しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

プレート板にありがとう

2016年08月08日 | Weblog

三宅宏実3位。2大会連続メダル獲得。ジャークを3本目に成功させて、メダルを確定させた。

「失敗したら日本に帰れないと思って集中して挙げた」実に肩に引き上げたバーを腰を落とした状態から

立ちあがる。膝が震え、唇はゆがむ。額の血管は膨らむ。思い詰めて一点を見据えた表情。

踵が浮いている。ほんの1~2秒の緊張の時間がとてもすごい。腰が上がって、バーを引き上げる。

支えられると判断した時の表情がなんとも素晴らしい。緊張した顔が笑顔に変わる。肘を伸ばして

足を揃えて静止する。白ランプが3個灯る。成功!。

「やったー」何度も飛び跳ね、いとおしそうにカラフルなカラー(プレート重量板)を優しくなでた。

「ありがとう」と。感動した。

15歳の高校生から始めた重量挙げ。30歳の現在まで15年間毎日取り組んで来た。

本当によく練習をした。と父で監督の三宅義行氏(70歳)は褒めた。一緒に掴んだ五輪史上初の

父娘メダルとなった。満身創痍の状態だった。腰、膝の故障。年齢による体力の衰え、されど

一日一日、毎日同じ事のくりかえし、4年間積み上げて来た努力の日々。この日に結実した成果の成功!。

一瞬の動きと表情にそれは見えた。面白い競技だと本当に思った。宏実さん本当におめでとう。

そしてご苦労様。勇気をいただけました。ありがとう。


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