金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

伊吹山花散歩♪

2019年08月12日 00時39分51秒 | 植物

 今年も夏の伊吹山に、登って来ま
 した。

 伊吹山の登山道には樹林帯が
 ないため、暑さを避ける日陰があ
 りません。直射日光が文字通り、
 直射。暑い、暑いの連発でした。


 西登山道を登りました。お花も
 一杯咲いているし、登山道も広
 く、比較的歩きやすいコース。



 人気のお山だけに、登山者で大賑
 わい。写真撮影も、順番待ちも。
 三脚を立てるのも、気の弱い私は
 遠慮気味に、、、




 先ずは、トモエソウから
     (オトギリソウ科)



 コオニユリ(ユリ科)
 オニユリより小型で、オニユリ
 のようにムカゴはつけません。




 キオン(キク科)



 シシウド(セリ科)



 イブキフウロ(フウロソウ科)
 花ビラの先が、三つに分かれ
 ているのが目印。




 クガイソウ(ゴマノハグサ科)
 葉は3~8枚の輪生。




 再生試験地に咲く、シモツケソウ
               (バラ科)




 シモツケソウは、夏の伊吹山を
 代表する花ですが、保護活動を
 されている方のお話では、シカに
 食べられたり、他の植物(ヨモギ
 など)に負けてしまうので、獣よ
 けネットを張り、除草をしながら
 育てられているそうです。




 手が入っている所、自然のまま
 の所、違いがわかりますね。




 メタカラコウ(キク科)



 イブキトラノオ(タデ科)



 ルリトラノオ(ゴマノハグサ科)
 葉は対生。伊吹山の特産種。




 キバナカワラマツバ(アカネ科)



 クルマバナ(シソ科)



 この付近、琵琶湖などが一望
 できる、絶景ポイント。




 頂上まで、もうひと踏ん張り。
 ガンバ、ガンバ!






 上付近には、食事処やお土産店
 が、立ち並んでいます。









 伊吹山の伝説にまつわる、
 日本武尊像。




 ミヤマコアザミ(キク科)
 ノアザミに比べ、葉にトゲが多
 く、背も低いです。
 伊吹山頂付近のみに自生する
 固有種。



 伊吹山一等三角点
 三角点は地図の作製や、道路、
 橋などの建設時の測量に必要
 な大切なもの。
 日本全国の山の頂上などに、設
 置されています。

 この辺りからの眺めは360度。
 運が良ければ、白山などの山
  並みも一望。




 伊吹山は、ほぼ石灰岩で出来た山。
 セメント材料の石灰岩採掘のた
 め、南西斜面は痛々しい姿を見
 せていますが、この付近では風化
 した岩肌が、様々な形で露出し、
 景観に一役、買っています。



 景色はいいですが、凸凹あり、
 足元には要注意を。




 岩場がお好みのイブキジャコ
 ウソウ(シソ科)
 石灰岩の割れ目に、しっかり
 根を付けています。






 キリンソウ(ベンケイソウ科)





 キンバイソウ(キンポウゲ科)
 花のように見えるのは萼。




 帰りは、中央ルートで下山。頂上
 までの最短コースですが、急斜面
 で階段が多く、ここも足元要注意。
 
 距離は短いですが、伊吹山の主
 な花は、見られます。




 イワアカバナ(アカバナ科)
 雨の日や曇った日には、花は閉
 じてしまいます。




 クサフジ(マメ科)



 カワラナデシコ(ナデシコ科)



 ウツボグサ(シソ科)



 サラシナショウマ(キンポウゲ科)
 これからが本番。花が一斉に咲
 き、白い穂が風に揺れ始めると、
 伊吹山に秋の訪れです。


















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霊鑑寺の散椿(京都市左京区)

2019年04月03日 18時07分52秒 | 植物

 一度、見に行きたいと思ってい
 た谷の御所・霊鑑寺の椿の花。
 知人の案内で初訪問。
 広い境内には、後水尾天皇が
 愛した椿・日光(じっこう)をは
 じめ、100種に及ぶ椿が咲き誇
 っていました。(拝観料600円)

















 池泉観賞式庭園



 ローゼフローラ
 ピンクの小さな花が、とても
 可愛い椿。





 散椿



 衣笠



 霊鑑寺は春、椿の時季と、
 秋の紅葉の時のみ、一般
 公開されます。



 霊鑑寺御集印



 久し振りに「哲学の道」を歩き
 ました。
 久し振りと言っても、最後に歩い
 たのがいつだったか、思い出せ
 ないほど、大昔のことですが…







 本満寺の枝垂れ桜の状態は
 どうかな?



