( 竹皮を脱ぐ・竹の皮散る )
竹皮を脱ぐにあそべる烏骨鶏 野沢節子
竹皮を脱ぐひとときの無風かな 桂 信子
竹皮脱ぐ少し迷ひのあるように 摂待信子
竹皮を脱ぐ音にゐてかたつむり 大串章
竹皮を脱ぐ物書きて暮れしなり 大野林火
伊吹嶺5月号 遠峰集より
雪囲ふ奥より津軽三味の音
頬杖をつきし土偶や凍てゆるむ
涅槃絵図蛇も蛙も巻き納む
無事といふ友の電話や春寒し
足裏より春の寒さよ余震なほ
卒業子はにかみて言ふありがとう 栗田せつ子
竹皮を脱ぐにあそべる烏骨鶏 野沢節子
竹皮を脱ぐひとときの無風かな 桂 信子
竹皮脱ぐ少し迷ひのあるように 摂待信子
竹皮を脱ぐ音にゐてかたつむり 大串章
竹皮を脱ぐ物書きて暮れしなり 大野林火
伊吹嶺5月号 遠峰集より
雪囲ふ奥より津軽三味の音
頬杖をつきし土偶や凍てゆるむ
涅槃絵図蛇も蛙も巻き納む
無事といふ友の電話や春寒し
足裏より春の寒さよ余震なほ
卒業子はにかみて言ふありがとう 栗田せつ子