江戸時代の約250年間の物価と現在の物価を比較したくなり、調べてみました。
物価変動はあったものの下記の換算レートが目安となっているようです。
1文=25円、1貫=1000文=2万5千円、1朱=250文=6千250円、1分=4朱=1貫=1千文=2万5千円
1両=4部=16朱=4貫=4千文=10万円
【江戸時代の食べ物の値段】
○蕎麦1杯=16文=400円、○天ぷら蕎麦1杯=32文=800円、○豆腐1丁=60文=1500円○鱒丼1杯=100文
=2500円。握り鮨=8文=200円、○稲荷寿司=6文=150円
○串団子1串=4文=100円、○甘酒1杯=8文=200円、○しるこ1杯=4文=100円、○酒1合(上もの)=40文=千円。居酒屋の酒1合=20文=500円
○旅籠の宿代1人=200文=5千円、○川の渡し銭1人=90文=2250円、○お伊勢参りの旅費=4両=40万円
【江戸時代の収入】
○名主(月)=8両=80万円、○大工(1日)=540文=2朱40文=1万3500円(月20日)27万円
○手間職人(月)=5貫=5千文=1両1分=12万5千円、○住み込み職人(月)7万5千円
内職(月)200文=5千円。
【江戸時代の生活】
○裏店長屋の家賃(月)=1貫=1000文=1分=2万5千円。○棟割長屋家賃(月)=1万2500円
○米1升=100文=2500円○醤油1升=188文=4700円。○銭湯=10文=250円、○あんま=64文=1600円。○ゆで卵1個=16文=330円、○歯磨き粉(約一月分)132円。○野菜売りの稼ぎ(1日)=3300円
○番傘1本200文=5千円、蛇の目傘1本800文=2万円。○スイカ1個40文=千円
○吉原(太夫の揚げ代)1回1両2分=10=10万2千円。○富くじ当選金(1当)=千両=1億円
○馬1頭=25両=250万円○一般的な日本刀の値段=25両=250万円○寺子屋の月謝銀2朱=1万2500円
【武士の生活】
中級武士の石高は50石とすると1石は米2・5俵=金1両=10万円とすると50×10=500万円の年収ということらしい。家賃のいらない武士はそれなりの生活ができたのではないか。
30石2人扶持。の下級武士では30石=300万円の年収でそれなりの生活を維持してゆくとすると質素な生活でなければ難しいと推測されます。
次回は庶民の暮らしも調べてみたい。