荒海や佐渡に横たふ天の河
明日から時間的に都合がつけられた連衆と新潟の出雲崎
への小旅行とあいなりました。
芭蕉さんが奥の細道で出雲崎の地を訪れたのは旧暦で
7月4日ですから大体同じ時期だと思います。
象潟~酒田~越後への道は当時なかなか難儀だったようで
長旅の疲れと暑さで俳句を詠む気力もなっかたようです。
しかし当地を訪れ日本海の荒海に面した出雲崎の海の
向こうに流人と金山で知られた佐渡島を眺め
天上には天の河という景に触発された発句だと思います。
荒海、佐渡島、天の河 どれひとつも大きな景色で
芭蕉さんの代表句の一つになっています。
奥の細道の旅は深川から舟で千住へ行き、そこから徒歩と
なっています。芭蕉ファンが奥の細道の体験で唯一辿れない
そのコースの企画があるそうです。