金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

金剛山の野鳥Ⅱ

2014年12月27日 00時25分36秒 | 野鳥

 

 金剛山の野鳥を追いかけ始めて、約1か月が経ちました。

撮るのも難しいですが、まず鳥さんを見つけるのが大変。

しかし今日、追いかけまわしておりました「オオマシコ

の姿を捕らえました。以下、金剛山野鳥編の第2弾です。

 

 

オオマシコ(アトリ科)冬鳥。

 何度も金剛山に足を運び、何とか写真に出来ました。それも雄・雌同時に!

30秒間ほど姿を見せてくれたオオマシコ、

「こっちを向いて」の私の願いもむなしく、

知らんふりで、繁みの中にスタスタと…。

 

ゴジュウカラ(ゴジュウカラ科)留鳥。

雪の中に顔を突っ込み、餌探し…。

ブナ林でよく見かけますが、大阪近辺では、

 金剛山が数少ない繁殖地、と言われています。

 食べ物をゲット。 やった~

 ホオジロ(ホオジロ科)留鳥。

 ヤマガラ(シジュウカラ科)留鳥。

 金剛山の常連さん。人なつっこさで、金剛山では人気者です。

 

 カケス(カラス科)留鳥。

 

 

 ウソ(アトリ科)冬鳥。

金剛山には毎年、飛来。ベテラン氏の話では、

今年は「アカウソ」(亜種)が多いそうです。

 

 今年、飛来数が多いと言われるアカウソ(上・下)

 

 コガラ(シジュウカラ科)留鳥。

全長13㌢ほどと、小さな鳥。

 

 シジュウカラ(シジュウカラ科)留鳥。

 

金剛山には こんなのもいますよ。

ハシブトガラス(カラス科)留鳥。

 カヤクグリ(イワヒバリ科)冬鳥。

秋の終わり頃には、早々と飛来します。

今年も金剛山では姿をよく見かけます。

 

 

   この「野鳥Ⅱ」をもちまして、今年の締めくくりとさせていただきます。

    ありがとうございました。年が改まりましても、よろしくお願い致します。

よいお年をお迎え下さい。   (忍者)

                         (2014・12・27)                                       

 

              ※デジブック「金剛山のテン君」を公開しております。

               こちらの方も、よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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金剛山の樹氷①

2014年12月19日 21時54分50秒 | 樹氷

                         12月3日の初雪以来、何度も寒波に見舞われた金剛山、

             頂上付近を中心に樹氷の花が咲き、登山者の目を引き付けましたが、

          12月も後半に入り、いよいよ本格的な樹氷シーズンに突入です!

 

園地~展望台周辺の樹氷。

 

 

                                             サルトリイバラ(サルトリイバラ科)

                                           赤く熟した実を焼酎などに漬け、薬用酒に。

                                           むくみ、利尿に効くそうです。

                                           私の子供の頃は母親が、サルトリイバラの葉で包んだ、

                                           柏餅をよく作ってくれました。                                       

 シシウドの花殻に着いた 雪氷。

                                           ミヤマシキミ(ミカン科)

                                           赤い実が鮮やかで冬枯れの今、よく目立ちますが、

                                          有毒。口に入れますと、痙攣を起こします。

園地・ピクニック広場で

大はしゃぎの子供たち

展望台からの樹氷。

天気がよければ良かったのですが…。

 

 

 

 しぶき氷

 

 

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。

(2014・12・19) 

 

 

 

 

 

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双子椰子

2014年12月14日 21時32分12秒 | 植物

                             久しぶりに「南方熊楠記念館」(南紀白浜)に足を運び、

                             こんなものを見つけてきました。「双子椰子」です。

                             熊楠は珍しい物を集めるのが好きだったそうで、

                             この椰子もその一つ。インド洋の西にあるセーシェル共和国、

                             プララン島のヴァレ・ド・メ(巨人の谷)国立公園にしかなく、

                             世界的にも珍しいそうです。一つ一つに番号が登録されていて、

                             買ったという証明書がないと、国外に持ち出せないそうです。

                             ちなみにこの国立公園は「世界遺産」。

                           あまり聞きなれない国なので、外務省の基礎データを見てみました…。

                           1976年に英国から独立。115の小さな島からなり、ほぼ種子島大の大きさ。

                           人口は8万7780人。軍隊もあり、総兵力200人。

                           主要産業は観光と漁業。「インド洋の真珠」と呼ばれる美しい海を目当てに、

                           観光客が押しかけるそうです。日本にも冷凍魚などが輸入されています。

 

