金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

三式戦闘機「飛燕」公開中!

2016年10月28日 04時25分28秒 | 「飛燕」修復完了

     太平洋戦争中、川崎重工業が開発した
     三式戦闘機「飛燕」が
生まれた故郷・川重
     岐阜工場で修復・復元され、実機公開中です。
     この機は知覧特攻平和会館に展示されていた
     飛燕Ⅱ型改試作17号機。

     飛燕Ⅱ型のベースとなった機体で、
     近代化産業遺産群に認定された航空遺産。




     飛燕は長さ9㍍、幅約12㍍、高さ約3・5㍍、
     重さ3・8トン。
     初飛行は1941年。川重の前身の一つ、
     川崎航空機工業が開発。
     太平洋戦争中、3千機作られたそうです。




     飛燕の設計図などは、戦後の混乱で焼却
     されてしまい、ほとんどないそうです。
     機体そのものも、国内でこの17号機のみ。
     世界的にも希少。






     ちなみに、この17号機がベースになった
     飛燕Ⅱ型は、高出力化し、機体を大改修
     したため、性能が大幅アップ。
     しかしその分、高度な
製造技術と整備力
     が求められ、生産機数は99機どまり。



     知覧特攻平和会館に展示されていた時の17号機。
     1986年から展示が始まり、昨年夏、修復のため29年
     振りに、川崎重工岐阜工場に送り出されました。




     建物内に展示されていたため、機体に
     傷をつけないように運び出すのにひと
     苦労されたようです。






     川崎重工岐阜工場に到着、すぐに破損か所の
     修復、欠損部の復元作業が始まりました。
     作業に携わったのは、川重の有志の社員さんたち。






     戦時中、各務原上空を飛行する「飛燕」



     17号機に搭載されていた実物の
     「ハ140発動機」



     大人気のコクピットモデルも登場。





     この17号機、知覧で展示されていた時に、
     何度か足を運びましたが、迷彩色に塗装
     され、プラモデルみたいに感じました。

     今日、神戸で見た飛燕は液冷エンジン
     独特のスマートさに加え、今にも飛び
     出しそうな力強さに感動!
     知覧で目にした機体とは思えませんで
     した。まるで別機みたい。

     もう一度、飛燕が大空を舞うところが見てみたい。
     川重の皆さん、何とかなりません…。




     飛燕実機が公開展示されている
     神戸ポートターミナル大ホール。
     開催期間は11月3日まで。
     入場は無料です。



     川崎重工創立120周年記念展で頂きました
     パンフ、会場展示資料を使わせて頂きました。
     ありがとうございました。
                                                      (2016・10・28)





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