久し振りに、下赤阪の棚田に行っ
て来ました。稲穂が顔を出し、白い
花を咲かせていました。
花は朝9・00頃から開花し、2時間
ほどで閉じてしまいます。
この短い時間の間に、受粉を済ま
せます。
一つの穂に、100個ぐらいの花を
咲かせるそうですよ。
受粉は、虫さんに運んで貰うので
はなく、風の力を借ります。
しかも、自家受粉も行います。穂
が出てから35~45日で、黄金色
に輝き、収穫期を迎えます。
私の撮影ぶりを見ていたバッタ
君が、「ええの、撮れたか?」
私、「それなりにナ、、、」
棚田から見た、大阪市内の様子
棚田で見かけたオモダカ
(オモダカ科)
水田や湿地などで、清楚な白い花
を咲かせますが、繁殖力が強く、稲
から養分を奪う、困った水生植物
です。
このオモダカの球根を、食用に改
良されたのが、クワイだそうです。
ここからは、いつもの裏山花散
歩です。
ツリガネニンジン(キキョウ科)
ヤマホトトギス(ユリ科)
ツリフネソウ(ツリフネソウ科)
ガンクビソウ(キク科)
ヒキオコシ(シソ科)
アレチヌスビトハギ(マメ科)
ネコハギ(マメ科)
シシウド(セリ科)
ヤブツルアズキ(マメ科)
ヤブマメ(マメ科)
ミソハギ(ミソハギ科)
アップで、、、
カラスウリ果実(ウリ科)
ウド(ウコギ科)
ナンバンギセルの様子を、見に
行きました。一部、咲いていまし
たが、蕾がまだたくさんあり、後
日、もう全開した頃やろなと、ま
た、行きました。
なんと、ナントですよ、ナンバン
ギセルが咲いていた、ススキの
群生地が、綺麗に刈り取られ、
見通しが良くなっていました。
最初に行った時、10枚ほどで
すが、撮っておいて、よかった
ですワ!
ナンバンギセル(ハマウツボ科)
ナンバンギセルは、寄生植物です。
葉緑体を持っていないので、自ら
栄養を作ることが出来ず、ススキ
などの、イネ科の植物に寄生。
寄生親の根に食い込み、養分を
くすね、生活しています。
美しい顔をしているのに、曲者だ
ったんですね。
コガンピ(ジンチョウゲ科)
奈良時代から、紙作りの原料とし
て使われた同属のガンピ(雁皮)
に似ていますが、このコガンピは
繊維が弱く、和紙作りには不向き
なようです。
名の由来ですが、コガンピは冬に
なると毎年、上部が枯れてしまい、
背が高くならず(40~60㌢)ガンピ
より小振りなので、頭に「コ」が付け
られたそうです。
ハキダメギク(キク科)
マルバルコウ(ヒルガオ科)
北米生まれの、帰化種。他の植物
に巻きついて伸びる、つる性植物。
見る分には可愛いですが、繁殖力
が強く、農作物などにも被害を及
ぼす事もあり、駆除対象の野草。
日本には、江戸時代末期に観賞用
として、入って来たようです。
アメリカタカサブロウ(キク科)
タカサゴユリ(ユリ科)
ワレモコウ(バラ科)
ガガイモ(キョウチクトウ科)
暑い、暑いが、1日に何度も口か
ら出ます。私の所では、梅雨明け
以来、雨らしい雨はありません。
確か、1カ月ほど前は「もう、雨
はいらんで」と、言っていたの
に、、、
コロナウイルスはいらんけど、
ひと雨は欲し~ィな!
で、一時の涼風を求め、醒ヶ井の
地蔵川に、バイカモを見に行って
来ました。
バイカモ(キンポウゲ科)
多年生水草。
川面いっぱいに小さな、白い花
が咲き、清流にゆらり、ゆらり。
いかにも涼し気でした。
水温15度前後を保ち、澄んだ綺麗
な湧水を好むバイカモには、ここは、
天国の川。
地蔵川が1年で一番、華やぐ今の
時季、川沿いに住む人達は、毎日
のように川に入り、川の掃除。
観光客が捨てたタバコの吸い殻
や空き缶、バイカモに絡まってい
る落ち葉などの、清掃のために。
「バイカモを守るのと、見に来て
くれた人達に、綺麗な花を見て
頂いて、また来てもらいたいから
な、、、」
(綺麗な花を、撮らせていただい
て、ありがとうございました)
スイカ君、あんたも水浴びか
いな!
ハグロトンボがバイカモに、た
まごを産みつけていました。
ハリヨと言う、魚君も地蔵川の住
人?です。ハリヨも20度以下の
清流にしか生息せず、分布は限
られています。
体長は4~7㌢、鱗はありません。
バイカモに住む、水中昆虫を食
べたり、バイカモを利用し、トンネ
ル状の巣を作り、たまごを産みつ
けます。
ふ化するまで、たまごを守るのは
雄だそうです。
川のあちら、こちらから湧水が
ぶくぶくと、湧き出ています。
撮影に夢中になり、遅くなった昼
食は、近江牛の丼を、、、
あァ、美味しかったなァ!
