( 夏蜜柑の花 )
夏みかん。いつも不思議に思って居た事の一つに夏みかんの実も花も同時に木に在って
どちらも夏の季語ですね その今果実になっているものは去年の結実されたもの
晩春~初夏の消費の果物とされています 花は5月一七季の内初夏になっています
詠み手としては実のほうに物語が広がるような気がします 同じく下の写真は橘です
柑橘系の花はとても似ています
夏みかん手に海を見る場所探す 細見綾子
眉に力あつめて剥けり夏蜜柑 八木林之助
夏みかん灯虫もほのと来初めけり 中村汀女
橘の花やしたがふ葉三枚 星野立子
塚山に花橘の白さかな 伊丹さち子
橘の花の下にて伊豆の海 甲田鐘一路
伊吹嶺5月号 遠嶺集より
葦原にあふるる光春隣
今日雨水白雲映す水たまり
畦を切る鍬を斜めに四温晴
切り分くる種薯の芽を均等に
薯植ゑて夫の熟寝や宵の口 磯田なつえ
夏みかん。いつも不思議に思って居た事の一つに夏みかんの実も花も同時に木に在って
どちらも夏の季語ですね その今果実になっているものは去年の結実されたもの
晩春~初夏の消費の果物とされています 花は5月一七季の内初夏になっています
詠み手としては実のほうに物語が広がるような気がします 同じく下の写真は橘です
柑橘系の花はとても似ています
夏みかん手に海を見る場所探す 細見綾子
眉に力あつめて剥けり夏蜜柑 八木林之助
夏みかん灯虫もほのと来初めけり 中村汀女
橘の花やしたがふ葉三枚 星野立子
塚山に花橘の白さかな 伊丹さち子
橘の花の下にて伊豆の海 甲田鐘一路
伊吹嶺5月号 遠嶺集より
葦原にあふるる光春隣
今日雨水白雲映す水たまり
畦を切る鍬を斜めに四温晴
切り分くる種薯の芽を均等に
薯植ゑて夫の熟寝や宵の口 磯田なつえ