しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

国家は簡単には謝らない。

2010年08月22日 | Weblog
なんの話?というと菅総理の日韓併合に関する韓国に対する謝罪についての海外の反応です。
「植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、改めて痛切な反省と心からのおわびを表明する」という謝罪の弁についての反応です。

米国の反応として、国家が他の国家や国民に謝罪を続けること自体の是非について反応があった。人間集団の謝罪を専門とするハーバード大学のマーサ.ミーノ教授は論文で
「国家対国家、あるいは国家対個人の謝罪という行為は1980年代以前は考えられなかった」
「主権国家の政府は戦争で降伏し、非を認めて賠償はしてもおわびします、とかすみませんと心情を表明することはなかった」とした。
状況が変わったのはブッシュ大統領が日系人の強制収容を謝り、クリントン大統領がハワイ武力制圧を謝った。

だが米国がフイリピンを武力で植民地にしたが謝罪はしていない。日本にの原爆投下も同様だ。イギリス政府がインドやビルマの植民地化を公式に謝罪したこともなく、フランスがベトナム、カンボジアを植民地にしたこと自体も公式に謝ったことはない。とした。

「謝罪は相手の許しが前提となり、心情の世界に入るため、そもそもの原因となった行為の責任や歴史の認識を曖昧にしてしまう」「過去の行動への謝罪は国際的に自国の立場を低くし、自己卑下となる」
「国家謝罪は現在の自国民の自国への誇りを傷つける」
「国家謝罪はもはや自己を弁護できない自国の先祖と未来の世代の両方の評判を傷つける」

オークランド大学の日本研究家「ヤマザキ氏」は日本にとって深刻な問題なのは「日本の国家謝罪を外交手段とみるならば、いままでのところ完全に失敗している」
「謝罪が成功するには受けてにそれを受け入れる用意が不可欠だが、韓国や中国には受け入れる意思はなく、歴史問題で日本と和解する気がないといえる」とした。

「日本は十分に謝罪でぃていない、日本は本当には反省していない。」と延々と言われ続ける。

北朝鮮の反応を見ればこの手の外交手段を続けることの危険性が見てとれる。
政治感覚後進国の日本はこの手の微妙な問題はさらに問題を大きくすることなく慎重な判断を行ってほしく思います。

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