先日の視察会の目的の一つにベンチ選考があった。
30~40年地域の街路樹(高木)として近隣住民に親しまれた植樹木(イヌエンジュ)80本の伐採後の活用策である。
イヌエンジュは固い材質の為、床柱、箸、表札にも加工される具材である。地域で親しまれた高木の再利用として「ベンチ」に加工して再開発の緑道に再設置したい。そのような地元住民の希望があった。伐採した材木店の資材置き場にその具材は乾燥中だった。
伐採後1年有余。側面の皮は剥げ落ち、乾燥も十分だった。加工の形状が決まれば発注できるということで視察した。
参考となるベンチも見学したが、大方の意見としては、現在乾燥中の具材の形状を生かし、角取りせずに大きいままでベンチとして用いた方が良いのではないか。という印象だった。
形が良いと通行者が寝そべってしまい。ベンチが昼寝場所となる。景観上問題だ。とする意見もある。 結論はこれからだ。議論を重ねたい。
20本位はベンチとして加工できそうだ。厚みのあるベンチは見た目も良く、設置が楽しみだ。