しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

PDFファイルから見える世相

2012年04月30日 | Weblog
文書を取り込んでファイル化。指定したメイル先にファイル送信。
「PDFファイル送信」は実に便利だ。
ドロップボックスでも送れるらしいが試していない。PDFファイル送信は有料ということもあって利用する人は目的意識が高い。

小生はこのファイルを利用できていない。
近所に住む仲間にお願いして送ってもらっている。
この人は実に有能な方で多岐に亘っての地域活動で活躍されている。
メイル送信先の個人データを持っているからお願いできている。

郵便で送っていたら大変なコストだ。
郵政事業が個人でのメール送信にお客を取られて苦戦している事情が理解できる。
兄(金沢在住)も小生の個人メールで時々写真を送ってくる。
プリントして家人に見せる。
兄から従来来ていた「お手紙」ずいぶん減ったものだ。
個人宛の文面でない。送信先を見ると複数だ。親戚、友人関係へも全く同じ文面、
写真を送っている。

これでは郵便局はもうからない。
世の中のIT化。急速に進んでいる。時代と共に変わる世相。
「~屋」がすたれ、コンビニ、スーパー、ホームセンター、外食チエーン、が地域で
根を張る。「写真屋」「タバコ屋」「酒屋」「クリーニング屋」「米屋」
「八百屋」「呉服屋」「乾物屋」「洋服屋」「なんか屋」はかくして店じまいを余儀なくされた。

オールウェイズ「三丁目の夕日」で登場する商店街のおじさん、おばさん達の顔はこの
地域で消えてしまった。
駅前には「シャッター街」とコンビニ店、スーパー、郊外にはホームセンター、
病院、外食チエーン店、が出来た。
規制緩和で進んだ産業構造の変化。商店街の変貌。
今、地域で昔の賑わいを懐かしむ活動が起きているが難しい問題が解決できていない。
つまり、若者の減少と老齢社会の地域離れだ。
地域住民の多くは自治会活動に非協力的だ。

行政は地域に期待しているが地域は期待に応えられる体制基盤が崩壊しつつある。

「PDFファイル」から見える郵便事業の変化。地域の変貌。意識変化は確かに大きい。
昔を懐かしむ気持ちと現実の社会がその場に戻れないギャップの大きさをいかに
区別できるか。
今、地域で目指す「街づくり」が現代世相にマッチして生き残れるかが問われている。

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