つる植物は林縁部などに多くマント群落などを形成する植物が多いね・・・林業や造園などでは樹木に絡みついて陽光を奪ったり絞め殺したりで厄介な植物とされるものも多いよねぇ!
でも、そういったつる植物も生きるために多くの仕組みを持っていて観察していて飽きないことが多いのだ!
今回はカラスウリの登場・・・カラスウリは雌雄異株で一枚目の画像は雄花で花弁の先がレース編み状に広がった優雅な花だけど夜に開くのが特徴だね!
細長い花筒の先に花弁が広がるのだが、花筒の入口に雄しべが集まって葯が蓋をしているように見える・・・↓はアップ
雄花の花筒の基部には子房が無いので膨らんでいない。 この花筒の中には蜜がいっぱい詰まっていて、夜に活動するスズメガの仲間が長い口吻を刺し込んで蜜を吸うときに花粉が付くように設計されているのだ!
一方、↓こちらは雌花だけど、ほぼ同じ時間に撮ったのだけど開ききっていないように見える・・・
雄花と同じように花筒が長く基部の子房部分が膨らんでいるので雌雄が区別できる! ちょっとボケてしまった(涙)
雌しべの柱頭は三つに分かれ花筒の入口から出ている。 画像の柱頭はまだ伸びきっていないけど時間が経つにつれ伸びて入口を塞いでスズメガが口吻を刺し込んだ時に受粉しやすい構造になっているんだね!
ほぼ同じ時刻でも雌花の方が開き方が遅いのは、開き切って成熟した雄花を先に回って花粉を付けてから雌花を訪れるようにしているのだと言われている・・・
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