( 紫蘭 )
司書の眼をときどきあけて紫蘭咲く 富安風生
雨を見て眉重くゐる紫蘭かな 岡本 眸
局塚その面影の紫蘭咲き 下村ひろし
白及
我庭や白及の花に夕月夜 玉鉾
伊吹嶺5月号 遠峰集より
飛火野の茶屋の灯しや春隣
春の雪残る受験の絵馬の下
印結ぶ如来の腕春めけり
二分ほどの梅の一樹や忠魂碑
風光る朱の反り橋を渡るとき 武藤光晴
今年も真向かいの家の軒に燕がやってきました。早朝より舌打ちをするように鳴いています
つばめつばめ泥が好きなる燕かな 細見綾子
司書の眼をときどきあけて紫蘭咲く 富安風生
雨を見て眉重くゐる紫蘭かな 岡本 眸
局塚その面影の紫蘭咲き 下村ひろし
白及
我庭や白及の花に夕月夜 玉鉾
伊吹嶺5月号 遠峰集より
飛火野の茶屋の灯しや春隣
春の雪残る受験の絵馬の下
印結ぶ如来の腕春めけり
二分ほどの梅の一樹や忠魂碑
風光る朱の反り橋を渡るとき 武藤光晴
今年も真向かいの家の軒に燕がやってきました。早朝より舌打ちをするように鳴いています
つばめつばめ泥が好きなる燕かな 細見綾子