連れ

2006-07-26 18:41:08 | Weblog

   信濃川 (越後川口 SAより)

 楽しい時間はあっという間に過ぎ去る・・旅もまた。
しかし俳句作家は旅の計画から創作に入ろうとする。
もし連れが2人だった場合、3人、4人、5人と居た場合。
奥の細道で芭蕉翁の連れが5人だったら、市振の宿で
遊女と同宿はできず、一家に遊女もねたり萩と月の句は
存在しなかっただろうと可笑しな想像もする。

旅の喜びは宿、料理、湯などなどあるが、一番は連れに
恵まれることだろう。今回の旅程は一人旅では何度も
来たところだが、今までに感じ得なかった感動や発見が
有った。どんな素晴らしい大自然もその前に人が立つ
事によって姿がはっきりする。
写生は絵や写真であってはいけないと改めて感じた。
そんな気になれたのも今回の連れのおかげだと思う。

 

コメント (3)
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