( あやめ・文目 )
あやめ見にゆくと女等裾つらね 細見綾子
旅かなし紫あやめ野に咲けば 富安風生
濁り江や茂葉うつして花あやめ 飯田蛇笏
花と花の間さびしく花あやめ 大井雅人
三寸あやめ
甘たれや三寸あやめ蕾立ち 篠田悌二郎
伊吹嶺5月号 遠峰集より
春の地震日本列島震撼す
春まだき町呑み込めり大津波
ライフライン絶たれし寒さ訴ふる
一言で電話切れたる余寒かな
余震また余震よ春を眠られず
地震幾夜寒さはここに極まれり
寒き夜を親子肩寄せ過ごせしや 下里美恵子
あやめ見にゆくと女等裾つらね 細見綾子
旅かなし紫あやめ野に咲けば 富安風生
濁り江や茂葉うつして花あやめ 飯田蛇笏
花と花の間さびしく花あやめ 大井雅人
三寸あやめ
甘たれや三寸あやめ蕾立ち 篠田悌二郎
伊吹嶺5月号 遠峰集より
春の地震日本列島震撼す
春まだき町呑み込めり大津波
ライフライン絶たれし寒さ訴ふる
一言で電話切れたる余寒かな
余震また余震よ春を眠られず
地震幾夜寒さはここに極まれり
寒き夜を親子肩寄せ過ごせしや 下里美恵子