金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

ミヤマウズラ

2015年08月29日 02時10分03秒 | 金剛山の山野草

      金剛山の山野草は夏から秋の花に衣替え中。稜線を吹き抜ける風も、
     爽やかな秋風に変わり、登るのも大分楽になってきました。
     今日は 今年、大豊作?の「ミヤマウズラ」狙いで歩いてきました。

 

      ナベナ(マツムシソウ科)

      ナガバノコウヤボウキ(キク科)

 

      ツルニンジン(キキョウ科)

  

      シュウカイドウ(シュウカイドウ科)
     本道入り口付近で、見頃を迎えています。

 

      ゲンノショウコ(フウロソウ科)

      ミヤマウズラ(ラン科)
     今年はミヤマウズラの当たり年?
     色んな所で見られ、うれしい悲鳴!

 

      ハキダメギク(キク科)

 

      クチベニタケ(クチベニタケ科)

      キカラスウリ(ウリ科)
     根にはでんぷん質が多く含まれ、昔は天花粉を
     作る材料に使われていたそうです。

 

      ノブドウ(ブドウ科)

     タカサゴユリ(ユリ科)
     バス道に大量開花中。

 

      久しぶりに赤阪の棚田を見に行って来ました。
     稲の成長も順調だそうで、棚田の上空をアキアカネが舞っていました。

                                                   (2015・8・29)

 

 

 

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初秋を彩るツルリンドウ

2015年08月25日 09時36分39秒 | 金剛山の山野草

      初秋の登山道を彩るツルリンドウ、、、
     清楚な花姿が大好き、花後の赤い果実もまた可愛い…と、金剛山の人気もの
     ツルリンドウを撮りに行って来ました。

        株は数多く見かけるのですが、私が注文する 

        花が痛んでいない 

        色も綺麗で葉に虫食いがない

        さらに花を二輪以上咲かせている、、、、

     このような形状のいいツルリンドウは、そう簡単には見つからず、
     各コースを行ったり来たり。
     今日はツルリンドウ特集です。

 


     登山道脇で見つけたツルリンドウ(リンドウ科)
     爽やかな初秋の風を受け、身を揺らしていました。



     葉の虫食いがなければ、よかったのですが…。

      (つるは冬には枯れてしまうが、地表にロゼット状の根生葉を残し、
      春になると真ん中からつるを延ばす)。

     金剛山も冬は凍結するのに、なぜ葉が腐ったりはしないのでしょうか?
     実は葉で光合成を行い、しょ糖などの炭水化物を作り、そのしょ糖
     を葉に溜め込み、茎などに送り込むことによって凍結温度を下げ
     ているのだそうです。

     ※しょ糖とは…
     ブドウ糖と果糖が結合した二糖類。植物に多く分布しているそうです。

      ハダカホオズキ(ナス科)

      タカサゴユリ(ユリ科)
     台湾原産の帰化植物。

     オオキツネノカミソリ(ヒガンバナ科)

     ヤブガラシ(ブドウ科)

 

     オニドコロ(雌花)(ヤマノイモ科)

      ミヤマウズラ(ラン科)

     アップで。

      オオヒナノウスツボ(ゴマノハグサ科)

    ヒトツボクロ(ラン科)の種子。
    ミヤマウズラを撮りに行った時に、思わぬ所で
    ヒトツボクロを見つけました。来年が楽しみ!

                        (2015・8・25)

 

 

 

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日本神話にも登場 ガガイモ君

2015年08月20日 01時14分50秒 | 金剛山の山野草

 

 

          今日は「ガガイモ」を求めて、登ってきました。
          まず、5年ほど前に見つけた群生地に行ってみました。期待にたがわず、
          どの子を撮ろうかと迷うほどの開花振りに、思わずニヤリ、、、。

 

 

          ガガイモ(ガガイモ科)つる性の多年草。
          毛がいっぱい生えた星形のグロテスクなガガイモ君、実は日本神話にも
          登場
する植物なのです。
          種子が舟の形をしていて、中に綿毛が詰まっています。実が割れると風
          に乗って飛んでいき、子孫を残します。
          昔は綿のかわりにこの綿毛を利用して針刺し、枕、朱肉などに使われて
          いたそうです。

 

           葉や茎に傷をつけると、白い液が出るところから
          「乳草」や「草綿」の別名もあります。

           ヌスビトハギ(マメ科)

           ヤブヘビイチゴ(バラ科)花と果実。

          ノブドウ(ブドウ科)
          ブルーの実が一つあればよかったのですが…。

           アキカラマツ(キンポウゲ科)

           キンミズヒキ(バラ科)

 

           麓では花期が終わってしまったオニユリですが、
          ここ980㍍付近では見頃!

 

           ミヤマタニソバ(タデ科)
          花が小さく(直径2~3㍉)撮るのに一苦労。

          ツチアケビ果実。

           マネキグサ(シソ科)

 

           ツチグリ(ツチグリ科)
          ツチグリが頭を覗かせました。が、この状態から開くまでが
          長くかかるんですよね。

           フクロツチガキ(ヒメツチグリ科)

           アカバナ(アカバナ科)

           モミジガサに、何かがぶら下がっていますよ??

