しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

チリ鉱山落盤事故

2010年08月30日 | Weblog
今月5日、南米チリ北部コピアポ近郊の鉱山落盤事故で生存が確認された33人の救出作業が関心を集めています。
地下700メートル近い現場で閉じ込められた作業員が生き延びているという「奇跡」に興奮した。
救出には新たなトンネルを掘る作業が必要でその期間は4ヶ月とも伝えられ、無事を喜ぶ一方、精神.身体面の健康に懸念が持たれている。

落盤箇所は地下400メートル。避難シエルターの位置は地下688メートル。
早期救出には複数の救出用トンネルを掘削して行う。
既に完成運用している3本の小トンネルは作業員が避難している地下避難所(シェルター)に至る坑道の途中に到着。この小トンネルは全長600メートル、直径10センチ前後だが、最終的に直径70センチに広げて2本目の救出用トンネルとし、作業員をカプセルなどに収容し、重機で引き上げる。拡張工事用の大型ドリルは近く工事を開始する。

1本目の救出用トンネルは避難シエルターに直接通じる位置に掘削を計画しているが落盤事故現場を通過するため、再落盤の可能性がある。このトンネルが4ヶ月かかるといわれている。2本目の既に開通している小トンネルを拡張した方が工期が半分ですむということらしい。
シエルターに直接通じているわけでないが、通じている坑道に完成すれば動ける状態の人であればここから救出作業が行われる。この坑道は約2キロ。この坑道がシエルターと繋がっていたお陰でトイレの問題、空気の問題、水の問題があるていど軽減されたようだ。

坑道の中は29.5度。シェルターの中は32~36度と環境面での心配もある。
NASAの経験を生かした精神面でのケアが行われる。「体温計」「血圧計」体内時計調節用の「昼用電灯」、夜間用の「暗い赤電灯」が送られた。
感染症予防薬、抗うつ剤、栄養補給指導も行われる。
33人のうち、2人が救急救命士の資格があり、比較的状況は良い。平静に救出を待つ体制はあるようだ。

救出用の穴の直径は約66センチ。ウエスト廻り約90センチ以下の体でないと通過できない。しかし安心あれ。食料不足、疲労と空腹で一人9キロはやせたとの報告。しかし毎日運動して筋力を維持する必要もある。
救助隊は穴を増設して、高エネルギー食や酸素供給を急いでいる。

がんばれ~
世界中が救出報道を期待しています。

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