金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

マツブサ&粘菌

2015年06月28日 23時18分29秒 | 金剛山の山野草

 3年前、大先輩に「これがマツブサですよ」と、教えてもらいました。金剛山では少
し珍しいと言うことも、、、。
その後、色んなコースを登るうち、何株かのマツブサを見つけましたが、いずれも
が花のつき具合がもうひとつで…。
ところが今日、花をつけたマツブサを見つけました。株のあった場所は、今までに
100回ではきかないほど登ったり、下ったりしているコースなのに、まったく気づき
ませんでした。
こんな身近なとこにもあったんや。灯台下暗し、、、とはこのことですかね。


 マツブサ(マツブサ科)

 ツチアケビ(ラン科)

 アカショウマ(ユキノシタ科)

 目玉おやじ?
ギンリョウソウの果実です。あの真っ白に輝いていたギンリョウソウが、
ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじだったとは?

 このメンタイコ状のものは?
最初は何かの卵ではと思ったのですが、知人に写真を送ったところ「クダホコリ
と言う粘菌です」と教えてもらいました。
寺谷で見つけましたが、私はこのような形状の物は、鳥肌が立つほど苦手。綺麗
なピンク色に惑わされ、1枚カメラに収めてきましたが…。
では粘菌とはどのような生物なのか? 調べてみましたが、植物と動物の両方の
特徴を持つ生き物だそうで、色々と解説が載っていましたが、老いた私の頭では
もう一つ、よく分かりませんでした。

こちらは文殊尾根の大きなキノコ。名前の方は?
梅雨の時期、色んなキノコが 顔を見せてくれます。

 

 コモチマンネングサ(ベンケイソウ科)

 アクシバ(ツツジ科)
アクシバが花芽を膨らませてきました。カール状のピンクの花、
とてもかわいいですよ。開花しましたらアップします。

 クガイソウ(ゴマノハグサ科)
この花が咲くとアサギマダラなどの蝶の乱舞が始まるのですが、
今年はまだ見かけません。どうしたのでしょうかね、、、、。

 オカトラノオ(サクラソウ科)

 ツルアリドウシ(アカネ科)の開花も始まりました。

 ササユリ(ユリ科)
ササユリも終盤、おそらく私の今シーズン、金剛山でのササユリ撮り収め
写真になると思います。来年もよろしくね。ササユリちゃん!

ハナイカダ(ミズキ科)の果実。
最初はこのように緑色をしていますが、
時がたつと黒く熟した状態になります。

                                            (2015・6・28)

 


ヤマアジサイ色々♪

2015年06月25日 21時44分52秒 | 金剛山の山野草

 ヤマアジサイを撮ってきました。
初夏の山登りでは見たい花の一つ。花の色も多彩で、金剛山でも
登るコースによって、花色の違うヤマアジサイが楽しめます。

 

ヤマアジサイ(ユキノシタ科)
沢沿いに多く自生するため「サワアジサイ」
とも言われています。 

 コクラン(ラン科)
コクランの状況を見に行って来ました。昨年は不作でしたが、
今年は立派な花芽を付けていてくれ、ひと安心。
あまり綺麗な花とは言えませんが、金剛山では年々姿を消し
て行く貴重種。
この状態を見ますと、来週初めには開花にこぎつけそうですね。

 ネムノキ(マメ科)
葉は夜になると、合わさって閉じてしまいます。
葉が眠るように閉じることから、ネムノキの名が付け
られたようです。

長く伸びた糸状のものが、雄しべです。

 モミジカラスウリ(ウリ科)
伏見林道の入り口付近に咲いていました。
今シーズン、私のモミジカラスウリ初撮りです!

 ムラサキカタバミ(カタバミ科)
南米原産の帰化植物。今や雑草化。

 ハエドクソウ(ハエドクソウ科)
毒草。この毒を利用し、ハエ取り紙が作られた
時代もありました。

 イチヤクソウ(イチヤクソウ科)

 

 花冠から湾曲して、突き出ているのは雌しべ。

                             

ウツボグサ(シソ科)

                                             

                                               (2015・6・25)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ヤブムラサキの花

2015年06月21日 22時47分14秒 | 金剛山の山野草

ヤブムラサキの花を撮ってきました。
1か月 ほど前から知人と狙っていた花で、もうそろそろだろうと
梅雨の晴れ間に見に行ってみると、開花が始まっていました。

 

 ヤブムラサキ(クマツヅラ科)
ムラサキシキブとよく似ています。花か果実があれば区別は簡単ですが、
どちらもない時は、葉の裏側を触って下さい。ヤブムラサキは葉に毛が
多いので、ふわっとしたビロードのような感触感があります。
また、花冠や枝も毛で包まれています。ムラサキシキブは無毛です。

 

イヌムラサキシキブは、ヤブムラサキと
ムラサキシキブの自然雑種です。

ササユリ(ユリ科)
思わぬ所で、ササユリの蕾を見つけました。
明日は開いていてくれるかな?

園地・四季の谷のクガイソウ(ゴマノハグサ科)
もう少し咲き揃うとアサギマダラやツマグロヒョウモン
などの蝶が乱舞します。

 ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)

 

 コバノフユイチゴ(バラ科)

 ツルアリドウシ(アカネ科)の蕾。

 翌日の朝には開花!

