しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

生活保護断られ熱中症死!

2010年08月19日 | Weblog
さいたま市北区の民家で15日、熱中症で死亡した無職の男性(76)は、十数年前に生活保護を申請したが認められず、その後、約10年間、電気やガスのない生活を続けていたことが、同居していた長男(48)への取材でわかった。
長男も腰痛などで長年働けず、2ヶ月で十数万円の無職男性(76)の年金を頼りに、貧しい生活を続けていたという。

男性は15日昼ごろ、暑いと訴え、長男が買ってきた氷を枕にして寝ていたが、同日夕、寝室で倒れていた。
二人が暮らしていたのは、住宅街にある古びた2DKの借家。
長男によるとエアコンや冷蔵庫はあるが、月5万5千円の家賃や食費を差し引けば、光熱費や電話代を出す余裕はなく、食事の調理はカセットコンロを使っていた。生活保護が認められなかった後、男性が電気やガス、電話を止め、再び生活保護の申請をすることはなかったという。

男性の居住地域を担当する民生委員は「近所の人もほとんど知らない状態だったが、同居の家族がいるから」と安心していたという。
生活苦に関する相談を受ける福祉課も、男性の状況を把握していなかった。

「反貧困ネットワーク埼玉」の代表は「行政は生活困窮者を見つける努力をしたのか。相談に来た市民だけに対応する「待ちの姿勢」では、同様なケースが繰り返される。地域とNPOと連携し、支援のネットワークづくりが必要だ」と指摘する。

電気、ガス、電話が止められている状態は外部からでも確認できる。
人が住んでいるかが確認できたら生活苦の状況を確認すべきでないのか。
民生委員も行政も職務怠慢はなかったのか。
人命に関わる状況は緊急に行動を起こすべきだ。

後数週間この暑さは続く。エアコンがあっても動いていない熱帯夜はまだ続きます。
昼間雨戸を閉め切ってクーラーなしで生きていられるわけがない。民生委員の早急な見回り確認お願いします。

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