しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

小売業の将来

2014年12月24日 | Weblog

小売業の売り上げ上位ランキングを調べた。

1位のセブン&アイ・ホールデイングが4・9兆円、2位イオン4・6兆円、3位ヤマダ電機1・8兆円、

4位三越伊勢丹ホールデング1・2兆円5位J・フロント リテイリング1兆円(大丸・松屋)

、6位ファーストリテイリング(ユニクロ)9,200億円、7位ユニーグループ9,000億円、

8位高島屋8,100億円、9位ダイエー7,700億円、10位エディオン7,500億円となっていた。

注目したいのはネット通販である。
小売の売り上げランキングに載ってこないが、規模的には1兆円を超える業界となっている。
楽天もアマゾンも5,000万品を扱い、1兆円の売り上げ5位のJフロントに匹敵してきた。
 
米国ではウオールマ,ート、ターゲット、がロードサイド大型店小売で全米中の商店街を駆逐したと言われている。
日本でもヤマダ電機、イオン、ダイエー等がそれに倣った。
 
最近の傾向は「ショール―ミング」という売上スタイルが伸びている。
商品の購入を検討する場合、実店舗に赴いて現物を確かめ、その店舗では商品を買わず、オンラインショップで購入するというやりかたである。
 
量販店はネット通販に勝てる要素は無いという。安く、品物が自宅に届くシステムなので、店舗でモノを買う必要はなくなる。趣味でショッピングを楽しむ、実際に手に取ってみたい。生鮮食料品である。そんな商品以外はネット通販に勝てない。
 
高い賃料、人件費の大型店の出店コストは商品に転嫁している。ネット通販は郊外の倉庫維持経費くらいである。
重い商品を自宅に届けるサービスで最低成り立っていた地元経済も通販にとって代わられて来た。
 
デジタル化の遅れている地方社会がまだ生き残っている状態。東京等大都会はほぼネット社会だ。インターネット利用率の高い東京・神奈川はネット通販上位である。
最も低い青森、高知、宮崎、秋田は、まだ地方経済が成り立つという。
 
小生の暮らす新潟もまだネット通販の利用度が低い。
街中に「~屋」さんがまだまだ生き残っている。電話1本で自宅にお届けするサービスで生き残っている。IT音痴の高齢者が実権を握っているからである。
地方創生の切り札はIT音痴を増やす取り組みなのか?ねえ石破さん?
 

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