 秋にはこのような赤い実を付けます。

 ナワシロイチゴ(バラ科)

 ナツツバキ(ツバキ科)

 タンナサワフタギ(ハイノキ科)

 近寄って見ると、、、小さな花の寄り集まり!

 イガホオズキ(ナス科)

 イガホオズキの果実

 ニワトコ(スイカズラ科)

 キツネノエフデ(スッポンタケ科)

 キツネノエフデの幼菌。
ウズラの卵状。柔らかい殻につつまれていて、
この殻を突き破り、飛び出してきます。

ウリノキ(ウリノキ科)
ぶら下がっています白い棒状のものは
花が抜け落ちたあとです。

 金剛山、ここはどこでしょうか?
お分かりの方、私と金剛山でお会いしました時にでも
お声をお掛け下さい。但し、正解されましても何もご
ざいませんので、よろしく、、、、。

                             (2015・6・21)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ヤマアジサイ、マツブサなど、、、

2015年06月18日 19時11分38秒 | 金剛山の山野草

今年は昨年とは違い、梅雨らしい梅雨日が続いていますが、
金剛山は今、小雨にしっとりヤマアジサイが綺麗ですよ。
花の色や形は咲く地域によって変わり、金剛山でもピンク、
ブルーなど様々。どのコースを登っても目に出来ます。
まだ蕾も多く、ここしばらくは楽しめます。

ヤマアジサイ(ユキノシタ科)

 サワダツ(ニシキギ科)
枝が緑色をしているので、別名をアオジクマユミとも。
雄雌同株。

 アップにしました。

 ジガバチソウ(ラン科)

 

 ヒヨクソウ(ゴマノハグサ科)

 ヒヨクソウの全開の状態です。

 オオカワヂシャ(オオバコ科)
特定外来生物指定。日本に入ってきた経路はよく分からない
そうですが、金剛山にも侵入してきています。

 コナスビ(サクラソウ科)

クララ(マメ科)
あまり見かけませんが、根を噛むとくらくらするほど苦く、
眩草(クララグサ)と呼ばれていたのが変化し、クララと
呼ばれるようになったそうです。
有毒植物。多年草、別名・クサエンジュ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

ササユリがぽつんと一輪、寂しげに咲いていました。
(カタクリ尾根で) 

マツブサ(マツブサ科)
ブドウのような房状の果実がなり、この果実が松脂のような匂いを
放つところから、この名が付いたようです。
ウシブドウ、ワタカズラの別名を持っています。

 シチダンカ(ユキノシタ科)
ヤマアジサイが、八重化したのだと言われています。

 ホタルブクロ(キキョウ科)

 ギンレイカ(サクラソウ科)
毎年見ていますが、花は全開せず、半開状で終わって
いるように思うのですが?
ミヤマタゴボウとも呼ばれています。

 花があまりにも小さいので、アップにしました。

 

 ※ミュージアムの写真展示、6月17日に春⇒夏に衣替えしました。
 お立寄り、お待ちしております。
                                            (2015・6・18)
  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ササユリと赤阪の棚田

2015年06月12日 23時37分04秒 | 金剛山の山野草

 しつこいですが雨上がりを狙ってまた、ササユリを見に行って来ました。
前日ふっくらと膨らんでいた蕾、バッチリ見せてくれました。
開花してから時間が経っていなかったようで、花粉の汚れもなく、それな
りに撮ることが出来ました。
赤阪の棚田風景共々、ご覧下さい。

 

 イナモリソウも梅雨の晴れ間、元気一杯!

 

 ホタルブクロ(キキョウ科)

 

 スイカズラ(スイカズラ科)

ナガバノキイチゴ (バラ科)
食べられますよ。知人は撮影後、お口にポイ。

 テイカカズラ(キョウチクトウ科)

 ウメガサソウ(イチヤクソウ科)

ウリノキ (ウリノキ科)

 ユキザサ(ユリ科)の果実。

 9月中頃には、このように衣替え…。

 探しまわっていたヒトツボクロ(ラン科)
「口外無用」を条件に教えてもらい、
さっそく見てきました。

 大所帯のナルコユリ(ユリ科)家の皆さん。

 

 

 赤阪の棚田、田植えも終わり、秋の収穫まで様々
な四季の表情を見せてくれます。

 

私は今、夕焼けで田んぼの水面が真っ赤に染まる 情景の撮影に通っています。
今日も行きましたが、思うようには染まってくれません。
毎年6月3日頃から、稲が育ち水面が見えなくなる6月末まで、天候
と相談しつつ、バイクを走らせています。
本日もPM6・30頃までは期待出来たのですが、PM7・00頃から厚い
雲に覆われ、PM7・45まで待機しましたが、アウトでした。

こんな色ではなく、田んぼの水面が文字通り、真っ赤に染まります。
確率的には低く、昨年私は14回通いましたが、一度もいい目はして
おりません。
(初めて来てその日にバッチリと、運のいい方もおられますよ)
今年は何とか、皆様にお届けしたいと思っているのですが…。

                                               (2015・6・12)

 

 

 

 

 

 

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