セーシェル共和国の国旗。

                                          (南方熊楠記念館の展示資料を参考にさせていただきました)

 

 

   白浜の観光名所の一つ「円月島」、岩に亀裂が入り、

崩落の恐れがあるため、補強工事中でした。

 

 

                             ヌルデ(ウルシ科)の虫こぶ

                             ヌルデの葉には「ヌルデシロアブラムシ」が寄生し、このような虫コブを作ります。

                             虫コブにはアブラムシが入っており、タンニンが多く含まれているところから、

                             皮なめしや、黒色染料の原料の他、インキ、白髪染め、一昔前にはお歯黒にも…。

                             五倍子、付子とも呼ばれ、腫物、歯痛の生薬としても利用されていました。

                             果実も「えんぶし」といい、下痢止め、咳止めとして使われ、

                             さらに、果実にはカリ塩という塩分が多く含まれており、

                             塩が手に入りにくい山間部では、塩の代用にもなったそうです。

                             

 ヌルデの紅葉

                              14日の金剛山(AM11・20頃)             

                          AM11・35頃

 

                                     オトコヨウゾメ(スイカズラ科)の果実。

                   

                                                                                                          再び寒波襲来!

                                 年の瀬を控え、体調など崩されませんように…。

                                 

                                           (2014・12・14)

 

 

 

 

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金剛山の「テン」ちゃん!

2014年12月09日 21時28分31秒 | 小動物

                                  以前から金剛山の頂上付近で「テン」らしき姿を見かけた、との目撃情報があり、

                                 一度、見てみたいと思っていましたがなんと、私の目の前に姿を現してくれました。

                                 野鳥の撮影中、笹が揺れているので「ノウサギや」と、カメラを構えたところ、

                                 テンの可愛いらしい顔が…。ラッキー 撮りまくりました。

                                 テンはイタチ科の哺乳類。雑食性で、ウサギ、ネズミ、鳥類、昆虫、

                                 木の実などを食べます。子育ては4~5月で、2~4匹出産します。

                               夜行性のテンが、真っ昼間(PM1・25頃)に、

                               しかも間近でにらめっこが出来るとは…。

                              雪の中に顔を突っ込み、餌探し? に夢中に…。

                                     テンは食肉獣。                            

                                    餌となる鳥類や小動物がいない山や森では生きていけません

                                    食物連鎖の上にいますので、金剛山にテン」が住んでいることは、

                                    金剛山が「自然豊かなお山」だと言う証しですね。

                                もう少し近くに寄ろうとしましたが、

                               「これ以上は近寄るな!」と、威嚇されました。

                                 よほど空腹だったのか?

                           野鳥のディナーテーブルまであさっていました。

                                 ちょっと可哀想な気もしましたが…。 

 

                                 約5分ほどウロウロしていましたが、

                                「もう十分に写真撮れたやろ!」とばかりに、

                               名残惜しそうに 私の方を振り返り?

