しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

ソウル3日間④

2013年07月09日 | Weblog

韓国の通貨はウオンである。お札は5万ウオン、1万ウオン、5千ウオン、1千ウオンの4種類。硬貨は1、5、10、50、100、500ウオンの6種類ある。硬貨は100、500、ウオン以外目にしなかった。紙幣は日本の紙幣に比べ一回り小さい。偽造防止にフォログラムのバー表示が目立つ。

日本はお札の印刷技術が世界最高水準らしい。①すき入れバーパターン。お札の真ん中以外にあるすかし技術。立ての横棒が入っている。

②、マイクロ文字。コピー機で再現できない細い線での印刷技術。

③、特殊発光インキ。紫外線に反応する特殊インキが使われている。

⑤、深凹版印刷。額面と肖像の図柄は肉厚が盛り上がって印刷されている。

⑤、ホログラム。角度を変えると、色や模様が変化する。

⑥、潜像模様。お札を傾けると額面(NIPPON)の文字が見える。

⑦、パールインキ。お札を傾けると余白にピンク色の光沢が見える。

⑧、識別マーク。目の不自由な人が認識できるように、指で触るとザラザラしている。

「KOMORI」という紙幣印刷メーカーの技術力のお陰です。この印刷機は海外の政府機関にも輸出され、紙幣印刷に使われている。

新興国から注文を受け、印刷したら良いと思いがちだが、新興国はお札の単価が安い。印刷コストより、偽札製造業者を摘発した方がコストは安く、あまり売れないという。

ちなみに1万円の製造コストは21円70銭。これを1枚40円で日銀に収めている。アベのミクスで黒田総裁が大量発行指示を出すとモーかるらしい。

日銀理事一人1千5百万円以上の報酬は6万円から3.25万円を引いて国の経費は一人あたり、実質2.75万円のコストで済む。

お金をジャブジャブ大量発行注文してくれる中国様のお陰でこの小森コーポレーションは隠れた大手印刷業者となっています。(独立行政法人ですが)

隠れた国力の差を見て取ってほしい。

日本のお札の存在感。自前の印刷技術。中国、完工が足元にも及ばない印刷技術。

これを実感するのは小生の乏しい財布の中身では無理もありますが。--。


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