昨日は新潟県知事選挙が行われた。
数多くの選挙区での投票所。小学校区単位が多いようだが、一部文化祭等イベントとの調整が出来ず、急遽の投票所変更等で混乱もあったようだ。
選挙立会い人として「投票箱の前で」一日投票の様子を見る機会があった。
いくつか気になる事があった。不正が起こる可能性の問題だ。
投票案内は事前に有権者本人宛郵送されている。それを持参した人が有権者本人として投票用紙を受け取る仕組みだ。
今回の投票率は過去最低を記録した。特に若年層の投票率が低い。
可能性の問題だが1家に複数の有権者が居る。投票に行く意思の無い若い有権者複数の投票案内用紙を委託された場合、一人の有権者が複数回投票所を訪れて委託された本人になりすまし、投票が出来るのだ。
事前に届く投票案内用紙には顔写真など身分照明など無いのだ。多忙な投票所受付は仮に同じ顔の人が何度も投票をしたとしても、案内用紙が正しければ持参人が本人として投票用紙を渡してしまうのだ。
地域の住民の顔が比較的わかる「立会い人」はここで重要な役となりうる。
投票する人の10人に一人は顔と名前が一致すると言う立会い人すら存在する。立会い人以外の投票所設営要員はすべて投票区外の行政の職員である。
つまり、地域の住民として投票所に訪れる有権者の身分を顔でチエックできる投票所の運営要員は「立会い人だけ」ということだ。通常2名の立会い人は地域の代表という立場である。コミ協役員、自治会長、地域コーディネーター、民生委員、そんなところらしい。
多くの方から経験していただきたい気持ちはあるが、「顔のわかる立会い人」これも重要な要素のひとつと思った。
仮に兄弟で2票の有権者の家で、当日不在の兄の投票用紙を持ち、弟本人、兄分の2回投票所を訪れ投票をする。これをチエックできるのは「立会い人だけ」ということだ。
急遽投票所会場が変わってしまうと有権者は不慣れな場所に出かける気力を失くす。
いくつか昨日の「県知事選挙」は投票所に詰めていて気がつくというか、疑問に思った一日ではあった。とにかく選挙事務を足り仕切った行政の皆様
「お疲れ様でした」!結局1千回くらい同じ言葉を発したかも知れない。