しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

ハイキング装備で遭難

2010年08月02日 | Weblog
日本TVの記者2名が遭難した。
埼玉県秩父市の山中の沢で県防災ヘリ墜落現場を取材するため入山した。
遭難現場はヘリ墜落現場から約2キロ離れた沢だった。
2人は山岳ガイドと共に林道から入山、沢に入ったが,水が冷たく。
「2人の装備ではこれ以上は危険」とのガイドの判断で引き返した。

記者2名は尾根の撮影に行きたいとガイドと別れて2人だけで入山した。夕方になっても2人が戻らず入山口で待機していた日本TVの運転手が本社に連絡、本社が県警に連絡、遭難が確認された。
発見時、2人は沢登り用の靴は履いていたが、Tシャツにジャージ姿だった。

県警は報道各社に「周辺は極めて厳しい山岳地帯。取材は極力控えてほしい」と文書で要請してあった。ガイドに装備が不十分と指摘され引き返すことを指示された2名が勝手な行動を取って事故にあったと想像できる。

日本TV側の「それほど不適切な装備とは考えていない」とコメント。
地元の山小屋管理人の「山では尾根を歩くのが常識なのに、なぜ2人が沢で見つかったのか」
他の報道関係者が「危険」と判断して林道に入らず取材しているのに日本TVだけ「認識の甘さ」が指摘されている。

またか!の印象です。
日本TVは様々な事件を起こす。やらせで問題が発覚したこともある。
記事ありき、で報道シナリオが出来ていて引き返せない。無理な取材敢行が人命軽視に繋がったのではないか。

「優秀な人材を失い残念」同社幹部談。
ばかか~。土下座して謝らなければならないのはお前だあ!と言ってやりたい。
報道倫理、報道のありかた、危険回避、内部研修。政府、行政も事故を軽く見ないで再発防止に業界ぐるみで取り組んでほしいと思います。

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