冬、自然界では野鳥のエサになるものが不足します。
この季節に庭やベランダに餌台を置くと、野鳥がやってくる確率が高くなります!
庭の隅に餌台を立てて、小鳥用のムキエサを置いてみると・・・。
最初に「スズメ」がやって来ます。
最初の一羽が来るまで数ヶ月掛かる場合もありますが、気長に待ちましょう。
なかなか来なくても、餌台の場所は変えないほうがいいです。
その餌台が安全かどうか、野鳥は遠くから見ています。
途中で場所を変えてしまったら、待つのはまた一からやりなおし。
なかなか野鳥が訪れてくれないときの失敗例に多くみられます。
一羽来れば、あっという間に数が増えますよ。
今、私の庭には50羽以上訪れます。
次に来るのは「ヒヨドリ」。
ピーピーやかましく鳴く野鳥です。
その多くが冬にやってきます。
パンくずなどを置くと、取り合いの闘争を楽しむことができますが・・・かなりうるさいです・・・。
ハト餌を餌台に置くと・・・。
「キジバト」が来ますよ。
別名ヤマバト。人をあまり恐れない野鳥です。
つがいで行動することが多いので、仲の良い行動が楽しめますよ♪
ヒマワリの種は油脂分を好む野鳥を呼ぶのに適した餌です。
「シジュウカラ」はヒマワリの種が大好物。
上手に殻を割って食べます。
殻の無いヒマワリの種は、ヒヨドリやキジバトに食べられちゃうので、餌の取り合いを防ぐために殻のまま餌台に置きます。
冬鳥の「シメ」もヒマワリの種が大好き。
他の野鳥を追い払って餌を食べることもある、強い野鳥です。
みかんを切って針金などで枝などに固定しておくと、「メジロ」が来ますよ。
メジロは甘い蜜が大好き。
体が小さいので、先にヒヨドリに餌を横取りされちゃうこともありますが・・・。
みかんやリンゴを置くと「ムクドリ」もやってきます。
柿も大好き。
地上で虫を探すことも多いです。
庭や畑に撒く農薬を減らせば、クモなどの小さな虫がたくさん住み着きます。
大量に増えたら嫌だなあ、って思うかもしれませんが、野鳥が来るようになればそのほとんどが野鳥に食べられてしまいます。
虫が大好きなのが「ジョウビタキ」。
縄張り意識が強い野鳥で、一羽で行動します。
冬鳥ですが、一度来るようになれば毎年現われるようになりますよ。
この写真はオスです。
こちらは「ジョウビタキ」のメス。
残念なことにオスと一緒に現われることはほとんどありません。
こちらも虫が好きな「ツグミ」。
冬鳥で、渡りの前以外はほぼ単独で行動します。
餌台にも時々現われますよ。
地上に降りてチョコチョコ歩きながら虫を探す「ハクセキレイ」。
呼ぼうと思って呼ぶのは難しい野鳥ですが、ジョウビタキやツグミ、ムクドリが来る場所ならばやって来る確率は高いです。
「モズ」も虫が大好き。
肉食の野鳥なので、餌台を訪れることはありません。
どうしても呼びたいっていう場合には餌台に『ミルワーム』を置くっていう方法もありますが・・・気持ち悪いからね。
あ、ミルワームは『ゴミムシダマシ』っていう甲虫の幼虫で、ペットショップなどで手に入ります。
モズを比較的簡単に呼ぶには、木の枝に豚肉を刺しておくといいですよ。
豚肉ではなくラードを木の枝に刺したり縛り付けたりしておくと、キツツキの一種「コゲラ」がやってきます。
コゲラは動物性油脂が大好きです。
ラードや豚肉を置く場所は、カラスが止まれないぐらいの木を選びましょう。
雑食性の「オナガ」。
カラス科です。
経験上、餌台に現われることはほとんどありません。
みかんや豚肉などがあれば来る確率は高くなります。
実がなる木があれば訪れてくれるかも。
ただ、ちょっと厄介な野鳥で、巣箱やツバメの巣の雛を襲う場合があります。
庭に野鳥が増えてくると、上空を「トビ」が旋回することが増えてきます。
野鳥を襲うことはありませんが、餌場の食べ残しを狙っています。
広い場所じゃないと降りて来る事はできません。
ヒヨドリが運んでいって落としたパンくずなどを狙っています。
餌台、置いてみませんか?
毎日が楽しくなりますよ~!
※写真は全て、私の庭で撮影しました。
※野鳥はフンをします。餌台はフンを容認できる場所に設置しましょう。
※全ての人が野鳥を歓迎するわけではありませんので、近所の迷惑にならないように注意しましょう。