玉原は植物の宝庫・・・だから虫えい(虫こぶ)も色々な種類が見られる!
今回は10種類ほどが見られ玉原で新たに確認されたものも2種類ほどあった!
まずは光り輝く赤色の徳利(↑↓)・・・ヤマブドウハトックリフシでブドウトックリタマバエが作り上げた芸術品だね!
ヤマブドウの葉にはヤマブドウハコブフシ(ヤマブドウハコブタマバエ)も見られた。
これは葉裏にも膨らむのが特徴で、私的に玉原で新たに確認した!
キク科のハンゴンソウにはハンゴンソウハナタマフシ(ハンゴンソウハナタマバエ)が見られた!
側芽にも同様の虫えい(虫こぶ)が出来ていたので調べたら最近は別種扱いしているらしい・・・なので図鑑には載っていない!
名称はハンゴンソウメタマフシ(タマバエの一種)とされている。前々から確認はしていたのだけど別種だとは思わなかった。我がコレクションの当ブログ136種類目となった!
同じくキク科のゴマナにはゴマナハナフクレフシ(ゴマナハナタマバエ)が見られた!
玉原は日本海型気候で植生もそれに対応したものが多くオオバクロモジもその一つだ!
オオバクロモジには群馬県内では此処でしか確認されていないオオバクロモジメウロコフシ(タマバエの一種)が見られた。
これも全国でも最近見つけられたもので図鑑には載っていない・・・
玉原は雪深くササはチシマザサが多いのだけどササに出来る虫えい(虫こぶ)も多い・・・
昔から有名なササウオタマバエによって作られたササウオフシ・・・小魚の形に似ていると言われこれが大きくなって沢に入ってイワナとなったという昔話まで有るくらいなのだ!
ササウオフシに似ているけど変形した稈が作られず長い紡錘形のチシマザサメヒメササウオフシ(ヒメササウオタマバエ)も見られた。
そしてチシマザサの新梢部が枯葉色になって膨らんだササハマキフシ・・・
中にたくさんのタマバエの幼虫が入っていて広げるとジャンプして出て行ってしまうのである。
この虫えいは2年前に国内で最初に玉原で私が見つけたもので研究は進んでいない!
2年ぶりの玉原だったのだけど、今回もササハマキフシを確認出来て、それも複数確認出来て良かった!
虫えい(虫こぶ)編の大トリはミズナラの葉にできた宝石・・・
ナラハヒラタマルタマフシ(ナラハヒラタマルタマバチ)でコナラやミズナラなどの葉脈上に作られる。 底面が平らで中央の小突起で接着しているだけなので強く引くとポロリと取れてしまうのだ・・・
他にもサラシナショウマツボミフクレフシなども見られたのだけど説明している間に撮影するのを忘れちゃった・・・
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