最近、道端や空き地でよく見かける草にヨウシュヤマゴボウがあります。北アメリカ原産の多年草で1mを超えるものもザラです。花は長い柄を持つ総状花序で先端に向かって順次花を咲かせていきます。
花弁のように見えるのは萼片で5枚、10個の心皮が合着した複合雌しべの下にカボチャのように見えるのが複合子房です。(日本産のヤマゴボウは8個らしい)
雄しべは10本で葯は白色(日本のヤマゴボウは淡紅色)・・・
果実ができ始めると下垂します。(日本のヤマゴボウは上向きで下垂しない)
熟した果実は黒紫色で潰すと赤紫の液が出てインク・ベリーとも呼ばれ最近は草木染にも使われているようですが全草有毒なので口にしないように注意しましょう。
なお、この実に作られる虫こぶが有るらしいのですが未だに見たことがありません。情報をお待ちしております・・・
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