しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

民生委員は気付いていた!

2010年08月09日 | Weblog
神奈川県内最高齢とされていた川崎市の109歳の男性が所在不明となっている問題で、男性宅を訪問していた民生委員が2009年9月、区に「男性は別の所にいるのでは」と指摘したのに、区が所在確認などの対応をとっていなかったことが7日、分かった。

同市長寿社会部の部長は「適切に対応すべきだった」としている。
民生委員は区の担当職員に対し、「本人に10年くらい会ったことがない。別の所にいるのではないか」と指摘していた。

民生委員は高齢者世帯の実態調査のため、男性宅を5,6回訪問したが、本人に一度も会えず、家族からは「元気でいます」と聞かされていたという。
区は指摘を受けた後も、男性との面会を試みるなどの対応を取らなかった。今後、当事の家族とのやり取りなどについて、詳しく調べる。

続々と各地で判明する高齢者の所在不明。100歳以上の高齢者の所在不明は100名に達している。
原因は「放浪癖」「行旅死亡人」「家族とともに蒸発」の3パターンが多い、という。
「フーテンの寅さん」同様「一人でふらりと家を出たきり、帰ってこない」家族談。

家族は捜索願いも出さない。徘徊したまま行方不明、独居生活で連絡を絶つ、一家で行方不明、生涯独身で過ごし、世話になりたくないと地域接触を絶つ。

60万人以上とされる85歳以上の独居世帯の多くは行政が把握できない状態の予備軍だ。
地域の民生委員との連携を密にして虚構の「長寿世界一」「長寿社会の影」の解明に努めていただきたいものです。

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