夏の作業は早朝に限る。日の出は4時30頃。明るくなると外に出る。まだ街頭は点いている。
爽やかな空気、朝露に濡れた草木。ぼんやりとした風景。陽光がまだ差さず街並みが暗い。
ほどなく、太陽の光線が射し始める。まぶしいくらいだ。新聞配達員の自転車、ジョギングをする人
散歩をする人が現れる。5時頃になるとパトロールの警察車両がかなり高速で道路を走る。
大型犬、それも良く吠える犬の散歩が始まる。通行人、ペットの散歩の少ない時間帯を狙って
散歩している。皆、それぞれの事情がある。早朝に活動を始める人達。それぞれの事情。
小生の清掃作業は早朝の2時間だ。4時半から6時半。
5時から7時の2パターン。そのくらいの時間をかけないと清掃が終わらない。
範囲は1・3キロ。歩道と道路。交通量の少ない時間帯しかできない。
道路に自転車を止め、散乱している落葉を掃く。下水に通じる溝堀をする。
歩道部の清掃をする。広範囲なので時間がかかる。嬉しい事がある。
最近、自宅前の清掃を始める人が増えた。従来よりその分清掃する必要な無い
部分が増え、楽になった。声をかけてくれる人も現れた。
人当たりの悪そうな印象の通行人まで。
世の中、思った程、悪くないかも。楽しみながら作業が出来るようになった。
今日はここを、明日はあそこを。毎日の作業に目的を持てるようになった。
綺麗になってゆく、歩道と道路。自分の家の庭の愛着が生まれる。
地域住民と顔見知りとなる。自信が芽生える。これでいつでも「閻魔大王」の前で
申し開きが出来る。問い・閻魔大王「お前は生前何か良い事をしたか?」
こーちゃん曰く「毎日地域清掃に汗をかいてきました」これだけは言える。
天国への切符を閻魔大王がプレゼントしてくれるかも。やっている事の自信が支え。
今日も飛び出す。