しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

地域デビユー

2011年06月05日 | Weblog
団塊の世代(昭和22年から24年生まれ)の戦争ベイビーの団子軍団は大量に第1戦から撤退し、退職を果たしている。

多くの企業で若返りが進んでいる。 この軍団は退職してどこに消えたか?
多くはまだ再雇用等で頑張っている姿も見える。年金が不十分なレベルであるため65才の満額年金に到達するまで働かなければならないお家事情もある。
さもなければ虎の子の退職金を食いつぶしてしまう恐怖の「団塊段落」の年金制度上のギヤップの御蔭で定年なのに年金支給がないセーフテイネットの欠陥の犠牲となる世代人が多く出ている。

退職後の再雇用といっても賃金は大幅ダウンが一般的だ。
14~20万(フルタイム)程度の賃金である。正に半減以下の水準で働いている。
それでも働ければ恵まれている。小生の様に「退職後再雇用されず他の企業に再就職したが続かず無職となる」
ケースも多くあるようだ。

やはり従来と異なる職種はハードルが高い。体力的、精神的にもきつく感じてしまう。
ここで見直されているのが「地域デビュウー」である。
町内会、自治会、地域コミュ二テイ、各種ボランテイア団体、への参画である。
お金はないけど暇はある。こういった団塊世代の失業者の受け皿となっているようだ。

ふと気がつくと小生も5つものこの種の団体の役員に名を連ねていた。
報酬はボランテイアである。交通費程度の実費の他、会合参加費程度の報酬がある。
名誉職としての「肩書き」もいただける。
この業界は「超高齢業界」平均年齢は70才代である。
60才を超えて地域デビューを果たすと「ハナタレ小僧」である。
青年部に所属したり、ご老公様(高齢の先輩)への奉仕活動が必須となる。
若いのだから、新進気鋭だ!と言ってくれる
ご老公様さえいた。

ここまで首をつっこんでしまうと結構多忙である。週に3日は活動している。会合参加数も数多い。
老化防止、新たな知人、新たな経験、行政との関わり、行動範囲の拡大、等意外な収穫が出てくる。
会社員時代は「歯車のひとつ」だった自分が地域では「幹部」なのだ。
大きくプライドをくすぐるメリットだと思っている。

お金にはならないけど充実感を得られる。まだ自分の活躍できる場があるという認識が得られる。
家計には貢献できないのでこれからもカーチャンには「頭を下げっぱなし」となる。
趣味を抑えて、新たな地域活動を趣味として楽しんでいければあとしばらくの展望は見えてきそうです。

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