ここからはいつもの、裏山の花散
歩です!
キセワタ(シソ科)
アメリカネナシカズラ
(ヒルガオ科)
北アメリカ原産の帰化種。葉緑素
を持たない寄生植物で、寄生親に
巻きつき、養分を横取りします。
種子も出来ていました。
「もう離さへんで」と、寄親にぐる
ぐる巻き。
輸入された穀物や、緑化用の種子
などに混入していた、と考えられ
ています。
この種は、色んな植物に寄生する
ため、農作物への影響が、危惧され
ています。
ヤマジノホトトギス(ユリ科)
ヤマホトトギス(ユリ科)
ミョウガ(ショウガ科)
中国原産の逸出種。食用として栽
培されていたものが野生化し、林
床の植物に影響を与えています。
ハダカホオズキ(ナス科)
ミゾソバ(タデ科)
ホウチャクソウ果実
(イヌサフラン科)
フジカンゾウ(マメ科)
ヤブミョウガ(ツユクサ科)
アップで、、、
モミジガサ(キク科)
ヤブラン(クサスギカズラ科)
先日、何気なしにテレビを見てい
ましたら、浅田真央さんが、イワジ
シャ(イワタバコの別名)を、採りに
行き、食べると言う、番組をやっ
ていました。
「老後は自給自足が夢」と話す真
央さん、危険な山道や、渓流の岩
場も怖がることもなく、明るく振
る舞う姿に引きつけられ、イワジ
シャの葉を食べる、ラストシーン
まで、見てしまいました。
イワタバコ(イワタバコ科)
葉は昔からおひたしや、天ぷらな
ど山菜料理の食材として、また胃
の薬としても、利用されてきました。
滝からの水しぶきで、涼し気なイ
ワタバコ。
真央さん、金剛山にもイワジシャ
いっぱいあります。TVで見た、
あんな危ないことしなくても、楽
に行け、安全にイワジシャに会え
ますよ。
機会がございましたら、金剛山に
もイワジシャ、食べに来て下さい。
お待ちしております、、、
岩場に、しがみつくようにして咲
くイワタバコ。
イワタバコは繁殖力が弱く、葉を
すべて採取したり、根っこをキズ
付けてしまうと、ダメになってし
まう恐れがありますので、気をつ
けてあげて下さい。
倒木の上に咲く、イワタバコで
す。何年も、何年もかかって、
ここまでになりました。
シオデ(サルトリイバラ科)
コケオトギリ(オトギリソウ科)
お昼前には、カール状に閉じてし
まいますので、朝一番に駆けつけ
なければならず、花径も5~6ミリ
と極小で、撮りづらく、何とも困
った子です。
奇妙な形のホドイモ(マメ科)
ハエドクソウ(ハエドクソウ科)
ナベナ(スイカズラ科)
トキリマメ(マメ科)
ヌスビトハギ(マメ科)
アカネ(アカネ科)
フジウツギ(ゴマノハグサ科)
ウスキツリフネ(ツリフネソウ科)
五条林道で、見掛けました。
ノギラン(キンコウカ科)
アキノタムラソウ(シソ科)
マツカゼソウ(ミカン科)
夏の夜、あまり人々に知られる事
なく、ひっそりと、真っ白いレース
状の花を咲かせる、カラスウリ。
今年も神秘的な開花の模様を、
見に行って来ました。
カラスウリ(ウリ科)
開花が始まるのは、夕暮れから日
没にかけて。花は短い時間で、全
開しますが、翌朝には萎れてしま
う、一夜花。
毎年思うのですが、あの細い糸、
よくもつれないものだと、、、
翌早朝、花の形が崩れ始めます。が、、、
最終的にはこのように、きちっと
した形に、収まりました。
でもなんで、こんな事が出来るん
やろか? 不思議やなあ。
熱帯夜のひと時、驚き、桃の木、
カラスウリでした、、、
オオヤマサギソウ(ラン科)
イヌビワ(クワ科)
ヤマシャクヤクの果実(ボタン科)
ツユクサ(ツユクサ科)
双子ちゃんも。
キンミズヒキ(バラ科)
ゲンノショウコ(フウロソウ科)
ゲンノショウコ白花種
メマツヨイグサ(アカバナ科)
カラスビシャクの果実
(サトイモ科)
アップで
アメリカイヌホオズキ(ナス科)
コマツナギ(マメ科)
アカバナ(アカバナ科)
ノカンゾウ(ススキノキ科)
朝咲き、夕方にはしぼんでしまう、
1日花。
アキカラマツ(キンポウゲ科)
センニンソウ(キンポウゲ科)
ベニバナボロギク(キク科)
ヤマノイモ(ヤマノイモ科)
クサアジサイ(アジサイ科)