12月 6日

2021-12-06 05:12:31 | Weblog
                       落葉焚・焚火・夕焚火・朝焚火


          今では廃棄物処理法、消防法、自治体による条例によって焚火に制限が与えられています
          軽微な焚火は許されているようですがそれでも隣家とのコミュニケーションが良ければの話です
          畑で草を焼いても通報があるというのですから冬の風物詩としての景色が消えてゆくのは寂しいかぎりですね



     焚火より朱きつちくれに芽ぐむもの      沢木欣一


     すずかけの枯葉集めし焚火かな        細見綾子


     朝焚火して待ちゐたり漁舟          栗田やすし


     しばらくは焚火に酔ひを醒ましをり      河原地英武


     焚火して待つ藍染めの寒晒し         丹羽康碩


     庭焚火どかつと三輪の素麺屋         山本悦子


     流木の燃え止し匂ふ焚火跡          中野一灯


     水運の宮に燻る焚火あと           藤田幸子


     村中を煙らせ寺の落葉焚           森 靖子


     流木をくべて漁師の大焚火          高橋ミツエ


     浜焚火波へ炎のちぎれ飛ぶ          澤田正子


     父の忌の日暮寂しみ焚火せり         ころころ



          



     白き手の病者ばかりの落葉焚         石田波郷


     一人退き二人よりくる焚火かな        久保田万太郎


     あつけなき落葉ばかりの焚火かな       星野立子


     あかあかと通夜の焚火をうち囲む       鈴木 昭次


     山中の馥郁たるは焚火あと          吉田鴻司


     サーファーの忘れものめく浜焚火       能村研三


     夜焚火に束ねし手紙焚き加ふ         大木さつき



          

          すべての規制が緩和されつつあります、ひきつつづき油断せず手洗い、うがい、
         マスクの着用を。オミクロンという新株のウイルスを近づけないように
コメント
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