をうまく巻く自信がイマイチないんですけど…
CDMはとにかく弾きやすい
緑檀も結構いい音になってきましたよ。
弦はfangfang(金)を張ったのでCDMに比べて少し細い音ですが。
(そうそう、CDMの弦は龍だったのですね…入用のときはお願いいたします!)
名古屋は梅雨もじめじめですが、明けてからの真夏の時期も大変に湿気が多く
二胡を弾くときはもちろん、家での保管も気を遣います。
早く涼しくならないかしら(笑
名古屋は湿度高いのですか?
でも、この時期に新しめの皮を弾き込むと割と早く成長します。辛い時ほどたくさん弾き込むと良いのではないですかね。
でもその時の弾き込みが大事なんですね!
そう聞くとムシムシの暑さも楽しみに…なるような??
めげずに頑張ります~