                              雪のブナ林の中へ…姿を消しました。

 

                           園地付近でもテンの目撃情報があります。次はあなたが目撃者かも!                                                                                                                  

                                        ※ミュージアムの写真、秋⇒冬に張り替えました。

                                         薪ストーブも赤々と燃え盛っています。

                                         冷え切った体を暖めがてら、お立寄り下さい。

                                         お待ちしております。

 

                          金剛山の植物に親しむ会では、12月20日(土)「雲雀山特別観察会」

                          を行います。詳しくはHPをご覧下さい。ご参加、お待ちしております。

                                                     (2014・12・9)

 

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金剛山の野鳥Ⅰ

2014年12月02日 21時38分56秒 | 野鳥

 

 

                                                                                金剛山にミヤマホオジロなど「冬の渡り鳥飛来」の報を聞き、

                                                                              「金剛山野鳥観察会」例会に飛び入り参加をお願いしました。

                                                                               普段は花や景色など、静止しているものの撮影が多い私、

                                                                               枝から枝へ飛び回る小鳥に、ピントが合わせられず、

                                                                               ピンボケや、体半分しか写っていなかったりとさんざん。

                                                                               しかし、コツがつかめるにしたがい何枚かは「それなりに…」

                                                                               留鳥が多いですが「れなりに」を、ご覧いただけますか。

 

 

                             ゴジュウカラ(ゴジュウカラ科)

                            頭を下にして木の幹に逆さにとまり、

                            そのまま進むことが出来ます。

                            尾が他の小鳥に比べると短い。

 

 

                             ミヤマホオジロ(ホオジロ科)

                             植物の種子を主に食べますが、昆虫なども食べる雑食性。

                             警戒心が強く、写真には撮りにくい冬鳥。

 

 

                                                               ヤマガラ(シジュウカラ科)

                                                                私の子供の頃にはヤマガラの「おみくじ引き」

                                                                 などをよく見かけましたが、大変器用な鳥で、

                                                                  ブナや堅いエゴノキの実を両足で挟み、

                                                                   殻を割って中身を取り出して食べます。                    

                             ヤマガラ君、こんなサービスも…。

                            餌が少なくなる冬季、金剛山ではよく見かける光景。

 

 

                                                   コゲラ(キツツキ科)

                                                   国内で一番小さなキツツキ。最近は山だけではなく、

                                                  平地の林や公園などでも、姿が見られるようになりました。

                           

                                      ホオジロ(ホオジロ科)

              

                             コガラ(シジュウカラ科)

                             頭の黒いところがベレー帽をかぶったように見える。

                             その様子から「鍋かぶり」と言う、別名もあります。

                             くちばしは鋭く、枯れ木に穴をあけ巣を作るのは、

                             シジュウカラの仲間では、この「コガラ」だけ。

 

                             「あそこに何かいる!」。小鳥の姿を探すスタッフの皆さん。

 

                             カケス(カラス科)

                            金剛山の貴公子。ドングリが好物で、秋にせっせと蓄え、

                            餌の少ない冬場の食糧にします。

 

                             キジバト(ハト科)

                            木の実や地上におりて草の実などを食べます。

 

                            ハリギリの実をついばむ「アオゲラ」(キツツキ科)

                            日本固有種。雄は額から後頭、顎線が赤く、

                            雌は後頭と顎線が赤い。本州から九州に分布。

                              アオゲラの好物はアリ。

                             アリが住みつく枯れ木の皮をはがし、

                             長い舌でなめとるようにして食べます。

 

                             マヒワ(アトリ科)

                             スズメよりも小さく、群れをつくって越冬します。

                             撮影した時も大群で移動していました。

     

                            マヒワはミズキ、ヒノキ、ススキ、

                            タンポポの種子などを食べます。                                                                                                                                                                                      

 

 

                                 「金剛山野鳥観察会」スタッフの皆様、お世話になりました。

                                 おかげさまで、小鳥達との触れ合いを楽しむことが出来ました。

                                 なんとも可愛らしい目、しぐさ、たまりませんね。

                                 徐々に野鳥にはまっていく自分が怖いですが…。

 

                   《番外》3年前に株分けしてもらった「皇帝ダリア」(キク科)

                       昨年は背も低く、花も小さなものでしたが、今年はなんと、

                     こんなに大きく育ち、花も数多く咲かせてくれました。

                     皇帝ダリアは寒さに弱く、霜にあたると確実に枯れてしまいます。

                     しかし、根っこは生きており、翌年また花を楽しめますよ。

                                                            (2014・12・2)

 

)

 

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