 満開!見頃でした。



 この枝垂れ桜は、早咲きで、
 樹齢90年。
 有名な円山公園の枝垂れ桜の
 姉妹樹だそうです。





 桜の周りに植えてある牡丹が
 一輪、咲いていました。



 境内では他にも、染井吉野、
 八重桜、山桜、紅枝垂れな
 どが、楽しめます。
 本満寺には、尼子氏の武将・
 中山鹿之介のお墓もあります。





 

 

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オオヤマレンゲ(和佐又)

2016年06月11日 01時49分35秒 | 植物

     和佐又ヒュッテのそばに咲くオオヤマレンゲを見に行ってきました。
     もうそろそろ咲くのではと、知人が現地に問い合わせてくれたところ
     「いま見頃です!」とのこと。

     金剛山の花も大いに気になるが、天女さんにも会いたいし、、、。
     迷いに迷って、1日金剛山をお休みし、
     10日、駆け足で行って来ました。
     
     次回はササユリの開花も始まりましたので、
     金剛山の花に戻ります。

     オオヤマレンゲ(大山蓮華 モクレン科)
     1928年2月7日、国の天然記念物に指定されています。
     


     オオヤマレンゲは標高1000~2000メートルの山地に自生します。
     ちょうどこの和佐又ヒュッテ辺りで、標高が1150メートル。

     この建物は、廃校になった小学校を移築したのだそうです。





     情報通り見頃を迎えており、1年振りの再会に
     天女さんを、撮りまくってきました。



     近畿では大峰山系の八経ケ岳にある自生地が有名。
     しかし、ニホンジカの食害で防護ネットなどで保護
     されていますが、枯死が危ぶまれています。
     
     八経には私も何度か行きましたが、手軽(楽に?)に行ける
     和佐又を知ってからは、ここで楽しんでいます。





    和佐又山や大普賢岳への登山口。   
    ネットが張ってある付近で
    オオヤマレンゲが見られます。



    オオヤマレンゲの花の寿命は短く、
    4日もするとこんな状態に…。



    まだ蕾がたくさん残っていましたので、
    もうしばらくは楽しめますよ。








     「ちはや星と自然のミュージアム」の展示写真、 
      春⇒夏に衣替え致しました。
      お立寄りお待ちしております。


                                                   
                                                                                                                                                     (2016・6・11)

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双子椰子

2014年12月14日 21時32分12秒 | 植物

                             久しぶりに「南方熊楠記念館」(南紀白浜)に足を運び、

                             こんなものを見つけてきました。「双子椰子」です。

                             熊楠は珍しい物を集めるのが好きだったそうで、

                             この椰子もその一つ。インド洋の西にあるセーシェル共和国、

                             プララン島のヴァレ・ド・メ(巨人の谷)国立公園にしかなく、

                             世界的にも珍しいそうです。一つ一つに番号が登録されていて、

                             買ったという証明書がないと、国外に持ち出せないそうです。

                             ちなみにこの国立公園は「世界遺産」。

                           あまり聞きなれない国なので、外務省の基礎データを見てみました…。

                           1976年に英国から独立。115の小さな島からなり、ほぼ種子島大の大きさ。

                           人口は8万7780人。軍隊もあり、総兵力200人。

                           主要産業は観光と漁業。「インド洋の真珠」と呼ばれる美しい海を目当てに、

                           観光客が押しかけるそうです。日本にも冷凍魚などが輸入されています。

 

セーシェル共和国の国旗。

                                          (南方熊楠記念館の展示資料を参考にさせていただきました)

 

 

   白浜の観光名所の一つ「円月島」、岩に亀裂が入り、

崩落の恐れがあるため、補強工事中でした。

 

 

                             ヌルデ(ウルシ科)の虫こぶ

                             ヌルデの葉には「ヌルデシロアブラムシ」が寄生し、このような虫コブを作ります。

                             虫コブにはアブラムシが入っており、タンニンが多く含まれているところから、

                             皮なめしや、黒色染料の原料の他、インキ、白髪染め、一昔前にはお歯黒にも…。

                             五倍子、付子とも呼ばれ、腫物、歯痛の生薬としても利用されていました。

                             果実も「えんぶし」といい、下痢止め、咳止めとして使われ、

                             さらに、果実にはカリ塩という塩分が多く含まれており、

                             塩が手に入りにくい山間部では、塩の代用にもなったそうです。

                             

 ヌルデの紅葉

                              14日の金剛山(AM11・20頃)             

                          AM11・35頃

 

                                     オトコヨウゾメ(スイカズラ科)の果実。

                   

                                                                                                          再び寒波襲来!

                                 年の瀬を控え、体調など崩されませんように…。

                                 

                                           (2014・12・14)

 

 

 

 

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