( 栃の花 )
濃く淡く山脈昏るる栃の花 原 裕
空の音空にて消ゆる栃の花 正木ゆう子
御岳の神に総立ち栃の花 青柳志解樹
栃咲くや飛騨をかぎりて摩利支天 堀口星眠
仰ぎ見る樹齢いくばくぞ栃の花 杉田久女
独り言
伊吹嶺5月号が届く、普段から仲良くさせて頂いている栗生晴夫さんの巻頭に喜ぶ
晴夫さんの句の特徴は耳がいいことだと思っている 聴力ではなく聴解力とでもいうのだろうか
説明はし難いが今までそういう人と出合ってきたから分かる
また巻頭作家欄には横森今日子さん、4句欄には森垣昭一さん、太田滋子さん、どなたも
ふだんの句会を一緒にしている仲間。これをきっかけに益々佳句を連作されることだろう
明日からのブログでまた紹介してゆこう
伊吹嶺5月号 遠峰集より
釈迦堂の空をはなれず春の鳶
春霞ドックに赤き貨物船
笹鳴や小藪がくれに文庫館
春燈す慶派仏師の一系図
帝釈天腰撓やかに春の彩 宇佐美こころ
( 金沢文庫で行われた運慶展と称名寺吟行句 )
今日は八十八夜
田一枚鏡や八十八夜待つ 阿波野青畝
本郷も変りしといひ新茶買ふ 細見綾子
濃く淡く山脈昏るる栃の花 原 裕
空の音空にて消ゆる栃の花 正木ゆう子
御岳の神に総立ち栃の花 青柳志解樹
栃咲くや飛騨をかぎりて摩利支天 堀口星眠
仰ぎ見る樹齢いくばくぞ栃の花 杉田久女
独り言
伊吹嶺5月号が届く、普段から仲良くさせて頂いている栗生晴夫さんの巻頭に喜ぶ
晴夫さんの句の特徴は耳がいいことだと思っている 聴力ではなく聴解力とでもいうのだろうか
説明はし難いが今までそういう人と出合ってきたから分かる
また巻頭作家欄には横森今日子さん、4句欄には森垣昭一さん、太田滋子さん、どなたも
ふだんの句会を一緒にしている仲間。これをきっかけに益々佳句を連作されることだろう
明日からのブログでまた紹介してゆこう
伊吹嶺5月号 遠峰集より
釈迦堂の空をはなれず春の鳶
春霞ドックに赤き貨物船
笹鳴や小藪がくれに文庫館
春燈す慶派仏師の一系図
帝釈天腰撓やかに春の彩 宇佐美こころ
( 金沢文庫で行われた運慶展と称名寺吟行句 )
今日は八十八夜
田一枚鏡や八十八夜待つ 阿波野青畝
本郷も変りしといひ新茶買ふ 細見綾子