 

           おっとっと、サワガニ君に威嚇されました。
          サワガニは日本固有種で、淡水性。夜行性ですが雨の日や、雨後には
          日中でも川から出て、登山道を散歩している姿をよく見かけます。
          綺麗な水にしか住みませんので、水質階級Ⅰの「指標生物」になって
            います。
           と言うことは、金剛山の水はきれいだと言うことですよね。

           これはなに?
          正体は「ルリタテハ」の幼虫です。
          毒をもつ毛虫・イガラに似せて擬態しているのです。
          このルリタテハの幼虫には毒はなくユリ、ホトトギス、
          サルトリイバラ、ヤマガシュウなどの葉を食べ、成長
          していきます。
    (
この幼虫は、サルトリイバラの葉を食べています)

 

          ※モミジガサの昆虫は「ナナフシ」でした。

                                                                                                                                                (2015・8・20)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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久しぶりにガンドガコバへ!

2015年08月17日 01時38分34秒 | 金剛山の山野草

      久しぶりにガンドガコバに足を踏み入れてきました。
     ホドイモの花が見たかったからです。が、個体はあるのですが、
     花をつけているのが見つからず、諦めて下山途中で何とか目に
     することが出来ました。

                    

     ママコノシリヌグイ(タデ科)
     花はピンクの可愛い顔をしているのですが、茎には下向きの鋭いトゲがあり、
     触ろうとすると、このトゲの攻撃を受けますので、ご用心。

      背は1~2㍍にもなり、このようなトゲが全体についています。
     写真のトゲはまだ少し柔らかいですが、日が経つほどに堅くな
     ってきます。別名・トゲソバ。

      ホドイモ(マメ科)
     つる性の多年草で2㍍以上伸びます。花をつけないものが
     多く、ホドイモ自体は珍しくはありませんが、花を見かけたら
     カメラか胸に、しっかりと収めて下さい。

      ワレモコウ(バラ科)

      ボタンヅル(キンポウゲ科)
     水飲み場の所に、大群生していました。

      アカネ(アカネ科)

     チチブフジウツギ(フジウツギ科)

      フシグロセンノウ(ナデシコ科)

 

      メマツヨイグサ(アカバナ科)

      ヒヨクソウ
     大阪府側の登山道では、すでに咲き終わっているヒヨクソウ、
     このコースでは今が見頃でした。
     金剛山でも場所が変わると、当たり前のことですが、開花時季
     も違ってくるのですね。

      クサギ(クマツヅラ科)
     花や果実はきれいなのですが、葉を揉むといやな臭い
     がするのがね…。
     若葉は熱を加えると臭みが消え、天ぷらなどにすると
     美味しいそうですよ。私はご遠慮しますので、、、。

      ゲンノショウコ(フウロソウ科)

 

      この他にもたくさん咲いていましたが、枚数が多くなりますので、
     
このぐらいで…。
     せっかくきれいな顔を見せてくれたお花さんたち、次は必ず
     アップするか
らな。ごめんな、、、。

                                                      (2015・8・17)

 

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オオナンバンギセル(大和葛城山)

2015年08月14日 03時42分03秒 | 

      金剛山のお隣・大和葛城山に、オオナンバンギセルを見に行って来ました。
     オオナンバンギセル以外にも、金剛山ではお目にかかれないナツノタムラソウ
     などにも出会え、暑さも忘れ撮りまくってきました。

 


     登山道に入ってすぐに、小さな直売店?が…。

 

     コースは天狗道を登りました。

      イワタバコ(イワタバコ科)
     沢筋の岩場では、まだイワタバコが見られました。

      キツリフネ(ツリフネソウ科)

     オトギリソウ(オトギリソウ科) 

      ナツノタムラソウ(シソ科)

 

      ショウジョウバカマの大群生地。

      ツリガネニンジン(キキョウ科)

      頂上付近。

      カワラナデシコ(ナデシコ科)

     いたるところで、風に揺れていました。

     オオナンバンギセル(ハマウツボ科)とご対面。

      オミナエシ(オミナエシ科)
     前方の山は金剛山。

     こんな光景も撮りました。

     コオニユリ(ユリ科)

 

     ヤマユリは笹に阻まれ、かろうじて…。

      《番外》我が家で咲いた「ナンバンギセル」です。
     昨年の6月、知人から「ナンバンギセルの種あげるから、ススキを育てと
     いてや」と言われ、8月末に「これをススキの根元にぬりこんどき」と、
     種だと言う黒い塊を頂戴しました。
     その後、すっかり忘れていましたが、先日思い出し見てみますとなんと、
     2輪咲いていました。何もしてやっていないのによくぞ、、、。

 

                         (2015・8・14) 

 

 

 

 

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