信濃川 (越後川口 SAより)
楽しい時間はあっという間に過ぎ去る・・旅もまた。
しかし俳句作家は旅の計画から創作に入ろうとする。
もし連れが2人だった場合、3人、4人、5人と居た場合。
奥の細道で芭蕉翁の連れが5人だったら、市振の宿で
遊女と同宿はできず、一家に遊女もねたり萩と月の句は
存在しなかっただろうと可笑しな想像もする。
旅の喜びは宿、料理、湯などなどあるが、一番は連れに
恵まれることだろう。今回の旅程は一人旅では何度も
来たところだが、今までに感じ得なかった感動や発見が
有った。どんな素晴らしい大自然もその前に人が立つ
事によって姿がはっきりする。
写生は絵や写真であってはいけないと改めて感じた。
そんな気になれたのも今回の連れのおかげだと思う。