今年も虫さんのように悪臭
に誘われ、キヌガサタケを
見に行ってきました。
キヌガサタケ(スッポンタ
ケ科)は、キノコの一種。
早朝から開花準備を始め、
数時間後には、白いドレス
姿の女王様に変身。
早朝、ドレスの裾が顔をの
ぞかせたところ。
時間と共に、裾が長くなり、、、
お昼前には、女王様の誕生
です。
キヌガサタケの卵。大きさ
は5~8㌢ほど。成熟してく
ると卵の先が裂け、傘の先
が現れ、柄を伸ばしていき
ます。同時に菌網と呼ばれ
る、レースが伸びてきます。
この姿からは想像出来ない
悪臭を放ちます。この異臭
に虫が集まり、胞子を運び
ます。私は胞子は運びませ
んが毎年、引き寄せられて
います。
キヌガサタケは、中華料理
では高級食材で、おいしい
そうです。毎年の事で、悪
臭には慣れてきましたが、
いくら高級でも、まだ口に
する気にはなれません。
キヌガサタケを撮影中、近
くの草むらが揺れていまし
た。近くに寄ってビックリ。
ウリ坊です。3~4頭いる
様子。親もいるはずと、用
心しながら、さらに接近。
突然、草むらの中を、茶褐
色の塊が私の方に。親イノ
シシや!私、瞬時に反転、
全力疾走。ケガなく、難を
避けることが出来ました。
親イノシシの姿も一枚欲し
かったのですが、逃げるの
が精一杯で、無理でした。
いま思い出せば、ぞ~っと
します。