しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

サムソン電子の躍進

2010年08月16日 | Weblog
世界一のIT.家電メーカーはどこ?
米国の企業だろうと思っていたら実は韓国のサムソン電子でありました。
米フォーチュン誌の従来のランクで独シーメンス(30位)と米ヒューレット.パッカード(32位)を抜き去った。

売上げ高を基準でランクを決めているのでサムソン電子の昨年末為替レート1ドル=1164.5ウオン基準)が1168億ドル(10兆9150億円)を記録したのだ。
独シーメンスは1098億ドル、米ヒューレットパッカードは1146億ドルだった。

リーマンショックでライバル企業が伸び悩んでいるうちに攻撃的な経営を展開し、単独で疾走して「チキンゲーム」に勝利した。

世界シェア40%を超える半導体と液晶デイスプレー、20%を超えて1位ノキアを追い上げている携帯電話部門、LED搭載TVで約260万台、86.9%の米国市場を席巻した。
ウオン安、ドル安が続いた結果とは言え、現在の勢いは続いており、韓国の鼻息の荒さはこれからも続くと見られている。

対する日本の家電業界はどうかというと売上げランキングは
①に日立製作所が10兆円、②パナソニックが7兆8千億円、③ソニー7兆7千億円、④東芝6兆7千億円、⑤富士通4兆7千億円、⑥NEC4兆2千億円、⑦キャノン4兆1千億円、⑧三菱電機3兆7千億円、⑨シャープ2兆8千億円、⑩富士フイルムHD2兆4千億円、だった。

パナソニックは今後3年間で売上げ10兆円を目指す経営方針を発表(8月7日)したが日立のマイナス10%、ソニーの-12%、富士通の-12%、といずれも昨年より売上げを落としている。パナソニックも実は-14%だった。
上位の家電メーカーの経営統合でサムソン電子に対抗しないとお家芸と思っていた家電.IT企業分野でも韓国のサムソン.三星グループに水をあけられそうな状況の様だありました。
サムソンは経営戦略の判断が早く、豊富な資金力で積極展開できる。国家も全面的に支援している。日本も官民挙げた輸出攻勢、戦略の見直しが行われているようだがスピード感が乏しい気がするのは小生の杞憂であろうか。
元気のいい企業、元気のいいカリスマ宰相が出てきてほしい!
戦後65年、終戦の日を黙祷しふと思った一日でした。

ブログランキング

人気ブログランキングへ