シーラカンスの展示に力を入れてるんだよ☆
『海・生命の進化』エリアに来ました。
上からとてつもないものがぶら下がってるんだが??
・・・古代の怪魚『ディニクチス』かな?
このエリアは、太古に水の中で展開した進化と絶滅の歴史を化石と進化の生き証人である生きた化石で紹介しています。
あの右側の水槽にはたくさんの『生きた化石』たちが!
その生きた化石達の中からいくつかご紹介しちゃいます♪
有名な『カブトガニ』。
これ、子供の頃は超絶希少な生きもので、生きてる個体を見る事なんか絶対に無いって思ってたんですが・・・某熱帯魚店で水槽にゴッソリ入れられて販売されてる生体を見た時に「あ、こんなもんなのね。」って強烈なショックを受けて考え方が一瞬で変わりました。
原始的なの形を残したままの貝『オキナエビス』。
どこが原始的なのかっていうと・・・殻口のところに切れ込みがあるんです。
他の貝にはこれが無い。
オキナエビスの仲間は世界で30種類ほどがあって、どれも水深50mよりも深い場所に生息しています。
貝殻コレクターには人気の種類で、種類と大きさによっては百万円を超えるものもあります。
リュウグウオキナエビスとかね。
シーラカンスと同じ肉鰭綱に分類される『ネオケラトドゥス』。
オーストラリアハイギョとも呼ばれます。
熱帯魚として流通してる一般的なハイギョ、プロトプテルス類とは違って肺呼吸に頼ることは少なく、呼吸のほとんどはえら呼吸に頼っています。
なので・・・ハイギョのイメージとは違って、空気中ではすぐに死んでしまいます。
野生個体はワシントン条約で保護されているので簡単には入手できません。
昔、1匹200万円で販売されてる個体を見たことがあります・・・。
これは生体じゃないけどね。
『インドネシア・シーラカンス』。
シーラカンスは世界で2種類確認されています。
その1種だね。
デカイな。
1m以上あるな。
これがもう1種の『アフリカ・シーラカンス』。
2種のシーラカンスをどちらも展示しているのはアクアマリンふくしまだけ!!
そもそもの個体数が少ないのに・・・これって凄い事なんじゃないか??
こうして見ると死骸なんだが。
でも普通の死骸じゃないぞ。
凄い死骸だぞ。
このエリアには化石も展示されてます。
これ、シーラカンス類『コエラカンス』化石です。
これはそんなに大きくないよ。
あ、ショーケース内に展示されてるので実際には触れません。
オオサンショウウオの仲間『ディスコサウリスクス』
確かにオオサンショウウオっぽいね!
ウチワの化石・・・じゃないよ。
エイの仲間『キクロパティス・マジョル』。
卓球のラケットの化石でもありません。
これ・・・巨大な頭蓋骨。
これまでに発見されたシーラカンスの仲間の化石では世界最大の物です。
『マウソニア・ラポカティ』。
これほどデカイ!
推定体長は3.8mを超えると思われています。
オウムガイの仲間『キマトセラス』。
私だったら・・・希少な化石を半分に切断するなんてこと、できません(-_-;)
それにしても・・・中身こういう状態のまま化石になるんだねえ。
・・・凄い。
切断されてて良かった。
珍しい化石がたくさん展示されてます。
興味が無い人には退屈のかたまりかもしれないけどね。
あ、趣味ってそんなものか。
次回、シリーズ最終回。
お楽しみに♬
【こっそり裏話】
小学生の頃、化石探しに夢中になっていた時期がありました。
ある日、たくさんの貝や葉っぱの化石に混ざって、シーラカンスの尾にそっくりなものを発見しました。
小学校の理科の先生に見せて、数日かけて調べてもらったんですが、結果はただの岩だろうってことでした。
大人になってから思い返してみて・・・ホントにそうだったのかな?
実は凄い発見をロストしてしまったのでは・・・。
ふふふ、子供の頃のロマンは今も続いています。