しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

高齢者の転職行動とマッチング

2010年02月18日 | Weblog
55歳以降において、それまでに勤務していた企業退職後の再就職が非常に難しいことが指摘されている。
「高年齢就業実態調査」において60-64歳層における離職直後の就業率は男子で42%、女子で21%である。
それに対して求職者(仕事をしていないが仕事を探していた)の比率は
男子で36%、女子で38%と高い比率を示している。
定年やリストラなどによって50歳代まで勤務していた企業を離職した者の再就職率が低い理由がどのようなものかは高齢者の就業問題を考える上で非常に重要である。

就業希望でありながら離職直後に就業できなかった高齢者の求職活動は男女別で示したデータがあった。
男子では6割が1年以内となっており、18ヶ月以内が8割となっている。
女子では1年以内は男子と同じ6割であるが18ヶ月以内では75%と男子より短い。
離職理由は(定年、早期退職、その他)に別けて見た場合、男子は60%以上が定年離職、女子は正規雇用が少ないこともあって定年経験者は4割に留まる。
定年経験者の平均勤続年数は男子29年、女子21年であった。

○退職後18ヶ月を過ぎたら再就職は非常に厳しい。
○健康状態等で診断書で問題が生じる割合が高まる
結論的に思うことは企業の継続雇用で一旦退職するが同じ企業で働けたら条件面での不満はあろうが生活面でのリスクはかなり少ないといえるのではなかろうか。

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