かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

冬芽(22):匂いが決め手

2010年01月25日 | 冬芽と葉痕

冬芽シリーズが続きますが、今回はクスノキ科クロモジ属の冬芽を二つ紹介します。
この仲間は、枝を折ったり葉を揉んだりすると樟脳のような香ばしい香りがするのが特徴です。そして匂いがする油分もたっぷり持っていて同じ仲間にはアブラチャンと言う名前の植物もあるほどです。

まず最初は、冬でも枯れた葉を付けているので遠目にも分かる樹木です。そして良い匂いがするから名前はヤマコウバシと付けられています。



冬芽は互生して長卵形、7~9枚の芽鱗に包まれます。枝の先端の仮頂芽と側芽は同じ大きさです。そして、他の仲間は葉芽と花芽が分かれていますが、この木は冬芽の中に花と葉が一緒に入っているのだそうです。

もう一種はダンコウバイの写真です。ヤマコウバシよりも枝も芽も少し大柄で4~5枚の芽鱗に包まれた楕円形の冬芽を互生します。



仮頂芽と側芽は同じ大きさで、花芽は球形~やや球形です。


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