しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

生涯未婚率

2010年02月01日 | Weblog
昨日のNHK特集はショックだった。
昨年1年間に身元不明で死亡処理された人は全国の自治体調査で3万1千人に上ったそうです。無縁仏で自治体に納骨された人のケースを数件経緯を追った特集でした。
この調査で浮かび上がって来た問題は「生涯未婚率」の増加。
50歳時の未婚率は生涯未婚率と言うが2005年には、男性で15%、女性でも6.8%に達している。

生涯未婚率の上昇は、日本における皆婚習慣の崩壊が近づいているかの指標でもある。伴侶がいないが為に「孤独死」=無縁仏の実態が見えてくる。
これに追い討ちが離婚率の右肩上がり、少子化による未婚率の急上昇もある。

30台で職を失い、派遣、臨時、パートで食いつなぎ、60歳を直前にしてアパートでの孤独死。その実態の悲惨さ、悲しさは社会問題である。

40年働き続けても年金額は男性で月17万、女性で13万である。25年雇用契約のない人は0円である。30台で職を失った人がわずかな貯えが途絶えた時に無縁仏と化す恐怖の実態が見えてきた。

終身雇用の時代にはこの手の話題は少なかった。生活に余裕がないが為に親族から受け取りを拒否された遺骨は核家族、家族制度の崩壊の象徴として増え続けている。

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